Hiroshi Iwatani の記事

マイク・デイジーの苦痛と恍惚
著名な扇動家、Mike Daiseyのストーリー ― 障害を負った児童労働者たちが、Appleの命令の下Foxconnの邪悪な上司たちから受けた苦難と拷問に関する語られなかった物語 ― の少なくとも一部は捏造だったようだ。彼は、良くて出来の悪いジャーナリスト、悪くすれば詐欺師であることが露見した。はっきりさせておくと、彼はモノロギスト兼劇作家であって、そもそもこのニュースを語る筋合いの人間ではない(彼がその昔Amazonを語った時と同じように)。しかし彼は、多くの創作者がそうであるように、効果を狙って科学や技術に関してまくし立るが、い…続きを読む

フランスの文化相が個人書店を守るためにAmazonなどへの課税を提案
フランスは、インターネット上の大企業に課税してそのお金を小企業の支援に使う、という政策提案で世界に名を馳せている。そしてその最新の展開が、大型書店に課税して個人書店をAmazonなどオンラインの巨人たちの魔の手から守る、という計画だ。 同じタイプの展開として、Googleなどのオンライン広告やISPたちの売上に課税して、デジタルコンテンツにやられつつある伝統的なメディア企業を助ける、という計画がある。 この最新の税目は、フランスの日刊紙Les Echosの説明によれば(Google翻訳によるちょっとあやしい英訳がここにある)、Amaz…続きを読む

人生の充実は「物」ではなく「活動」のマーケットプレースLifeCrowdから
ロサンゼルスのLifeCrowdは、新進のインキュベータGlobal Accelerator NetworkのメンバーMuckerLabから生まれたサービスで、いろんなイベントや社会的活動のためのマーケットプレースだ。今日(米国時間3/16)から公開ベータに入った同サービスは、いろんなイベントやハプニングや教室、野外行事〜ハイキングなどから良質なものを選んで提供する。対象地域は、地元ロサンゼルスのほかに、サンフランシスコ、サンディエゴ、そしてカリフォルニア州オレンジカウンティ全体だ。 まだ生まれて1か月半だが、協同ファウンダのBong…続きを読む

Facebookが同社のグリーン化努力をインフォグラフィックで広報
今日(米国時間3/16)Facebookは、同社の持続可能性に向かっての取り組みを広報するアニメーション付きインフォグラフィックを公開した。それは、“2010年がFacebookの持続可能性努力への目覚めの年だった”と述べている。画面をスクロールしていくと、Facebookの社員の47%はオルタナティブな方法(代替通勤手段)で通勤している、小鳥たちが舞い、その中を自転車がびゅんびゅん、といったデータが現れる。Beyondがデザインしたこのインフォグラフィックは、Facebookの持続可能型データセンターや、写真ストレージの効率化、本社…続きを読む

137億年の全宇宙史をHTML5+Microsoft Azureで見られるChronoZoomプロジェクト
テクコミュニティに属するわれわれは、小さなことにとらわれすぎる、と感じるときがある。ハードウェアの仕様とか、OSの選択、噂に次ぐ噂…一歩下がって、細かいことを気にするのをやめたほうが、よいのではないか。 そして自分の視野をちょいと広げるために、このすてきな週末の午後、われわれが今いる宇宙の140億年近い歴史を探求するのはどうだろう? そのための方法はたくさんある。Wikipediaのリンクをランダムに辿っていくだけでも、十分かもしれない。でも、もっとゴージャスな方法はないだろうか? それなら、ChronoZoomできまりだ。 Chro…続きを読む

究極の省スペースフォント「Dotsies」。紙面を節約して速読にも有益?!
この前、Craig Muthにあったのはオハイオ州コロンバスでのことだった。Craigは、なかなか落ち着きのあるハッカーで、当時は世界をより良い場所にするためにmemorize.comの開発を行なっていた。高貴な使命感に基づく仕事で、まあ役に立つサイトと言って良いのだと思う。その後Craigはサンフランシスコに移った。そしてこの度、最新のプロジェクトについてのメールを送ってくれた。そのプロジェクトとは省スペースフォントの「dotsies」だ。 Dotsiesでは、5つのドットのオンオフでアルファベットを表現する。大文字は上部に専用のド…続きを読む

Kinectが体にピッタリのジーンズを選んでくれる
Kinectの強力な奥行きと位置感知能力は、多くの、決していやらしくない目的に使われている: 人工視覚、手話の通訳、ヒト型ロボット(humanoid)の制御、現実世界のリアルタイム3Dマッピングなどなど。そしてついにこれからは、あなたがジーンズを買うとき、助けてくれるのだ。 あなたは知らなかったかもしれないが、購入された衣類の最大40%は、‘合わない’という理由で返品されている。何とかしなくちゃ! 頭のいいBloomingdaleはイギリスのボディマッピング企業(というものがある)Bodymetricsと契約して、Kinectsを使っ…続きを読む

