Nariko Mizoguchi の記事

オランダ発の決済スタートアップMollieが110億円調達、バリュエーション1000億円超え
新型コロナウイルス感染症のパンデミックで家にいる時間が長くなり、消費者はさまざまなものをオンラインで購入するようになった。そうした事態を受けて、eコマースは過去8カ月かなりの利用増となっている。この影響でかなりの成長をみせているアムステルダム発の決済スタートアップが9月7日、プロダクトの充実や需要に対応する国際展開を引き続き進めるための大型の資金調達を発表した。 決済機能をサイトやアプリに統合するためのシンプルなAPIベースの方法を提供しているスタートアップのMollie(モリー)はTCVがリードする投資ラウンドで9000万ユーロ(約…続きを読む

D2Cブランド向け保証サービスのMulberryが年間経常収益約11億円を視野に
Chinedu Eleanya(チネデュ・エレニャ)氏がMulberry(マルベリー)を消費者直販(D2C)ブランドの保証サービスとして創業してから2年でビジネスは急成長した。 あらゆる人にあらゆる商品を販売するスタートアップブランドの出現により、消費者行動が大きく変わった。この動きに乗じたMulberryは小売業者向けの保証サービスに求められていたひねりを加えた。小売業者は長年にわたり消費者に高額の買い物を快適にしてもらうために保証サービスに頼ってきた。同社の今年これまでのARR(年間経常収益)が1000万ドル(約11億円)に近づき…続きを読む

タイの食料サプライチェーン合理化のFreshketが約3.2億円を調達
バンコク拠点のFreshket(フレッシュケット)は新鮮な農産品を農場からテーブルに届けるプロセスを簡素化する。2017年に創業された同社はOpenspace Ventures(オープンスペース・ベンチャーズ)がリードするシリーズAラウンドで300万ドル(約3億2000万円)を調達した。 本ラウンドにはタイのプライベートエクイティファームECG-Research(ECGリサーチ)、Innospace(イノスペース)、そしてインドネシアの農業テクノロジースタートアップTaniHub(タニハブ)の創業者であるPamitra Wineka(…続きを読む

Facebookの写真・ビデオをDropboxとKoofrに直接転送可能に
Facebook(フェイスブック)の写真とビデオのポータビリティツールがさらに2つのサードパーティサービスで使えるようになった。ユーザーは、クラウドストレージプロバイダーのDropbox(ドロップボックス)と欧州ベースのKoofr(クーファ)にデータを暗号化して送ることができる。 Facebookは昨年12月に写真のデータポータビリティをデビューさせた。当初は同社が欧州の本部を置くアイルランドで、ユーザーがメディアをGoogle Photosに直接遅れるようにし、その後さらに多くのマーケットでも同機能の提供を始めた。6月にグローバル全…続きを読む

東南アジアの大手オンライン不動産業者PropertyGuruがKKRとTPGから290億円獲得
東南アジア有数の上場不動産会社であるPropertyGuru(プロパティグル)は9月2日、2億2000万ドル(約230億円)の新規出資を確保し、この地域で大きな進歩を遂げると発表(PropertyGuruリリース)した。 PropertyGuruは既存投資家でありバイアウトの巨人であるKKRとTPGからの資金で、同社にとっての主要市場であるシンガポール、タイ、インドネシア、ベトナム、マレーシアですでに意欲的に進めている事業を加速する。同社はそれぞれの国に特化した不動産ポータルを運営している。 今回の未公開市場からの資金調達の約1年前に…続きを読む

ロシアYandexがUberとのJVから自動運転事業をスピンアウト、159億円を新会社に投資
自動運転車が実際に普遍的な存在になるまでにはまだ何年もかかる。だが実現したときに最前線に立っているための戦略の一環として、自動運転車の開発や普及に向けた大きな取り組みの1つが今日、重要な一歩を踏み出した。ロシアで検索エンジンとしてスタートした上場ハイテク大手で、米国のGoogle(グーグル)と同じように多くの関連分野に手を拡げたYandex(ヤンデックス)が9月4日、Uber(ウーバー)との合弁事業(JV)で配車サービスと料理宅配を行うMLU BVから自動運転事業をスピンアウトすると発表(Yandexリリース)した。 YandexとU…続きを読む

Tinderのインタラクティブビデオシリーズ「Swipe Night」が日本含めグローバルで9月12日から利用可能に
Tinder(ティンダー)の「Swipe Night」(スワイプナイト)がグローバル展開する。デートアプリのTinderは9月4日、インターラクティブなビデオシリーズが9月12日からアジアやその他の海外マーケットで利用できるようになると発表した。新型コロナウイルの感染拡大のためにユーザーの多くが外出を控えているが、そうした人にとって他人とつながるための新たな手段となる。 Swipe Nightは昨年10月にまず米国で提供され、インターナショナル版は週末に展開される。米国外のオーディエンス向けに3つの連続エピソードが計画されていて、最初…続きを読む

