カテゴリー: バイオテック

バイオテック(BioTech)、アグリテック(AgriTech)、遺伝子工学などに関する最新ニュース

  • イーロン・マスクが脳コンピュータインターフェイス企業Neuralinkの最新情報を8月28日に発表

    イーロン・マスクが脳コンピュータインターフェイス企業Neuralinkの最新情報を8月28日に発表

    イーロン・マスク氏は今週、Twitterで自身が2016年に創業した脳コンピューターインターフェイス企業であるNeuralink(ニューラリンク)の最新状況に関する報告を8月28日に行うと発表した。Neuralinkのインターフェイスは、人間が高度な人工知能に歩調を合わせるのを助けるという明確な目的に向けて開発されている。最後にNeuralinkからの情報が発表されたのはおよそ1年前のことだ。そのとき発表されたのは、外科手術ロボットを使って極細の糸を人間の脳に埋め込んで、外部のコンピューターユニットへ接続し、最終的には両者の接続をワイ…続きを読む

  • ハーバード大発スタートアップがコロナを除去する鼻孔スプレーの市販を計画

    ハーバード大発スタートアップがコロナを除去する鼻孔スプレーの市販を計画

    ハーバード大学のバイオメディカル・エンジニアリングのDavid A. Edwards(デビッド・A・エドワーズ)教授が開発し、今秋に市販が予定されているデバイスは、呼気中に存在するウイルスをほぼ100%除去できるという。つまり新型コロナウイルスを他人に感染させるリスクとともに、感染させられるリスクをも大幅に減らせることになる。第一線で患者のケアにあたる医療関係者にとって、フェイスシールドのようなPPE(個人用防護具)ともに用いることで大きな助けになるはずだ。 FENDと名付けられたこの製品は、エドワーズ教授が創業したスタートアップであ…続きを読む

  • 徳島大学発スタートアップが6300万円調達、ゲノム編集受託サービス提供のセツロテック

    徳島大学発スタートアップが6300万円調達、ゲノム編集受託サービス提供のセツロテック

    ゲノム編集受託サービスを提供する徳島県拠点のセツロテックは7月1日、第三者割当増資による6300万円の資金調達を発表した。引受先は、えひめ地域活性化投資事業有限責任組合(えひめ活性化ファンド)、産学連携1号投資事業有限責任組合、産学連携キャピタル。2020年4月以降の累積調達額は総額5億2900万円となった。 セツロテックはゲノム編集技術を提供する徳島大学発のスタートアップ企業。徳島大学で受精卵エレクトロポレーション法(GEEP法)による高効率ゲノム編集技術を開発した徳島大学教授の竹本龍也氏(代表取締役会長CTO)と、培養細胞のゲノム…続きを読む

  • バイオテック専門アクセラレーターIlluminaの出資企業93%が追加の資金調達に成功している

    バイオテック専門アクセラレーターIlluminaの出資企業93%が追加の資金調達に成功している

    1998年の設立以来、Illuminaとその遺伝子解析ツールキットおよびサービスは、過去25年間に誕生した新しい生物学的製造業と治療法開発産業にとって不可欠な要素となってる。 また、ここ6年間はバイオテック分野の新しいスタートアップを市場に送り出すインキュベータープログラムを通じて、業界の発展を促進しようと試みてきた。そして2014年に1期生を迎えて以来、卒業生の約93%が追加の資金調達に成功している。一例として、投資家は標的型遺伝子治療を提供するEncoded Therapeuticsに1億5000万ドル(約160億円)以上を注ぎ込…続きを読む

  • マイクロソフトがスコットランド沖の海底データセンターを新型コロナワクチン開発に活用

    マイクロソフトがスコットランド沖の海底データセンターを新型コロナワクチン開発に活用

    新型コロナウイルスの効果的な治療法を発見する努力における課題の1つは、簡単にいえば規模の問題だ。 ウイルスが健康な細胞に感染するメカニズムを解明するためにはタンパク質の構造解明がカギとなる。 新型コロナウイルスの折り畳み構造をモデル化するためには巨大なコンピューティング能力を必要とするため、一般ユーザーのパソコンをグローバルな分散処理ノードとして利用するFolding@homeのような取り組みが非常に効果的だ。Microsoft(マイクロソフト)は、こうした努力に貢献するためにオンデマンドで処理をスケール可能な海底データセンターを利用…続きを読む

