カテゴリー: バイオテック

バイオテック(BioTech)、アグリテック(AgriTech)、遺伝子工学などに関する最新ニュース

  • 遺伝子配列解析のIlluminaがスピンオフしたがん検査のGrailを約8320億円で買収し出戻り

    遺伝子配列解析のIlluminaがスピンオフしたがん検査のGrailを約8320億円で買収し出戻り

    機械学習や遺伝学、医療機器、生物学における進歩が巨大な健康産業向けの新たなプロダクトに融合するにつれ、バイオテックは近年ベンチャー投資が盛んな分野の1つとなった。 そのいい例がGRAIL(グレイル)だ。遺伝子シーケンスの大企業Illumina(イルミナ)のスピンオフとして始まり、Google(グーグル)で長らく役員を務め、実験ラボGoogle[x]の設立に携わったJeff Huber(ジェフ・フーバー)氏が2016年に共同創業した。そのGRAILは現在、買収額80億ドル(約8320億円)でIlluminaに戻ろうとしている。9月21日…続きを読む

  • 「遺伝子編集技術CRISPRは新型コロナ治療に欠かせない」とUCバークレー校ダウドナ教授は語る

    「遺伝子編集技術CRISPRは新型コロナ治療に欠かせない」とUCバークレー校ダウドナ教授は語る

    最新の遺伝子編集技術であるCRISPRの共同開発者であるJennifer Doudna(ジェニファー・ダウドナ)教授がDisrupt 2020に登場し「(CRISPRは)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)以降のパンデミックに対する戦いで最も有効なツールの1つになる」と述べた。CRISPRはコンピューターソフトウェアと同様、目的に応じて柔軟にプログラムの組み替えが可能であり、やがて無数の治療法と検査法に応用されるだろうという。 ダウドナ教授はバーチャルカンファレンスにおけるインタビューで「CRISPRはすでにいくつかの分野で確…続きを読む

  • 新型コロナ治療に道を開くワシントン大ベイカー教授の研究に3.2億円のブレークスルー賞

    新型コロナ治療に道を開くワシントン大ベイカー教授の研究に3.2億円のブレークスルー賞

    ブレークスルー賞財団(Breakthrough Prize Foundation)は画期的科学研究に対する総額23億8000万円に上る賞金の授与を発表した。ライフサイエンス部門の受賞者、ワシントン大学のDavid Baker(デヴィッド・ベイカー)教授には3億円が贈られた。 ベイカー教授の研究はクノロジーとサイエンスの統合により分子生物学の進歩を図るもので、過去20年にわたってコンピューターを利用して複雑なタンパク質の構造を解明、合成する試みを続けてきた。最新の成果は新型ウイルスに対する治療法の発見に道をひらくものと期待されている。 …続きを読む

  • 水産物の品種改良とスマート養殖のスタートアップ「リージョナルフィッシュ」が約4億円を調達

    水産物の品種改良とスマート養殖のスタートアップ「リージョナルフィッシュ」が約4億円を調達

    水産物の品種改良とスマート養殖を手がけるリージョナルフィッシュは8月31日、シリーズAラウンドにおける第三者割当増資として総額4億3200円の資金調達を完了したと発表した。 主要引受先は、きょうと農林漁業成長支援ファンド投資事業有限責任組合、Beyond Next Ventures(既存)、宇部興産、三菱UFJキャピタル、中信ベンチャー・投資ファンド5号投資事業有限責任組合、イノベーションC投資事業有限責任組合。 今回調達した資金は、水産物の品種改良(対象品種の拡大+新規特性の付与)とスマート養殖の研究開発を進めるとともに、地元京都で…続きを読む

  • 微⽣物ゲノム解析の早大発スタートアップbitBiomeが7億円を調達、疾患と微生物の関連について大規模研究を開始

    微⽣物ゲノム解析の早大発スタートアップbitBiomeが7億円を調達、疾患と微生物の関連について大規模研究を開始

    微⽣物のシングルセルゲノム解析技術「bit-MAP」を⽤い、微⽣物の産業応⽤を⽬指すbitBiomeは、シリーズBラウンドにおける第三者割当増資として総額7億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は東京⼤学エッジキャピタルパートナーズ、ユニバーサル マテリアルズ インキュベーターを含む複数企業(既存・新規)。累計資金調達額は10.5億円となった。 今回調達した資金は、さらなる飛躍に向け、自社起点の研究、最新機器の購入、米国展開など5つの重点テーマに投資し、爆発的な事業成長を促すとしている。 疾患と微生物の関連性を解析する自社研究 さ…続きを読む