個人のアイデアをソーシャルに製品化するAHHHAがv.2.0記念に4つのアイデアを商品化
誰しも、いろんな発明のアイデアなんかが頭に浮かぶことがあるよね? 浮かぶだけで、何もしないよね? そこでAHHHAというスタートアップは、アイデアを実際に製品化する手助けをしてくれる。立ち上げから1年あまり経った今日同社は、これまでに商品化した“アハァ”たち(すなわちアハァ==aha!の瞬間の産物)4つを発表した。 AHHHAでは、誰かがアイデアを提出し、ほかの人がそのアイデアを磨いて商品化する。利益が出たら両者が分有する。ぼくは最初、それ自体がとんでもないアイデアだと思ったが、実際に製品〜商品ができたと聞くと、ぼくの眉の上の唾を拭(…続きを読む

Googleがセマンティック検索をマスコミに売り込む理由を推察すると…
Googleの検索エンジンは数か月後に大きなアップデートが行われる、と今日のWSJ(米国時間3/15)が報じている。Googleの検索担当SVP Amit Singhalによると、主な変化はセマンティック検索とインスタントアンサーの導入だ。これは二つとも、MicrosoftのBingがかなり前からやっていることだが。 でも、Google自身もそれをある程度はやっている。しかも、ことさらニュースとして報じるようなことではない。何が、背景にあるのか? Danny SullivanがSearch Engine Landで、WSJの記事を批判…続きを読む

死なないゲーム機:ネオジオ、新ハンドヘルド機とファン制作カートリッジを発売
1980年代の子供たちにとってNeo Geoは懐しい思い出だ。超高価でゲームセンターと夢の中にしか存在しない高嶺の花のゲーム機だった。20年以上それは変わらなかったが、業務用機は未だ世界中に散在し、家庭用ゲーム機はスプライトを愛する懐古趣味の熱狂者たちによる熱心なファン基盤を生み出した。 SNKは何年も前にハードウェアの製造を中止したが、インターネットはごくわずかな人数でも熱狂的ファンが集まって意味のある市場を作ることのできるすばらしい場所だ。今回のケースでは、新しいハンドヘルド機と新しいリアルライフゲームを〈カートリッジ〉で提供する…続きを読む

カードリーダー不要:PayPal Hereを支えるCard.ioの技術
今日(米国時間3/15)PayPalは、中小規模店舗向け支払いの新しい国際プラットフォーム、PayPal Hereを発表した。新しいモバイルアプリとカードリーダーによって、支払いソリューションの老舗のサービスが地域店舗で利用できるようになる、Square対抗のソリューションだ。今日各店舗に出荷開始されたのは、三角形のカードリーダー(ドングルとも呼ばれる)で、店舗はこれを使ってさまざまなカードを読み取ることで、どこででもモバイル支払いを受けられるようになる ― ただし、本当に必要なのはスマートフォンだけ。Card.ioというスタートアッ…続きを読む

クラウド上の(多言語)統合開発環境Kodingが$2Mを調達–グローバルな開発コラボが可能に
プログラマはコードを書くべきであり、ドメインのセットアップやエディタの構成などに時間を費やすべきではない。…このようなあつれきからプログラマを救うために、サンフランシスコのKodingは、ブラウザから利用するクラウド上の開発環境とデベロッパコミュニティを提供している。同社はこのほど、RTP VenturesとGreycroftから$2M(200万ドル)のシリーズA資金を調達した。 Kodingは多様な言語をそのリモート開発環境でサポートし、WordPressやJoomlaやWebサーバの構成をデベロッパに代わって迅速に行い、またそのコ…続きを読む

PayPal、ついに店内へ。小規模店向き国際プラットフォームを提供開始
今われわれはサンフランシスコで行われているPayPalのイベントに来ている。電子支払いの巨人は、その小規模店舗向け支払いソリューションを正式に公開した。このニュースはここ数週間徐々に漏れ出していた。同社が小店舗向け店内支払いシステムの公開を準備していたことはLeena[Rao]が先週報じたとおりだ。そしてここにPayPal Hereが発表された。これがどんなテクノロジーなのか、まだ正確なところは明らかにされていないが、今日はっきりとわかったのは(たとえ明示的でないにせよ)PayPalがSquareに標的を絞ったことだ。 それも当然、J…続きを読む