  • 名古屋大学発スタートアップのIcariaが資金調達と社名変更、尿検査による早期のがん発見目指す

    名古屋大学発スタートアップのIcariaが資金調達と社名変更、尿検査による早期のがん発見目指す

    Icaria(イカリア)は6月17日、シリーズAの資金調達を実施したと発表した。第三者割当増資による調達で、引受先は既存株主のANRIのほか、新規で大和企業投資、Aflac Ventures、森トラスト、FF APAC Scout(米ベンチャーキャピタルファンドFounders Fundのスカウトファンド)、国内大手企業1社、米投資ファンド1社。同時に、社名をIcariaからCraif(クライフ)に変更することも明らかにした。 同社は、尿検査を通じた早期のがん診断を目指す名古屋大学発のスタートアップ。酸化亜鉛ナノワイヤを用いた独自デバ…続きを読む

  • 新世代の細胞治療のために、あらゆるヒト細胞の再現を目指すBit Bioが約44億円を獲得

    新世代の細胞治療のために、あらゆるヒト細胞の再現を目指すBit Bioが約44億円を獲得

    「生命ソフトウェアのキーボードのEnterキー」を売り込むスタートアップBit Bio(ビットバイオ)は、最近の4150万ドル(約44億5000万円)の資金調達に3週間しかかからなかった。 もともとBit Bioは、Elpis Biotechmologyというギリシャ神話における希望の女神にちなんだ社名で知られていた。英国のケンブリッジにある同社は、2016年にMark Kotter(マーク・コッター)氏が創業した。ヒト細胞株のコスト削減と生産能力向上のための技術の商業化を目指している。ヒト細胞は、製薬会社の創薬や標的遺伝子療法を加速…続きを読む

  • 肥料や農薬を葉の気孔から取り入れさせて99%の高効率で植物に吸収させるナノ粒子技術

    肥料や農薬を葉の気孔から取り入れさせて99%の高効率で植物に吸収させるナノ粒子技術

    植物の施肥や農薬の撒布は一般的に損失の大きい問題だ。今、工業生産や食品生産の農業で使用されている物質のわずか1%しか実際に植物に取り込まれていない。残りは土壌に流出している。カーネギーメロン大学のGreg Lowry(グレッグ・ローリー)氏のチームは世界で初めてこの比率を逆転させ、植物が最大99%の効率で分子を吸収し、わずか1%しか無駄にしない技術を実証した。 ローリー氏らの研究は、Nanoscale Communications誌で公開されている査読論文で概説されているように、植物に吸収させたい分子物質である成長や作物の収量を最適化…続きを読む

  • 米食品医薬品局が臨床試験で死亡例が続いた抗マラリア薬の緊急使用許可を撤回

    米食品医薬品局が臨床試験で死亡例が続いた抗マラリア薬の緊急使用許可を撤回

    米国食品医薬品局(FDA)は、クロロキンとヒドロキシクロロキンに対して出していた緊急使用許可(EUA)を撤回したとThe Washington Postが報じている。いずれも抗マラリア薬で慢性関節リウマチの治療にも用いられている。この薬品はDonald Trump(ドナルド・トランプ)大統領が新型コロナウイルス(COVID-19)の治療に効果があると発言していることでよく知られているが、現在進行中の世界的なパンデミックを起こしている感染症に対する効果の可能性を示した初期の医学研究結果は、科学的正当性に乏しく重大な懸念が指摘されている。…続きを読む

  • 製薬会社のModernaが新型コロナワクチンの最終治験を7月開始へ

    製薬会社のModernaが新型コロナワクチンの最終治験を7月開始へ

    製薬会社のModerna(モデルナ)は米国6月11日、このままのペースでいくと新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの最終治験を7月までに開始できると語った(Bloomberg記事)。Modernaはワクチン候補のヒト臨床試験を米国で最初に行った企業だ。研究の最終ステージは米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)とのパートナーシップのもとに実施され、3万人が参加する見込みだ。 研究の目的は、Modernaのワクチンが実際に新型コロナウイルスの発症を防ぎ、少なくとも入院が必要になるようなひどい症状を防ぐことができるという最終…続きを読む