  • 昆虫テックのムスカが個人向け園芸肥料をMakuakeにて先行販売開始、熊本県菊池市とのアグリ実証実験も開始

    昆虫テックのムスカが個人向け園芸肥料をMakuakeにて先行販売開始、熊本県菊池市とのアグリ実証実験も開始

    ムスカは8月24日、同社のテクノロジーを使って製造した有機肥料を個人向けの園芸肥料として、クラウドファンディングサイトの「Makuake」で先行発売を開始することを明らかにした。 同社の特徴は、約50年間、1200世代の選別交配を重ねたイエバエの幼虫を活用した高効率なバイオマスリサイクルシステム技術を擁する点。通常は最低でも3~4週間かかる糞尿などの肥料化を1週間で処理できるうえ、肥料化にために働いたイエバエの幼虫はそのまま乾燥させてタンパク質が豊富な飼料に転換できる。 現在国内では、年間8000万トン、東京ドーム約61個ぶんにあたる…続きを読む

  • 小さな海の生き物を顕微鏡観察できる回転式水槽装置

    小さな海の生き物を顕微鏡観察できる回転式水槽装置

    我々の海に満ちている微細な生物を観察することは重要な作業だが、野生の状況下でそうした生物を観察し続けることは実際には難しい。また実験室の平たい皿の中で観察することは野生状況とは異なる。だがこの「流体力学式トレッドミル」を使えば、野生と実験室との両者を織り交ぜたベストの観察環境を提供することができる。これは水中生物が泳ぎ続けることができる終端のない水の入ったチューブで、同時に自動化された顕微鏡による観察を継続的に行える仕掛けだ。 The Gravity Machine(グラビティ・マシン)という名のその機械は、生物工学者であるManu …続きを読む

  • CRISPR遺伝子編集の発見者ダウドナ教授のスタートアップが新Casタンパク質の特許ライセンスを得た

    CRISPR遺伝子編集の発見者ダウドナ教授のスタートアップが新Casタンパク質の特許ライセンスを得た

    遺伝子編集のスタートアップ、Mammoth BiosciencesがCRISPRテクノロジーを利用した新しいタンパク質に関する独占的ライセンスをカリフォルニア大学バークレー校から得た。 このライセンスは研究開発から商用化まで極めて幅広い分野をカバーしておりMammothにとって知的所有権のポートフォリオの極めて大きな拡大となる。ライセンスを取得したCasɸタンパク質はCas9と似た働きでサイズはほぼ半分にすぎない。Cas9はDNAのCRISPR座位付近にあり、CRISPRと共同して遺伝子切断タンパク質として機能する。CAS9の発見はバ…続きを読む

  • 透析患者の予後を改善する新技術を擁するVenoStent

    透析患者の予後を改善する新技術を擁するVenoStent

    Timothy Bouré(ティモシー・ブーレ)氏と共同創業者のGeoffrey Lucks(ジェフリー・ラックス)氏はいずれも、最初にアクセラレーターに参加するためダラスに引っ越したとき、破産寸前だった。ダラスに来る前に、彼らは透析患者の予後改善を目指すVenoStent(ビノステント)を創業した。 同社によれば、透析(準備)手術の失敗は末期腎疾患患者の約55〜65%に起こっている。こうした患者のケアに関してMedicare(メディケア)とMedicaid(メディケイド)制度にかかるコストは年間約20億ドル(約2100億円)に上る可…続きを読む

  • ゲノム編集技術「CRISPR」ベースの新型コロナ診断テストが米国立衛生研究所の資金獲得

    ゲノム編集技術「CRISPR」ベースの新型コロナ診断テストが米国立衛生研究所の資金獲得

    米国時間7月31日、ゲノム編集技術の1つであるCRISPR(クリスパー)技術を擁するスタートアップのMammoth Biosciences (マンモス・バイオサイエンス)が、米国立衛生研究所(NIH)のRapid Acceleration of Diagnostics(RADx)プログラムから資金を獲得したことをに明らかにした。Mammothは、自社が開発するCRISPRベースの新型コロナウィルス診断テストを拡大し、米国全体の検査不足問題に対応するために、この契約を締結した。 同社のCRISPRベースのアプローチは、PCR技術に基づく…続きを読む

