[jp]アンドロイドアプリのコンテスト、大賞はiPhoneでは実装できないアプリ


日経BPのITproが主催するアンドロイドアプリのコンテスト、Android Application Award 2010 Springの結果が発表された。iPhoneに比べると、国内ではいまひとつにぎわいが足りないアンドロイドだけれど、楽しいアプリは出ているんだろうか?
このコンテストのエントリーは2009年の12月から開始されていて、この5月10日まで受け付けていた。実際に集まった応募作品は340件あったそうだ。
その340作品から栄えある大賞に選ばれたのは、タオソフトウェアの「tWakeUpCallMaker」だ。このアプリはアンドロイド携帯電話上で目覚まし時計アプリを作るためものなのだが、その説明を聞いただけではよくわからなかった。要はこうだ——。

アンドロイド用のアプリを作成するには、普通はPC上で作成してそれをアンドロイドにインストールすることなる(開発者でなく一般のユーザーであればアンドロイドマーケットを通じてアプリを入手する)。そうではなくて、アンドロイド携帯電話上だけでアプリを作成する技術を開発して、その応用例として作成したのが、tWakeUpCallMakerだという。実際にはユーザーが好きな音をセットできる目覚まし時計のアプリをアンドロイド携帯上で作成するアプリで、できた目覚ましアプリをメールで人に配ったり、自分の携帯電話にインストールしたりできる。
このアプリ自体が実用的かは疑問だけれど、アンドロイド携帯電話上だけでアプリを作ってそれを配布できるというのはアイデアとしては面白い。「iPhoneでは同様のことはできないだろう」とは、審査委員長の日本Androidの会の丸山不二夫氏の言葉だが、まさにオープンな仕様だからこそできるアンドロイドならではのアプリだ。
これ以外に、優秀賞は、はてなの「はてなモノリス」、アスカラボの「フォントロイド」、ANALOG TWELVEの「待ちぴったん」の3つが受賞している。また、「つぶやき文庫」「通話履歴カレンダー」「PICT RHYTHM」といったアプリが各部門賞を受賞している。
個人的に気に入ったのは、学生賞を受賞した筑波大学の学生、Joao Oruiさんが作った「通話履歴カレンダー」だ。これはアンドロイド携帯電話上の通話履歴をグーグルカレンダーと同期させるというもの。通話履歴をそのままグーグルカレンダーに表示できるので、過去に誰と通話したのか、あとあと調べることができてとても便利だ(けれど、恋人とか奥さんとかに通話履歴を見られたら大変なことになる人もいるかもしれないから、カレンダーの共有設定をしないようにしておかないとね)。
このコンテスト、総じて商業的なものやすでに成功しているものよりも新しい発想のものなどに焦点をあてたということだが、興味深い作品がそろっていたのは事実だ。
次回はAndroid Application Award 2010 Winterと題して開催されるらしいので、今回応募できなかった人、賞を逃した人は次回にトライしてみるといいのではないかな。そのころには、アンドロイド携帯電話も国内で出揃ってくると思うしね。