  • 畜糞を1週間で肥料化する昆虫テックのムスカがECサイト開設、代表取締役2名の新体制に

    畜糞を1週間で肥料化する昆虫テックのムスカがECサイト開設、代表取締役2名の新体制に

    ムスカは6月4日の「虫の日」に、持続可能な農業を推進している事業者の食品を扱うECサイト「Sustainable Food Market」を開設した。取り扱い商品の第1弾は、宮崎県南西部に位置する清武町で、石坂村地鶏牧場が生産する宮崎地鶏の「地頭鶏」。牧場では、地鶏の飼育にムスカの飼料を一部取り入れている。 同社は、約50年間1200世代の選別交配を続けて誕生したイエバエの幼虫を利用して、1週間程度で家畜から出る糞尿や家庭から出る生ゴミを肥料化、さらには肥料化に使用したイエバエの幼虫を乾燥させてタンパク質を多く含む飼料として再生できる…続きを読む

  • 東工大発バイオインフォマティクススタートアップのdigzymeが3000万円を調達

    東工大発バイオインフォマティクススタートアップのdigzymeが3000万円を調達

    コンピュータを用いた酵素探索技術によって有用化合物のバイオ生産を後押しするdigzymeは5月29日、ANRIやReBoostなどを引受先とする第三者割当増資により総額約3000万円の資金調達を実施したことを明らかにした。 digzymeは昨年8月に当時東京工業大学の博士課程3年生だった渡来直生氏(代表取締役CEO)が立ち上げたバイオインフォマティクス領域の大学発スタートアップだ。バイオインフォマティクスとは生命科学で得られた情報をコンピュータを使って解析していく分野を指すが、同社ではその中でも酵素の遺伝子を探索する技術を開発してき…続きを読む

  • 武田薬品からカーブアウトしたファイメクスが約5.5億円調達、タンパク分解誘導剤の研究開発加速へ

    武田薬品からカーブアウトしたファイメクスが約5.5億円調達、タンパク分解誘導剤の研究開発加速へ

    タンパク分解誘導剤の研究開発に取り組む創薬スタートアップのファイメクスは5月28日、東京大学協創プラットフォーム開発、ANRI、京都大学イノベーションキャピタルを引受先とした第三者割当増資により総額約5.5億円を調達したことを明らかにした。 同社は2018年に武田薬品工業からカーブアウトする形で創業したスタートアップ。冨成祐介氏(代表取締役)や蒲香苗氏(同取締役 / 共同創業者)らが前職在籍時に研究していたアセットのライセンス提供を受け、現在はがん免疫の領域に特化してタンパク分解誘導剤の研究開発を進めている。 ファイメクスでは2018…続きを読む

  • 蚕を利用した医薬品製造を目指すKAICOが2.6億円調達、新型コロナ抗体検査キットやワクチンを開発へ

    蚕を利用した医薬品製造を目指すKAICOが2.6億円調達、新型コロナ抗体検査キットやワクチンを開発へ

    KAICOは5月25日、5月22日に2億6000万円を調達したことを明らかにした。シリーズAラウンドの第三者割当増資による調達で、引受先はFFGベンチャービジネスパートナーズ、九州広域復興支援投資事業有限責任組合、東京センチュリーなど。シードラウンドを合わせた累計調達総額は3億円となる。同社は、2019年にTechCrunch Japanに開催したイベント「TechCrunch Tokyo 2019」のピッチコンテスト「スタートアップバトル」で、100社超の企業から勝ち残ったファイナリストの1社。 同社は九州大学が半世紀以上にわたって…続きを読む

  • 合成生物学ツールで創薬を大規模化するOctant、UCLAの研究チームが開発したテクノロジーがベース

    合成生物学ツールで創薬を大規模化するOctant、UCLAの研究チームが開発したテクノロジーがベース

    Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)が支援するOctant(オクタント)が、ついに公の場に姿を現した。合成生物学用ツールを駆使して創薬の最新トレンドを支える企業だ。製薬業界の視線が高精度医療、つまり遺伝子工学を用いた患者個人に合わせた疾患の治療法の研究に集まる中、Octantは同じ技術を用いて創薬と診断の大規模に取り組んでいる。 同社のテクノロジーは、ヒトゲノムの中の最も一般的な薬物受容体の識別子として機能するよう、DNAを遺伝子操作するというものだ。基本的にそれは、細胞中の各種タンパク質受容体が、さ…続きを読む