  • XPRIZEが新型コロナの高速テストのコンテストを賞金約5.3億円で実施

    XPRIZEが新型コロナの高速テストのコンテストを賞金約5.3億円で実施

    XPRIZEは重要な分野における技術革新を促進するために賞金を提供するという実証済みのモデルを、新型コロナウイルス(COVID-19)テストの課題に転換しようとしている。この非営利団体は、Rapid COVID Testingとして賞金500万ドル(約5億3000万円)のコンテストを創設した。これは科学者、研究者、業界のリーダーによって結成されたOpenCovidScreenと呼ばれる組織と提携し、この課題に関するオープンな科学的コラボレーションを推進する。 このコンペティションでは、テスト能力を大規模に拡張し、安全な再開戦略への道を…続きを読む

  • 3万人が参加する最大規模の新型コロナワクチン治験をモデルナが米国で開始

    3万人が参加する最大規模の新型コロナワクチン治験をモデルナが米国で開始

    新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン候補の最大規模の治験が米国7月27日に始まった。製薬会社Moderna(モデルナ)が3万人の参加が想定されているボランティアの一部にワクチンの接種を開始している。治験は盲検テストで、参加者にはワクチンかプラセボ(偽薬)が接種される。各参加者への接種は2回行い、通常の生活の中でどちらのグループが新型コロナ感染の影響をより受けるか研究する。 治験は全米70カ所以上で行う。最初の治験場所はジョージア州サバンナだ。参加者の構成は、新型コロナの影響が深刻な地域やさほど影響が深刻ではないエリアを含めた…続きを読む

  • 動物素材を使わない植物性コラーゲンとゼラチン生産のGeltorに巨額投資が集まる

    動物素材を使わない植物性コラーゲンとゼラチン生産のGeltorに巨額投資が集まる

    同社に近い筋によると、皮革などの動物素材を使わずにコラーゲンを生産するGeltorが、新たに9000万ドル(約95億5000万円)の資金を調達した。 それは持続可能性と、動物製品に代わる細胞培養ベースの植物性置換製品の大きな将来性を示すまた新たな兆候だ。 持続可能なバイオ製品は、それが植物ベースや遺伝子組み換え、あるいは細胞培養方式であっても、2020年は良い年になった。2020年7月だけでも、動物農業(畜産と酪農)やその副産物に代わる持続可能な製品を開発している企業3社が、合計3億3500万ドル(約355億5000万円)の資金調達ラ…続きを読む

  • 細胞培養で作られた研究室育ちの豚バラとベーコンをHigher Steaksが初公開

    細胞培養で作られた研究室育ちの豚バラとベーコンをHigher Steaksが初公開

    細胞培養肉ビジネスにおいて、何が商品化の号令となるかという問いに、新興培養肉企業であるHigher Steaks(ハイヤー・ステーキス)が出した答えは、最初の製品サンプルをなんとか作り上げることだった。同社の場合それは、研究室で細胞を培養して作られたベーコンのスライスと豚バラ肉だ。 英国のケンブリッジで自己資金による運営を続けるHigher Steaksは、このサンプルを示したことで、数多ある巨額投資を受けたずっと大きな企業と台頭に張り合える地位に一気に躍り出た。 「商品化までには、まだまだやるべきことが数多くあります」とHigher…続きを読む

  • オクスフォードと武漢の新型コロナワクチン候補の試験結果は良好、人体にも安全

    オクスフォードと武漢の新型コロナワクチン候補の試験結果は良好、人体にも安全

    新型コロナウイルス(COVID-19)の流行拡大を防ぐために世界各国で努力が続けられているが、有望な結果が2つ現れている。1つはオクスフォード大学、他は国家重点研究開発計画の資金援助による武漢における研究だ。公表された情報によれば、初期段階の結果ではあるが双方のワクチン候補ともに新型コロナウイルス感染症を引き起こす原因となるウイルスに対する抗体値を高める結果を示している。これらのワクチン候補は人体に投与しても安全だったという。 オクスフォード大学の研究(The Lancet記事)は世界のワクチン開発の中でも最も重要であり、開発が進んで…続きを読む

