Ken Nishimura の記事

VC投資モデルは「起業」とは違う―、500 Startupsが神戸でアクセラレーターを実施
神戸市が500 Startupsをシリコンバレーから誘致してアクセラレーションプログラムを実施する。「500 Startups Kobe Pre-Accelerator」(以下、500 Kobeと略す)は、8月1日から9月9日にかけて行われる6週間にわたる起業家や起業家候補向けのプログラムだ。このプログラムを担当する500 StartupsパートナーのZafer Younis氏が来日していたので狙いを聞いた。Yonis氏は中東のヨルダンからシリコンバレーに移住した「外国人」の連続起業家だ。だから日本の置かれた状況や、日本とシリコンバレ…続きを読む

きっかけはキャリア上の焦り―、元加速器研究者が電子顕微鏡に動画イノベーション
経済学者シュンペーターの定義に従うなら、「イノベーション」とは新しい結合のこと。今まで加速器と電子顕微鏡をくっつけようと考えた人はいなかったようだが、フォトエレクトロンソウルというちょっと変わった名前の会社がやろうとしてるのは、まさにこの新結合だ。 取材の席に着くなり「宇宙の初期状態を創りだす電子ビームなんです」と切り出したのは、2015年7月に研究開発系スタートアップ企業「フォトエレクトロンソウル」を共同創業した西谷智博博士だ(下の写真右)。フォトエレクトロンソウルは2016年3月にBeyond Next Venturesからシード…続きを読む

人工知能開発のオルツはシードで6.1億円を集めて何を開発しているのか?
2015年1月にTechCrunch Japanで「人格コピーアバター」というSFぽいプロダクトに取り組むスタートアップのオルツを紹介したが、6月23日に同社が発表したところによれば4月上旬と6月の2度にわけたシードラウンドの資金調達で、それぞれ5億1700万円、9300万円の総額6.1億円を調達している。第三者増資の割当に応じたのはジャフコ、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル。ほかにも2015年5月にプレシードとも言える時期にEast Venturesからも投資を受けている。 最初に報じた時、「人格コピー」という長期…続きを読む

ユカイ工学がATRファンドから1億円を調達、家庭向けロボ共同開発へ
2007年創業のユカイ工学が今日、けいはんなATRファンドから1億円の資金を調達して「自然な会話を実現する家庭内ロボット」の共同開発をATRと進めることを発表した。 ユカイ工学といえば、2015年7月に出荷を開始した家庭向けコミュニケーションロボットの「BOCCO」で知られている。一方、今回ユカイが出資を受けるファンドの母体の1つである国際電気通信基礎研究所(ATR)はNTTやKDDIを主要株主として公的な資本などを元に研究を行う研究機関。もともと電信電話系の研究者が多かったこともあって音声処理などに強く、今回の狙いもATRが持つ「パ…続きを読む

フリマアプリのメルカリが日米4000万DL突破、米国で1000万DLの大台
フリマアプリのメルカリが日米合計で4000万ダウンロードを突破した。このうち1000万は米国でのダウンロードで、北米進出に意気込みをかけていた同社にとっては1つの大台を達成した形だ。国内では1000万ダウンロード(2015年1月)から2000万ダウンロード(2015年10月)に達するのは7カ月ほどだったので、2000万から3000万(2016年5月)でもペースは変わっていないか、若干速まっている。米国については2014年9月から提供を開始しているので1年8カ月での1000万ダウンロード達成ということになる。 以下のメルカリが公開したイ…続きを読む

次のEC事業機会は「食」―三井物産がロシアのミールキットECに出資
三井物産がロシアのサブスクリプション型食材デリバリーサービス、いわゆる「ミールキットEC事業者」のChefmarketの株式の一部を取得したことを発表した。総額120万ドル程度のシリーズAラウンドでの出資で、三井物産の持分比率は5%程度となるという。 Chefmarketは2012年創設のスタートアップで、モスクワを拠点にサンクトペテルブルクなど4都市でサービスを展開している。Chefmarketの主要サービスは5日分の食材と、プロのシェフが考案したメニューが同梱されたミールキットを提供する定期購買型サービスだ。 Chefmarket…続きを読む

歩ける範囲のご近所さん限定、地域SNS「マチマチ」がシードで6000万円の資金調達、全国展開開始
スタートアップやネット業界の人なら「ムトベ」という、ちょっと珍しい名前に聞き覚えがある人も多いだろう。六人部生馬氏はメガネECの「オーマイグラス」(Oh My Glasses)の共同創業者で、先日まではCOOだった人物だ。長身で、存在感のある黒縁の眼鏡。その風貌は、いかにも「メガネにコミットしています」という起業家・経営者という印象だと個人的には思っていたのだけど、下の写真にあるように六人部氏(左)はメガネを外して次のチャレンジを始めている。 マチマチを運営するProper共同創業者でCEOの六人部生馬氏(左)と共同創業者でCTOの藤…続きを読む