ブリトニー・スピアーズ、Pathの利用を開始。Pathは$250Mの評価額による$30M調達ラウンドを準備中?
歌手のブリトニー・スピアーズがPathを訪問したとの噂が流れた(Twitterで事実であることが確認された)。PathのファウンダーであるDave Morinとともに、広々としたオフィスを見学したようだ。役員室デスクの掛け心地なども試してみたらしい。 こちらが、ブリトニーのPathアカウントだ。ただ、友人数を150人に限定しているサービスでアカウントを作るというのも少々意外な感じもする。ブリトニーはTwitterで1400万ものフォロワーを抱えているのだ。いずれにせよ、これがブリトニーにとってのシリコンバレー初訪問となった。 またPa…続きを読む

GoogleがDiggのファウンダー、ケビン・ローズとMilkチームを獲得―ソーシャル戦略ますます強化へ
AllThingsDによれば、Diggのファウンダーでスーパー起業家のケビン・ローズがGoogleに加わるという。いや、Googleに参加するのはケビンだけでなく、彼のMilkチームの全員だ。つまりGoogleは人材獲得のためにMilkを買収した。 GoogleはMilkのOinkアプリ、ないしそのテクノロジーに興味があったわけではないらしい。噂によればローズのチームはGoogleが最近ますます力を入れているソーシャル戦略の柱の一つになるという。 われわれの聞いたところでは、Milkへの投資家はこの買収に大いに満足しているようだ。買収…続きを読む

新iPadは手元に届いたかな? さっそくだが中身の写真をお目にかけよう
テクノロジー・コミュニティーはこの何週間というもの、Appleの新iPadに隠された秘密ならどんな小さなことでも探りだそうと血眼になっていた。ついに実機の出荷が始まったので今度は分解してみなければ気がすまない。さいわい、iFixitのチームがそれをいち早く実行してくれている(オレンジ色の吸引カップがかっこいい!)。 この記事を書き始めた時点ではまだ分解作業は進行中だった。最終結果はiFixitのページを訪問してご覧ください(この記事はライブ・ブログみたいなものだ)。ただしiFixitのサーバはアクセスが殺到しているらしく、ときどくえら…続きを読む

日本のGREE、初のアメリカ製欧米向けゲームタイトルを発表
時価総額59億ドルの日本のモバイル・ゲームの巨人GREEが国際市場への攻勢を本格化させてきた。今日(米国時間3/15)、同社として初のアメリカで制作された欧米向けゲームタイトルが発表された。 古くて新しいゾンビー・テーマで“Zombie Jombie”と呼ばれるこのゲームは人類と戦うゾンビーの視点でプレイする。プレイヤーは他のゾンビーを支配する力のあるスーパー・ゾンビーになる。スタイルはいわゆるトレーディング・カード・ゲームで他のゾンビーを表すカードを多数集めて友だちとその数や強さを競う。 ユーザー同士でも、ボス・ゾンビーとも戦えるし…続きを読む

非公開企業株のブローカーには詐欺まがいもあるので要注意: SECが捜査結果を発表
【抄訳】 Facebook(IPO以前)のようなホットなWeb企業の社員たちが、持ち株を個人投資家に売る傾向が近年はあり、それに乗じたブローカー企業も現れている。 そこで当然ながらSEC(Securities and Exchange Commission, 証券取引委員会)は、金融証券業界のこの新しい、そして無規制の部分に関心を示している。同委員会は長期にわたる調査(FacebookのIPO以前)の結果、2つのステルス的な金融グループと、人気の非公開株式市場SharesPostの捜査を開始した。 そして今日(米国時間3/14)同委員…続きを読む

これからは企業のクラウド化を支援するサービスが伸びる–Appirioが$60Mを調達
企業ITのクラウド移行をサポートするコンサルタントサービスAppirioが、新たに$60M(6000万ドル)の資金を調達した。今回の投資を仕切ったのは非公開企業向け投資会社General Atlantic、これに既存の投資家Sequoia CapitalとGGV Capitalが参加した。これでAppirioの資金総額は$70M(7000万ドル)を超える。過去の投資家には、Salesforceも含まれる。 AppirioはFacebookやニューヨーク大学、Thomson Reuters、Home Depotなどを顧客として、彼らがS…続きを読む

21世紀の医療は医師ではなく患者や一般生活者が主役–Eric Topol博士インタビュー
医療はこれから、どうなるのだろう? 高名な心臓医で著作家でもあるDr Eric Topolは、20世紀の医療は今、今日のデジタル経済によって創造的に破壊されようとしている、と信じている。われわれは今、医師万能(doctor-knows-best)の時代の終わりにいる。Skypeを使って今月初めに行ったインタビューでTopolは、因襲的で硬直化した医療体制が、消費者と患者をラジカルに力づける新しい産業に取って代わられつつある、と述べた。彼の説明では、この新しい産業が医療データをデジタル化することによって、医師たちは、人間一人一人の“オペ…続きを読む


