スペースXの衛星インターネット接続サービス「Starlink」がGoogle Cloudと提携

SpaceX(スペースX)が手がける人工衛星を使ったブロードバンドインターネット接続サービス「Starlink(スターリンク)」に、強力なパートナーが新たに加わった。Google Cloud(グーグル・クラウド)だ。両社の間で結ばれた提携により、SpaceXはStarlinkの地上局をGoogleが所有する既存のデータセンター内に設置し、Starlinkネットワークを地上のネットワークインフラに直接つなぐことが可能になった。これによって既存のネットワークの範囲外にいる顧客も、容易にネットワークに接続できるようになる。
Starlinkが目指しているのは、携帯電話通信網をはじめとする従来の地上ネットワークでは接続が困難だった地域に、信頼性の高いブロードバンド品質の接続を提供することだ。Google Cloudとの提携は、この新しいネットワークを活用する企業や公共機関の顧客が、インターネット接続だけでなく、AIや機械学習、分析などを含むクラウドベースのインフラやアプリケーションも利用できるようになることを意味する。
つまり、両社の提携はStarlinkの一般消費者向けサービスの信頼性を向上させるだけでなく、企業向けサービスにも重要な機能を提供することになるはずだ。これまで、Starlinkが規模を拡大しながら展開しているベータテストは、家庭向けのインターネット接続サービスとして注目を集めていたが、成長を続ける同社のビジネスにとって、法人顧客はもう1つの重要なターゲット層である。
GoogleとStarlinkは、近日中に法人顧客へのサービス提供を開始する予定だ。両社のプレスリリースによると、その時期は「2021年後半」になるという。
SpaceXはここ数カ月間、Starlinkネットワークの構築に積極的に取り組んでおり、わずか1カ月ほどで480基の衛星を打ち上げている。このような宇宙空間におけるインフラ構築は、Starlinkの一般消費者向けサービスの品質と可用性を向上させることに加え、今回の提携と法人向けサービス起ち上げの前兆だった可能性が高い。
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カテゴリー:宇宙
タグ:SpaceX、Starlink、Google Cloud、人工衛星
画像クレジット:SpaceX
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(文:Darrell Etherington、翻訳:Hirokazu Kusakabe)


