タグ: ブラックホール(用語)

  • SpaceX、ブラックホールを観測するNASAのX線偏光望遠鏡を打ち上げ

    SpaceX、ブラックホールを観測するNASAのX線偏光望遠鏡を打ち上げ

    SpaceX(スペースX)のFalcon 9ロケットが、NASAのX線偏光観測衛星「Imaging X-ray Polarimetry Explorer(IXPE)」を搭載して飛び立った。2017年に最初に発表されたIXPEは、ブラックホールや中性子星などの宇宙線源から飛来するX線偏光を測定できる初めての衛星だ。 冷蔵庫サイズのこの衛星には、光の方向、到達時間、エネルギー、偏光を追跡・測定できる3つのX線偏光望遠鏡が搭載されている。それらすべての望遠鏡からのデータを組み合わせることで、NASAはX線を放出する謎の天体がどのように機能し…続きを読む

  • 理化学研究所ら日本の研究グループが参加するX線偏光観測衛星IXPE打ち上げ、ブラックホールの詳細な観測が可能に

    理化学研究所ら日本の研究グループが参加するX線偏光観測衛星IXPE打ち上げ、ブラックホールの詳細な観測が可能に

    理化学研究所(理研)は12月8日、X線偏光観測衛星「IXPE」(Imaging X-ray Polarimetry Explorer)がケネディー宇宙センターから打ち上げられることを発表した(日本時間9日午後3時に打ち上げられた)。ブラックホールに落ち込む物質の形、ブラックホール周辺の空間の歪み具合、中性子星の強い磁場で歪められた特異な真空などの「これまでの観測とはまったく質の異なるデータが得られる」と期待されている。 これは、理化学研究所開拓研究本部玉川高エネルギー宇宙物理研究室の玉川徹主任研究員、山形大学学術研究院の郡司修一教授、…続きを読む

  • 超新星爆発の可能性が調査されていたオリオン座ベテルギウスの減光現象は「一時的な温度低下と塵の雲」との報告

    超新星爆発の可能性が調査されていたオリオン座ベテルギウスの減光現象は「一時的な温度低下と塵の雲」との報告

    ESO/M. Montargès et al 2019年末、天空で最も明るい星の1つであるベテルギウスが数か月間にわたって暗くなったとき、一部の天文学者はそれが超新星爆発の徴候ではないかと述べました。しかし、その後この赤く光る星は元の明るさに戻っています。 ではなぜ、当時この”The Great Dimming”と呼ばれる減光現象が発生したのか。その理由についての研究結果が報告されています。 ベルギーのルーベン・カトリック大学の宇宙物理学者エミリー・キャノン氏は、チリにあるVery Large Telescope(VLT)を使った観測…続きを読む

  • 豪大学ジョイントベンチャーICRARがはくちょう座X-1は予測より大質量と報告、ブラックホール形成の常識覆す可能性も

    豪大学ジョイントベンチャーICRARがはくちょう座X-1は予測より大質量と報告、ブラックホール形成の常識覆す可能性も

    NASA / CXC /M.Weiss 1964年に人類が初めてに発見したブラックホール、はくちょう座X-1が、実はこれまで信じられていたよりもはるかに巨大であるとの研究結果が発表されました。これにより天文学者たちはブラックホールの形成と成長のしかたを再考しなければならないかもしれません。 連星系を成しているとされるX-1は、これまで15太陽質量、つまり太陽15個分の質量とされていましたが、ハワイ~プエルトリコ間の米国各地に設置されたアンテナで構成された超長基線電波干渉計(VLBA)を用いた6日間の観測結果は、ブラックホールは21太陽…続きを読む

  • SpaceXがNASAと契約してブラックホールや中性子星を調査する宇宙船を打ち上げ

    SpaceXがNASAと契約してブラックホールや中性子星を調査する宇宙船を打ち上げ

    SpaceXがNASAからの受注で、画像作成X線偏光測定探査船(Imaging X-ray Polarimetry Explorer、IXPE)を打ち上げることになった。この研究用宇宙船は、中性子星やパルサー星雲、超大質量ブラックホールなどの光源からの偏光を調べて、これまでの宇宙観測よりもさらに多くの画像を提供する。 このミッションは科学者たちによるマグネター(強力な磁場をもつ特殊な中性子星)やブラックホール、パルサー風星雲などの研究を助ける。パルサー風星雲は、超新星の残存物の中にある星雲だ。 SpaceXはこのIXPEミッションの打…続きを読む