10年ぶりの新規参入、スマホ証券「One Tap BUY」が今日ついにローンチ
TechCrunch Tokyo 2015のスタートアップバトル決勝戦で審査員特別賞とAWS賞を受賞したり、2015年12月に金融商品取引業者として登録完了したことなどを順次お伝えしてきたスマホ証券のスタートアップ「One Tap BUY」が、4月末から続けてきた1000名規模のクローズド・ベータ期間を経て、本日正式にアプリ(サービス)をローンチした(iPhoneアプリ、Androidアプリ)。 One Tap BUYは名前の通りに手軽さをウリにしている。既存のオンライン証券会社が提供するアプリだと、売買手続きに16〜18タップが必要…続きを読む

工場や災害時向け業務用ドローンのV-Cube Robotics Japanが数億円の資金調達を実施
企業や自治体向けに業務用ドローンソリューションを提供するV-cube Robotics Japan(VRJ)が今日、グロービス・キャピタル・パートナーズとツネイシキャピタルを引受先とする第三者割当増資を実施したことを発表した。調達金額は非公開だが関係者らの話によれば、数億円前半とみられる。VRJは業務用テレビ会議システム提供で東証一部上場のV-CUBEの子会社として2015年10月にスタートしているが、外部資本を入れて成長を加速する形だ。 親会社のV-CUBEはテレビ会議システムを提供しているわけだが、その先にドローンをぶら下げること…続きを読む

元早稲田の24歳、多国籍チームで20万ドルを調達して留学支援プラットフォームを立ち上げ
早稲田大学国際教養学部に在籍中の2年生だったときにアメリカのポートランドへ1年間留学した森川照太氏は、まだ24歳の起業家だ。留学経験のある森川氏が台湾系アメリカ人でシリアルアントレプレナーのMark Hsu氏と2015年9月に共同創業したST Bookingは21世紀の留学プラットフォームとなる、という大きな目標を持っている。 留学にまつわる学校紹介や海外生活支援、翻訳サービスなどのマッチングを行う留学業界は古くからあり、この業界では約60年前に創業したEF Education Firstが最大手かつ老舗。約4万人の従業員と世界500…続きを読む

チャット・コマース夜明け前? チャットSaaSのLayerがDIから約1億円調達して日本・アジアに展開へ
去年TechCrunch Tokyo 2015でもスピーカーとして登壇した「Layer」が、日本のドリームインキュベータから約1億円の資金調達をしたと発表した。日本やアジアで企業ユーザーとの提携を進めて事業展開を加速するという。Layerはチャット・メッセンジャーを実装するためのSDKとバックエンドサービスをSaaSで提供している。Layerは、これ以前にも2014年5月には1450万ドル(約15.9億円)を調達している。 ドリームインキュベータといってもスタートアップ業界の人なら「久しぶりに聞いた名前だ」と思う人もいるだろう。 それ…続きを読む

ボット相手にチャットで仕事探し―、WantedlyがFacebookボットをリリースするワケ
ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリーが今日、ボットとのチャットを通じて仕事探しができるFacebookボットをリリースした。このボットはWantedlyが提供するメッセンジャーであるSyncのほうでも利用可能だ。 「恵比寿近辺で医療系の仕事はありますか?」などと自然文で案件や会社が探せるようになった。ただ、これだと単に検索オプションを使って「高度な検索」をするのと大して変わらないのではないか、という疑問がわく。実際、開発を担当したウォンテッドリーのリードエンジニア、相川直視氏と滝川真弘氏らによると、今のところボ…続きを読む

分身ロボット「OriHime」開発のオリィ研究所、Beyondなどから約2億3000万円を資金調達
小型分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を開発するオリィ研究所は今日、Beyond Next Venturesとリアルテックファンド、個人投資家8人をも引受先とした第三者割当増資により、総額2億2977万円の資金調達を完了したことを発表した。 ロボットといっても、産業用ロボットや家庭ロボット、外骨格ロボットなどいろいろな分類があるが、「分身ロボット」というのは、あまりない。OriHimeは「会いたい人に会いに行ける、行きたいところに行ける」をコンセプトとしている。遠隔操作で自由自在に動かせるロボットで、2015年7月から法人向け…続きを読む