  • 国産植物肉開発のDAIZが総額6.5億円調達、年間3000トンの生産能力拡充を目指す

    国産植物肉開発のDAIZが総額6.5億円調達、年間3000トンの生産能力拡充を目指す

    大豆由来の植物肉原料(ミラクルチップ)を開発・製造するDAIZは5月18日、シリーズAラウンドで総額6.5億円の資金調達を実施したことを明らかにした。第三者割当増資による調達で、引受先は農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)、三菱UFJキャピタルをはじめとする5社。同社の計調達額は12億円となる。 同社は今回調達した資金を、ミラクルチップの生産体制の拡大と研究開発の強化に使うとのこと。生産体制については、特許技術「落合式ハイプレッシャー法」を採用して、植物肉原料生産ラインを拡充する。研究開発については、本物の肉の味に近づけるために…続きを読む

  • Everlywellの在宅新型コロナ検査キットが米食品医薬品局の認可を取得

    Everlywellの在宅新型コロナ検査キットが米食品医薬品局の認可を取得

    Everlywell(エヴァリーウェル)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の在宅検査キットに取り組んでいると最初に発表したスタートアップの中の1社だ。当初、規制当局がガイドラインに沿っていないと判断を下す前にキットを出荷することを模索していた。後に同社は、消費者にキットを提供する前に、FDA(米食品医薬品局)の正規の緊急使用許可(EUA)を取得することにした。そうしたアプローチは報われ、FDAは5月16日に同社の技術に対しEUAを出した。 EverlywellのCOVID-19在宅検査キットではユーザーが自分で検体を採取できる…続きを読む

  • 有望な新型コロナ抗体を米Sorrentoが発見、実験室では100%の効果と発表

    有望な新型コロナ抗体を米Sorrentoが発見、実験室では100%の効果と発表

    カリフォルニアの新治療法研究企業、Sorrento Therapeuticsは新型コロナウイルス対策の突破口となる可能性のある物質を発見したと発表した。この物質はパンデミックの原因となっているSARS-CoV-2(COVID-19)ウイルスに対して臨床前実験で100%の感染阻止の効果を示したという。 米国時間5月15日にSorrentoは前臨床研究の論文を発表し「4日間にわたる培養で健康な細胞へのSARS-CoV-2の感染を100%阻止する抗体を発見した」と報告した。論文は前臨床研究の報告であり、まだ専門家の査読を受ける必要がある。こ…続きを読む

  • 免疫システムの完全なマッピングを目指すImmunai、細胞療法と癌免疫療法に新しい道を拓く

    免疫システムの完全なマッピングを目指すImmunai、細胞療法と癌免疫療法に新しい道を拓く

    この2年間、Immunai(イミュナイ)は、あらゆる患者の免疫システムをマッピングする技術の開発を密かに進めていた。 ハーバード大学とMITで学び博士号を取得した研究者Noam Solomon(ノーム・ソロモン)氏と、元Palantir(パランティア)の技術者Luis Voloch(ルイス・ボロシュ)が創業したImmunaiは、この2人の計算生物学とシステム工学の興味がきっかけだった。2人が、スタンフォード大学腫瘍免疫科教授のAnsuman Satpathy(アンスマン・サトパシー)氏と、パーカー癌免疫療法研究所でデータサイエンティス…続きを読む

  • 新型コロナ用ワクチンの早期開発に欠かせない伝令RNAの生成技術を持つGreenLight Biosciensesとは

    新型コロナ用ワクチンの早期開発に欠かせない伝令RNAの生成技術を持つGreenLight Biosciensesとは

    新型コロナウイルス(COVID-19、SARS-CoV-2)ワクチンを開発している医薬品会社が現在頼りにしているのがmRNA(伝令RNA、タンパク質生成の命令を出す)ワクチンだ。mRNAは比較的新しい手法で、動物を治療するために承認された例があるが、人体への利用はまだ承認されていない。そして、mRNAの生成はかなり特殊な作業だ。しかし、このほどmRNAの生成に特化したバイオ技術スタートアップが、製造能力拡大のための特別目的ファンドとして1700万ドル(約18億2200万円)を調達した。 ボストン拠点のGreenLight Biosci…続きを読む