タグ: マサチューセッツ工科大学 / MIT(組織)

マサチューセッツ工科大学に関連する記事一覧

  • MITの「RFocus」は壁一面をアンテナにするテクノロジー

    MITの「RFocus」は壁一面をアンテナにするテクノロジー

    RFocusは単純な問いに答えようとしている。「アクセスポイントやモバイル機器のアンテナや発振器の代わりに、どこにでもあるものを使えたらどうなるか?」。その「もの」で壁や塀を埋め尽くすのだ。MITのCSAIL(コンピュータ科学・人工知能研究所)が新たに開発した「Smart Surface」は、3000基以上のアンテナを使って信号強度を10倍近くに増幅する。 米国時間2月3日に同研究所は、このテクノロジーを紹介する論文を発行した。比較的安価で、それぞれのアンテナは数セントで作れる。さらにいいのが低消費電力であることで、ソフトウェア制御に…続きを読む

  • 仕事の未来は倫理的か?

    仕事の未来は倫理的か?

    Meili Gupta(メイリ・グプタ)さんは新たな疑問を投げかけようとしている。エリートのための寄宿舎制中等教育校であるPhillips Exeter Academy(フィリップス・エクセター・アカデミー)の穏やかで雄弁な3年生グプタさん(17歳)は、内向的で優しい話し方をする技術系オタクの典型のように映る。 しかし、多くの人が知っているどの高校生よりも、彼女はコンピュター・サイエンスに詳しい。しかも、MITの最も重要な刊行物である「MIT Technology Review」(MITテクノロジー・レビュー)の熱心な読者でもある。そ…続きを読む

  • MITの科学者が1年で10万回の反復実験が可能なロボットを開発

    MITの科学者が1年で10万回の反復実験が可能なロボットを開発

    科学はエキサイティングなはずだが、実際にはおそろしく退屈なこともある。何千回も同じことを繰り返す実験もあるが、そんなものは自動化してほしいところだ。そこでMITの科学者が作ったロボットは、ある種の実験の結果を観察し、フォローアップを計画する。このロボットは、最初の1年で10万回の実験を行った。 流体力学という分野は、大量の複雑で予測不可能な力を扱い、それらを理解する最良の方法が同じことを何度も繰り返して一定のパターンを見つけることだったりする。これはあまりにも単純化した言い方だが、ここでは流体力学の詳しい説明はやめておこう。 繰り返し…続きを読む

  • MITがソフトロボティクスの制御を最適化する新手法を開発

    MITがソフトロボティクスの制御を最適化する新手法を開発

    ソフトロボットの特定のタスク実行を最適化する新たな方法をMITの研究チームが開発した。タスクの実行はソフトロボティクスにとってかなりの難題だ。というのもフレキシブルなボディを持つロボットは、基本的にいつでも無数の動きができるからだ。それゆえに、可能な限りベストな手法で何かをするようにソフトロボットをプログラミングすることは途方もない作業となる。 そうしたプロセス全体を簡単で計算もさほど複雑でないものにするために、あらゆる方向に動けるロボットを効率的なものにし、動きを最適化するのに使われる代表的な低次元モデルのプロセスをシンプルにする手…続きを読む

  • MITの最新ロボ「ミニチーター」がはしゃいで転んでひっくり返ってサッカーで遊ぶ

    MITの最新ロボ「ミニチーター」がはしゃいで転んでひっくり返ってサッカーで遊ぶ

    MITのバイオミメティックス・ロボティクス(Biomimetics Robotics=生体模倣ロボット工学)部門は、グループデモのため、新しい「ミニチーター」ロボットの群れをキャンパスに連れ出した。これはロボット技術の最新の状況を確かめる、またとない機会となった。 MITの学生たちは、9匹の犬サイズのロボットの動作を連携させ、協調運動、宙返り、落ち葉に埋もれた状態からの飛び出し、はてはサッカーまで、いろいろな活動をさせている。 ミニチーターの重量は、わずか20ポンド(約9kg)しかない。そのデザインは、今年初めにMITの機械工学部のロ…続きを読む

  • デリバリーロボが地図なしで配達先のドアを自力で見つける方法

    デリバリーロボが地図なしで配達先のドアを自力で見つける方法

    MITの研究者が開発した新しい行路発見方法は、さまざまな業界で客先まで物を届けなければならないロボット、いわゆるデリバリーロボットにとても役に立つ。彼らが考案したのは、前もって地図が与えられていなくてもロボットが客先の入り口のドアを見つける方法だ。 今ある自走デリバリーロボットの多くは、Starshipが開発してその後Postmatesなど多くの企業が採用した、車輪付きクーラーボックスタイプも含めて、顧客が外の路上に立っていなければならない。しかし未来のデリバリーロボットが自力でドアまで辿り着くためには、人間の配達員と同じく詳細な地図…続きを読む