アップルが新たに無料、割引で提供できる「サブスクリプションオファーコード」を導入
Apple(アップル)はサブスクリプションの仕組みに変更を加える。別に政府から反トラスト法(独占禁止法)調査を受けたりEpic Games(エピック・ゲームス)との訴訟を抱えているからといって、同社の取り分を減らすわけではない。アップルは開発者が新しい「オファーコード」の機能を使ってサブスクリプションを提供できるようになると発表した。開発者はユーザーに1回限りのコードをデジタルまたはオフラインイベントで印刷して配布し、無料または割引価格でサブスクリプションを提供できる。 同社によれば、この機能により開発者が加入者を獲得、維持、再獲得す…続きを読む

AmazonがWhole Foodsの店舗に見える配送センターをNYブルックリンにオープン
8月31日の週の初めにAmazon(アマゾン)は、ブルックリンの海辺近くに外観はまさに典型的なWhole Foods(ホール・フーズ)の店舗に見える施設をオープンさせた。ただし、一般向けのものではない。新しい配送センターだ。 「グローサリー配達は引き続きアマゾンで最も急成長している事業の1つだ」と同社はセンター設置についての声明で述べた。新たに数百人を雇用したことにも言及した。「グローサリー配達へのアクセスを増やすことを楽しみにしている」。 こうなることは誰もが予想していた。それでもさまざまな規模の施設を建てたりeコマース配送センター…続きを読む

フランスが12.5兆円の経済刺激策を発表、デジタル分野に8790億円注入
フランス政府は現地時間9月3日、経済回復を促す1000億ユーロ(約12兆5500億円)の景気刺激策を発表した。この額はフランスのGDPの4%に相当する。刺激策の一環として、政府はかなりの額をスタートアップ投資、インフラ投資、デジタルトランスフォーメーションといったデジタル関係に注ぐ。 筆者は詳細を求めてフランスのデジタル大臣であるCédric O(セドリック・オ)氏にインタビューした。結論からいうと、フランスはデジタル投資に70億ユーロ(約8790億円)を充てる。これは今後2年間の新規投資計画だ。 2020年初めに展開された経済救済計…続きを読む

コーポレートカードを通じたB2B SaaSビジネスのAirbaseが急成長中
TechCrunchは数週間前、コスト管理機能が特徴のコーポレートクレジットカードのスタートアップであるRamp(ランプ)が、「プラスチック」ビジネスに加え経費管理ソフトウェアに進出した(未訳記事)と書いた。筆者は記事の最後に、企業や消費者のプラスチックカードを引き受けたり供給したりすることに意欲的な企業が非常に多いことを考えると、「実際のところカードは現時点でコモディティにはなっていない」のではないかと書いた。 ある会社がその考えを体現した。TechCrunchが最後にAirbase(エアベース)を取り上げたのは今年3月だ。同社はシ…続きを読む

VWが支援する全固体電池開発のQuantumScapeが特別買収目的会社経由で上場へ
Volkswagen Group(フォルクスワーゲングループ)が支援する全固体電池開発のQuantumScape(クァンタムスケープ)が、特別買収目的会社(SPAC)のKensington Capital Acquisition Corp(ケンジントン・キャピタル・アクイジション)との合併に同意した。電気自動車向けの全固体電池を商業化するのに必要な資本を調達するのが狙いだ。 合併によりQuantumScapeのディール後の市場価値は33億ドル(約3500億円)になる。 QuantumScapeは合併で7億ドル(約740億円)超を調達で…続きを読む

アップルが新型コロナ接触追跡の新ツールをiOS 13.7でリリース
Apple(アップル)とGoogle(グーグル)は新型コロナウイルスの接触追跡の取り組みを支援するため、計画していた接触通知技術の普及に引き続き力を入れている。両社は、公衆衛生当局が独自のアプリを開発・維持しなくても、デジタルの接触通知をより容易に導入できる新しいツールを発表した。アップルは9月1日のiOS 13.7システムアップデートから利用できるようにするが、グーグルはAndroid 6.0で自動生成されるアプリケーションから今月後半に導入する予定だ。グーグルのほうはシステムサービスとOSのアップデートを管理する方法が非常に異なる…続きを読む