  • 細胞培養スタートアップのインテグリカルチャーがエビ細胞培養肉の研究開発を開始、シンガポール企業とタッグ

    細胞培養スタートアップのインテグリカルチャーがエビ細胞培養肉の研究開発を開始、シンガポール企業とタッグ

    細胞培養スタートアップのインテグリカルチャーは7月20日、シンガポールのShiok Meats Pte. Ltd.(Shiok Meats)とともにエビ細胞培養肉の共同研究を開始すると発表した。 インテグリカルチャーの食品グレード培養液と汎用大規模細胞培養技術「CulNet System」は、これまでに牛と家禽の細胞における有効性を確認済み。同共同研究では、これらを新たに甲殻類の細胞にも拡張し、長期的にはエビの細胞培養肉を安価で大規模に製造することを目指す。 細胞培養肉の原料である培養液は、タンパク質・糖質・脂肪・ビタミン・ミネラル・…続きを読む

  • DNA分析のGEDmatchが警察のデータ利用に関するユーザー承諾を巡る問題を調査中

    DNA分析のGEDmatchが警察のデータ利用に関するユーザー承諾を巡る問題を調査中

    DNA分析サイトで、かつて警察がGolden State Killer(ゴールデンステート・キラー)を捕まえるのに使用(未訳記事)したことで知られるGEDmatch(ジェドマッチ)は、米国時間7月19日、一時的にオフラインになった。ユーザーのDNAプロファイルデータを警察がどのように利用しているかを親会社が調査するためだった。 このサイトは、ユーサーが自分のDNAプロファイルをアップロードして、家系図や先祖を探すサービスで、2018年に警察が、連続殺人容疑者のDNAを、同サイトのデータベースにある100万人以上のDNAプロフィールと会…続きを読む

  • 3MとMITが新型コロナを数分で診断できる安価な検査を共同開発

    3MとMITが新型コロナを数分で診断できる安価な検査を共同開発

    産業界とアカデミズム科学の強力な提携が重要なタスクに注力している。そのタスクとは、低コストでその場で結果がわかる新型コロナウイルス(COVID-19)検査の開発だ。化学産業のリーダーである3M(スリーエム)は、扱いが簡単で、大量販売・使用向けに安くで大量生産できる新型コロナの診断ツールを開発するためにマサチューセッツ工科大学(MIT)と提携した。 検査は研究段階にあり、化学エンジニアリングを専門とするMITのHadley Sikes(ハドリー・サイクス)教授がチームを率いる。サイクス氏のラボはタンパク質テストの成績を高める技術の開発に…続きを読む

  • 医薬品の研究開発を支援する鳥取大発スタートアップが伊藤忠と資本業務提携

    医薬品の研究開発を支援する鳥取大発スタートアップが伊藤忠と資本業務提携

    最先端の染色体工学技術をバイオ関連企業に提供する鳥取大学発スタートアップ企業「chromocenter」(クロモセンター)は7月13日、伊藤忠商事からの出資受け入れと業務提携を発表した。 今回の資本・業務提携により、同社の染色体工学の技術ノウハウと伊藤忠の国内外ネットワークを融合。国内外のバイオ関連企業の創薬研究活動に貢献するため、オリジナルCHO細胞(Chinese Hamster ovary:チャイニーズハムスター卵巣)による物質生産事業の加速化と多様化、染色体解析事業の業容拡大を目指す。 また昨今、バイオ医薬品はがん向けなどで医…続きを読む

  • リモートからも脳のイメージング装置を利用できる技術で神経科学の深化を目指すKernelが約53億円調達

    リモートからも脳のイメージング装置を利用できる技術で神経科学の深化を目指すKernelが約53億円調達

    ロサンゼルスに拠点を置くバイオサイエンスのスタートアップであるKernelがGeneral Catalyst、Khosla Ventures、Eldridge、Manta Ray Ventures、Tiny Blue Dotらの投資家たちから5300万ドル(約56億7000万円)を調達した。これはKernelにとって初めての外部資金となるが、それでもシリーズCなのは創業者でCEOのBryan Johnson(ブライアン・ジョンソン)氏がこれまで5400万ドル(約57億7000万円)の資金をKernelに投資してきたためだ。ジョンソン氏…続きを読む