最短5分でサイトを多言語化するWOVN.ioがパートナー向け機能開始
HTMLに1行のJavaScriptを書き加えるだけでサイトを多言語できるWOVN.ioについては、2014年6月のローンチ以来、何度かTechCrunch Japanでお伝えしてきたが、また新たに2つの施策を開始した。 1つはWeb制作会社やECプラットフォームなど、最終利用者をクライアントをして抱える事業者向けの「WOVN PARTNERS」。もう1つはWOVNをプラットフォームとしてオープン化する施策で、SEOライブラリのオープンソース化(Ruby、PHP、Java、C#、Goに対応)とAPIの提供を6月に予定している。 もとも…続きを読む

ソラコム、シリーズBで24億円を追加資金調達して早くも「同時多発的な」世界展開へ
2015年9月にIoT向けのMVNOサービス「SORACOM Air」を発表したソラコムが今日、シリーズBとして24億円の追加資金調達したことを発表した。今回の出資ラウンドには既存投資家のWiL、IVPに加えて、新たにVCや事業会社などが参加している。出資比率や、新たに加わったVC名、事業会社名、その業種は明かされていない。2015年3月に創業チームの自己資金でスタートしたソラコムは、その3カ月後の6月に約7億3000万円の資金調達をしていたので、創業1年と少しで合計約31億円と、日本のスタートアップとしては大きめの資金調達をしたこと…続きを読む

シリコンバレーでSlackが流行るワケ:開発者マーケティングが重要に
シリコンバレーで最も活発にシード投資をしているVCの1つ、Andreessen Horowitz(a16z)が続けているポッドキャストを聞いていて、最近膝を叩いたことがある。「いまや開発者こそがプロダクト購買の意思決定者にほかならない」という観察だ。これはSlackが爆発的に伸びている背景にある大きなトレンド変化だと思うし、とても重要な論点だと思う。SaaS領域の投資などを担当してきたa16zパートナーのMartin Casado氏とPeter Levine氏の意見を紹介しつつ、少し時代の流れを考察してみたい。 かつて開発者は鉛筆を買…続きを読む

シード投資にスピードと透明性を―、投資契約書「J-KISS」を500 Startups Japanが無償公開
ソフトウェアの分かる人なら「KISS」と聞けば「Keep it simple, stupid」(バカみたいにシンプルにしておけ)という「KISSの原則」を思い出すかもしれない。500 Startups Japanが今日公開した「J-KISS」は、たぶんこのKISSをもじったものだろう。J-KISSというのは、シリコンバレーの著名アクセラレーターの500 Startupsが2014年に自分たちが使っているものをオープンソースっぽく公開して、実際に使っている投資契約の標準ドキュメントに付けられた名称「KISS」(Keep It Simpl…続きを読む

実名でのアプリクチコミサービス「meetApps」は思わぬアプリとの出会いを目指す
グラットアンドソーレスは4月12日、実名でのアプリ情報口コミサービス「meetApps」を開始し、iOS版とAndroid版アプリの提供をスタートした。同社は自己資金でmeetAppsを開発している。 meetAppsは口コミで新たなアプリを見つけることを目的として開発されたアプリだ。特徴は2つある。1つは実名であること。もう1つはサービス利用者ごとに自分で設定した「ロール」があること。ロールというのは「エンジニア」「教師」といった職業や、「親」「ペットオーナー」などの役割のことだ。ロールの存在によって、特定の属性の人による実名のアプ…続きを読む

機械学習でマーケティングはどう変化するか? MarTech USA 2016レポート
編集部注:この原稿はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタントの冨永裕子氏による寄稿だ。冨永氏は2つのIT調査会社(ITR、IDC Japan)で、エンタープライズIT分野におけるソフトウェアの調査プロジェクト、ユーザー企業を対象としたITマネジメント領域を中心としたコンサルティングプロジェクトを経験。現在はフリーランスのITアナリスト兼ITコンサルタントとして活動中。ビジネスとテクノロジーのギャップを埋めることに関心があり、現在はマーケティングテクノロジーを始め、デジタルトランスフォメーション領域にフォーカスしている。 コンピ…続きを読む

スタートアップの祭典「TechCrunch Tokyo 2016」、今年も11月に渋谷・ヒカリエで開催するぞ
毎年秋にTechCrunch Japanが開催しているイベント「TechCrunch Tokyo」の開催日が決まったのでお知らせしたい。今年は11月17日(木)、18日(金)の2日間にわたって東京・渋谷のヒカリエで開催する。もうヒカリエでの開催は3年目になるが、今年もスタートアップ集積地の1つである渋谷のど真ん中での開催だ。 例年、大小の2ホールがあるフロアを全部借りきって、通路を展示会場としてきたのだけど、今年は小さいほうのホールは丸々スタートアップ企業を中心としたブース出展に割こうと考えている。やっぱりスタートアップが主役だ。でき…続きを読む


