フェイスブックがSpotifyとの提携拡大を発表、新プロジェクト「Boombox」の一環で

Facebook(フェイスブック)のMark Zuckerberg(マーク・ザッカーバーグ)CEOは米国時間4月19日、Facebookは音楽ストリーミングサービスSpotify(スポティファイ)との関係を深め「Project Boombox」と呼ばれる新たなイニシアティブの一環として、ユーザーが同社のアプリをブラウズしながらSpotifyでホストされている音楽を聴けるようにしていく、と明かした。

Facebookは、ユーザーがプラットフォーム上で共有されている曲やプレイリストを、Spotifyのアプリやウェブサイトに外部リンクすることなく聴くことができるインラインオーディオプレイヤーを構築しているという。ザッカーバーグ氏はこの機能を、プラットフォーム上のクリエイターエクスペリエンスを向上させるために設計された新たな製品だと紹介し、特にミュージシャンが自分の作品を共有しやすくすることで「基本的には、オーディオをファーストクラスメディアにします」と述べた。

Spotifyとの統合に関する情報に詳しい関係者によると、このプレイヤーは音楽とポッドキャストの両方に対応するとのこと。すでにメキシコやタイなどの米国以外の市場でテストが行われており、おそらく約1週間後に利用可能となる予定だという。

このニュースは、FacebookがClubhouse(クラブハウス)のような新興の取り組みやポッドキャスティングの世界での活動増加に対応しようとしている中、レポーターのCasey Newton(ケーシー・ニュートン)氏との幅広いインタビューで、オーディオの世界における同社の今後の取り組みについて聞かれ明らかにされた。

「オーディオは第1級のメディアになると考えており、このスペクトル全体でさまざまな製品が作られると考えています」とザッカーバーグ氏は語った。「もちろんそこには、ポッドキャスティングやこのようなライブオーディオルームのように、最近人気のある分野も含まれていますが、この分野全体ではまだあまり検討されていない興味深いものもあると思います」とも。

Spotifyは、すでにFacebookやInstagram(インスタグラム)のプラットフォームとかなりの製品関係をサポートしている。音楽とポッドキャストのプラットフォームであるSpotifyは近年、ユーザーが同サービスのコンテンツを共有できるようInstagramストーリーズに深く統合されており、この機能はFacebookストーリーズにも組み込まれている。

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画像クレジット:TechCrunch

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(文:Lucas Matney、Sarah Perez、翻訳:Aya Nakazato)