ゲーミングビデオ実況配信のTwitchがみんなで視聴できるウォッチパーティー機能をグローバル展開
Twitch(ツイッチ)はゲーミングビデオ実況配信の場所以上のものになろうとしている。昨秋、Amazon(アマゾン)傘下のTwitchは「Watch Parties(ウォッチパーティー)」という新機能のテストを開始した。 Twitch is testing out Watch Parties, which allows streamers to stream Amazon Prime Video content that will be viewable only to viewers who have Amazon Prime Th…続きを読む

中国物流大手YTOが海外展開強化へアリババから1025億円調達、町の配達業者から世界へ羽ばたく
eコマースは過去10年で中国に物流ブームをもたらし、小さな町の配達業者を複数の国で事業を展開する会社に変えた。業界をリードする1社であるYTOは長年のパートナーかつ顧客であるAlibaba(アリババ)から66億人民元(約1025億円)を調達し、国際展開を積極的に進めようとしている。 設立20年のYTOは今週、3億7900万株を1株あたり17.4人民元(約270円)でAlibabaに売ると発表した。新規株の取得によりアリババの持ち分は10.5%から22.5%に増える。YTOの創業者2人の支配持ち分は41%となる。 発表によると、新たな投…続きを読む

GMとフォードが新型コロナで米政府と契約していた人工呼吸器生産を完了
米国内での新型コロナウイルスの広がりを受け、数多くの自動車会社やメーカーが個人防護具や人工呼吸器の不足を補おうと工場を改造する計画を発表した。 そしていま、米自動車メーカー2社がそれぞれ結んでいた数百万ドル規模の人工呼吸器製造の契約を完了した。2社合わせて8万台を米政府に納入した。 General Motors(GM、ゼネラル・モーターズ)は9月1日、3万台の救命救急人工呼吸器を国家戦略備蓄向けに製造するという米保健福祉省(HHS)との契約を完了させたと発表した。GMは人工呼吸器の多くは病院に配備されたと述べた。Ford(フォード)で…続きを読む

Semalytixが世界最大の患者の体験をまとめたデータセット構築を目指し5.4億円調達
患者の実体験の深い理解に役立てるAIを活用したデータツールを製薬会社に提供する、ドイツのビーレフェルトに拠点を置くスタートアップのSemalytix(セマリティクス)が、シリーズAで430万ユーロ(約5億5000万円)を調達した。 ベンチャーキャピタルのbtov Partnersがラウンドをリードし、既存投資家からFly Venturesと未公表のエンジェルが参加した。Semalytixは、注入されたキャッシュで製薬会社と、さらにより広範なヘルスケア市場での事業開発を拡大する。 Semalytixは、研究グループであるSemantic…続きを読む

ビジネスコミュニケーションのDialpadがビデオ会議サービスHighfiveを買収
人気のビデオ会議サービスUberConference(ウーバーカンファレンス)を展開しているVoIPプロバイダーのDialpad(ダイアルパッド)は米国時間9月1日、企業に会議ルームソリューションを提供している資金潤沢なビデオ会議スタートアップであるHighfive(ハイファイブ)を買収したと発表した。2社は買収価格を明らかにしなかったが、HighfiveはこれまでにLightspeed Venture Partners、Andreessen Horowitz、General Catalyst、Dimension Dataなどから77…続きを読む

テスラが最大5300億円の新規株式売り出しを発表、株価は3月中旬から598%上昇
Tesla(テスラ)は米国時間9月1日、最大50億ドル(約5300億円)の新規株式を売り出すと発表した。同社の株価が過去にない上昇を続けていることを受けた動きだ。 同社は、米証券取引委員会に提出した申請書の中(Teslaリリース)で「成行注文」提供プログラムを通じて「その時々に」株式を売る、とした。Goldman Sachs(ゴールドマンサックス)、BofA Securities(バンク・オブ・アメリカ・セキュリティズ)、Capital Inc.(キャピタルインク)、Citigroup Global Markets Inc(シティグル…続きを読む

スタートアップ創業者の「コミュニティへのイグジット」を目指す動きが高まっている
スタートアップの伝統的なロードマップは、次のようなイグジットの考え方を中心に形成されている。つまり多くの場合、スタートアップやベンチャーキャピタリストの心の中にある理想的なイグジットは、IPOか別の会社による買収の2つの方法のいずれかだ。 だがより広い範囲のステークホルダーにより多くの価値をもたらす可能性があるイグジットの方法がある。コロラド大学ボルダー校のMedia Enterprise Design Lab(メディア・エンタープライズ・デザイン・ラボ)とZebras Unite(ゼブラユナイト)が主導する共同作業プロジェクト「Ex…続きを読む


