「よりよいSDK = ウォール街が黙る」:Facebookモバイル収益化の公式

最終的にはFacebookがもっと金を稼ぐのだが、スタートは静かにモバイルアプリ開発者に良いツールを提供することから始まる。Facebookは、先ほど、iOS向けFacebook SDK 3.1を公開した。これでiOS 6のネイティブFacebookログインとアプリを統合しやすくなる。

ネイティブログインによって、サードパーティーアプリはユーザーにFacebookのメールアドレスやパスワードを尋ねる必要がなくなる。これでインストール手続きが簡単になることによって、ソーシャルアプリが成長し、Facebookの全員のコンテンツを金に変える計画が加速される。

本日のニュース

SDK 3.1によってiOS Facebookアプリ開発者に提供されるものは以下のとおり。

  • ネイティブFacebookログイン ― ユーザーが設定ページを通じて一度だけFacebookにログインすれば、アプリはメールやパスワードを尋ねることなく、即座にFacebookのデータアクセス許可を得られる。
  • ネイティブ共有シート ― アプリは共有シートをオーバーレイさせることによって、ユーザー体験の妨害を最小限にしてFacebookに投稿できる。
  • ネイティブの、すぐに使えるUIコントロール、友達選択UI、場所選択UI、プロフィール写真制御、およびログイン制御 ― これを使えばアプリが高度なFacebook機能を簡単に使える。
  • iOSバージョン横断のFacebookログインサポート ― デベロッパーがアプリを旧iOSに対応させるのを助ける。
  • セッション管理の簡易化 ― ユーザーのアクセストークンを最新状態に保つのを助ける。
  • 改善されたAPIサポート ― APIのスピードが改善された。
  • 広告分析(ベータ) ― Facebookモバイルニュースフィード広告の効果と、そのインストール数増加への効果を監視できる。

デベロッパーはFacebookのStackOverflowページを訪れ、facebook-ios-sdkタグを付けて投稿することによって、ガイド機能についてフィードバックを返せる。

モバイルの公式

Facebookは、AndroidやiOSのアプリプラットフォームと直接競合するのではなく、どのモバイルOSでもアプリの上にかぶせたレイヤーとして存在したいと思っている。同社の戦略はハードウェアでもアプリでも、アプリ内販売の売上でもない。代わりに、あらゆるアプリがFacebookを統合し、ユーザーのあらゆる行動をFacebook上で共有してほしい。

もしFacebookが、すべてを支配する唯一のニュースフィードになれば、そこに挿入する広告によってモバイルを収益化できる。そうすれば、モバイルへのシフトを死の宣告だと投資家たちが予言するのをやめさせられるかもしれない。

しかし、すべてのアプリに共有してもらうためには、Facebookがデベロッパーたちをその気にさせる必要がある。そのためにできる限り最高のツールを提供しようとしている。それはインストール時の抵抗を減らし、広告を容易にし、統合されたアプリの動作を早くする。これらはアプリの成長を助け、デベロッパーがソーシャルを自社製品の重要な部分にするよう説得する。

最終的にこれらすべてが、Facebookがモバイルプラットフォームを収益化する明確な公式を生み出し、なぜFacebookがサードパーティー・モバイル開発者を大切にしているかを説明している。

よりよいツール -> アプリの増加とさらなる成長 -> FBへのコンテンツ共有の増加 -> ソーティングによりフィードの関連度が高まる -> 閲覧時間の増加 -> 広告インプレッションの増加 -> 売上増加 -> うるさいウォール街が黙る。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)