  • 目に見えないブラックホールの撮影を可能にした「スパースモデリング 」とは

    目に見えないブラックホールの撮影を可能にした「スパースモデリング 」とは

    ブラックホール撮影の難しさとその解決手段 ブラックホールシャドウの画像(出典元:EHT Collaboration) 先日、国際プロジェクトである「イベント・ホライズン・テレスコープ」(EHT)がブラックホールシャドウを撮影することに世界で初めて成功したと発表しました。画像上の明るいリングのようなものがブラックホールの強い重力場に影響を受けて渦巻いているガスで、その中の暗い部分がブラックホールです。 そもそもなぜ今までブラックホールの姿を見られなかったのでしょうか。ブラックホールはとても小さいので、例えるならば地球から見て月の表面に置…続きを読む

  • 中国最大のストックフォトプロバイダーがブラックホール画像の販売で大炎上

    中国最大のストックフォトプロバイダーがブラックホール画像の販売で大炎上

    世界が史上初のブラックホールの映像に驚嘆する一方で、ある中国の写真共有コミュニティでは、その画期的写真の使用に対する猛烈な抗議と、中国における著作権慣行についての幅広い議論が勃発していた。 ヨーロッパ南天天文台(ESO)が4月10日に、ブラックホールの写真を公開した直後に、中国のトップストックイメージプロバイダであるVisual China Group(VCG)が、その写真をライブラリの中で売り始めたのだ。そこにはブラックホールのイメージを捉えるために行われた、世界各国の電波望遠鏡の共同プロジェクトであるEvent Horizon T…続きを読む

  • 初めてのブラックホールの画像を作ったアルゴリズムはMITの院生Katie Boumanの指揮で開発された

    初めてのブラックホールの画像を作ったアルゴリズムはMITの院生Katie Boumanの指揮で開発された

    ブラックホールの画像の作成を初めて可能にしたアルゴリズムの開発を指揮したのは、当時まだMITの大学院生だったコンピューターサイエンティストのKatie Bouman氏だ。Bouman氏がFacebookでシェアした写真では、彼女自身がその歴史的な画像が処理されていく様子に反応している。 Bouman氏がCHIRP(Continuous High-resolution Image Reconstruction using Patch priors、パッチプライオリティを用いる連続的で高解像度な画像再構築)と名付けたそのアルゴリズムは、ブ…続きを読む

  • 史上初めて捉えられたブラックホールの画像、地球から5500万光年

    史上初めて捉えられたブラックホールの画像、地球から5500万光年

    地球から5500万光年離れた乙女座銀河団に位置する「Messier 87」銀河の内部のブラックホールが撮影された。このようにブラックホールが撮影されたのは、史上初だ。 今回の観測には、複数大陸にまたがる8箇所の電波望遠鏡が利用されている。MITはこれを「仮想的な地球サイズの望遠鏡」と言及している。 画像では「火のリング」のように周囲を囲う物体と、中心の黒い穴のようなブラックホールが確認できる。中心のブラックホールは強い重力ですべてのものを引き寄せ、光さえも抜け出すことができない。 MITにて研究科学者を務めるHaystack Obse…続きを読む

  • ホーキングのブラックホールに関する最終論文がオンライン公開された

    ホーキングのブラックホールに関する最終論文がオンライン公開された

    スティーヴン・ホーキングは今年76歳で死去したが、彼の驚くべき知性の科学界への貢献はまだ終わっていない。著名な物理学者の最終論文がオンラインで誰にでも読めるように公開され、博士の輝かしい経歴を明らかにした物質界の謎を振り返ることができる。 “Black Hole Entropy and Soft Hair“[ブラックホールのエントロピーと柔らかい髪]と題されたその論文は、ホーキング博士と共同研究者のSasha Haco、Malcolm Perry、およびAndrew Stromingerの共著による。論文保存公開サイトのArXivから…続きを読む