  • MITのブロック型ロボットは相互通信によって集団行動

    MITのブロック型ロボットは相互通信によって集団行動

    MITのComputer Science and Artificial Intelligence Laboratory(コンピューターサイエンスと人工知能研究所、 SAIL)が考案したこのキューブ状のロボットは、自力で移動し、お互いとコミュニケーションして協調しながら自分たちを何らかの構造物へ組み立てる。その振る舞いをMITの研究者たちは蜂の巣作りみたいだと述べた。ビデオを見るとその様子がよく分かる。 このキューブ状のロボットは平らな面の上を転がったり、お互いの上や向こう側に行ったり、短い距離をジャンプしたりする。そして最近の改良で簡…続きを読む

  • 人間の動きと連動してバランスを保つパシフィック・リム的ロボ

    人間の動きと連動してバランスを保つパシフィック・リム的ロボ

    人間の手を介さずに作動する自律型ロボットは注目を集めているものの、実用化にはまだ距離がある。 例えば、二足歩行ロボットが倒れるのを防ぐには人間並みの俊敏な反射が必要になる。では人間は正確にいってどんな反射運動をしているのだろう?これが現在研究者の実験の重要なテーマとなっている。 人間が二足歩行である以上、その環境内で動き回るにはロボットも二足歩行が適している。しかし四足歩行や車輪移動のロボットよりも転倒や落下をしやすい。直立状態を維持するためには高度なアルゴリズムが必要だが、状況によってはアルゴリズムだけでは不十分だ。 MIT(マサチ…続きを読む

  • MITがロボットが物体を扱う時間を大幅に短縮する方法を開発

    MITがロボットが物体を扱う時間を大幅に短縮する方法を開発

    モノを手に取るのは簡単なことのように思える。でもそれは、手に取るために必要なすべてのことを即座に、直感的に理解できる強力な脳を持つ人間にとってのこと。ロボットの場合、進化したロボットであっても、驚くほど複雑な計算をしなくてはならない。壊さないようにつかむなら、なおさらだ。 MITは、ロボットがどう物体をつかむかを決定する時間を短くする新しい方法を開発した。現在10分以上かかっているものが1秒以下と「驚くほど」速くなるという。これは桁違いの高速化であり、人間が反応して対応する時間に近くなる。 これが実現すれば、工業分野などロボットがすで…続きを読む

  • オープンソースの父・リチャード・ストールマンがMITとFree Software Foundationの役職を辞任

    オープンソースの父・リチャード・ストールマンがMITとFree Software Foundationの役職を辞任

    コンピューターサイエンティストでオープンソースソフトウェアの推進者であるRichard Stallman(リチャード・ストールマン)氏が、ある学部のメーリングリストへのメールで、Jeffrey Epstein(ジェフリー・エプスタイン)の性的人身売買の被害者の一人を「完全に自発的だった」と書いたため、MITのComputer Science and Artificial Intelligence Lab(CSAIL、コンピューター科学と人工知能研究所)の客員サイエンティストの役職を辞任したことが明らかになった。ストールマン氏はまた、彼…続きを読む

  • MITメディアラボがスキャンダルで消滅したら我々は本当に困るのだろうか?

    MITメディアラボがスキャンダルで消滅したら我々は本当に困るのだろうか?

    マサチューセッツ工科大学(MIT)出身の友人が「メディアラボは再建できるのかどうかわからない」と書いてきた。これは例のNew Yorkerに掲載された暴露記事を指している。この記事で自殺した富豪のジェフリー・エプスタイン氏とラボのディレクターである伊藤穰一氏が、それまで認めていた内容よりさらに密接な関係があったことが発覚した。伊藤氏はただちに辞任し、メディアラボを巡っては大揺れが続いている。 メディアラボはテクノロジー世界で長い間、奇妙な位置を占めてきた。 自身のパンフレットによれば「それぞれ無関係な分野と考えられてきた研究を非伝統的…続きを読む

  • 伊藤穰一氏がMITメディアラボの所長を辞任、資金調達の不正処理で

    伊藤穰一氏がMITメディアラボの所長を辞任、資金調達の不正処理で

    MITの理事長L.Rafael Reif(L・ラファエル・ライフ)氏の声明によると、今論争のさなかにあるM.I.T.Media Lab(MITメディアラボ)の所長である伊藤穰一氏が辞任した。このニュースを最初に報じたThe New York Timesは、伊藤氏が学長のMartin A. Schmidt(マーティン・A・シュミット)氏に送ったメールのコピーを入手した。 今や元所長になった伊藤氏のメールには「この件については何日も何週間も熟考してきましたが、今では、私が本学のメディアラボの所長職と教授職および職員を今ただちに辞任すること…続きを読む

  • MITのヒモ型ロボットは脳血管の中を通って手術を安全にする

    MITのヒモ型ロボットは脳血管の中を通って手術を安全にする

    MITが開発したヒモ型ロボットは、脳外科手術の侵襲性を軽減し、動脈瘤や脳卒中の原因になる脳血管の閉塞や損傷の治療を効果的かつ容易にする可能性がある。 MITの研究チームが新たに開発したのは、ロボット工学と血管内手術技法を組み合わせることで、極細ワイヤーを脳血管の複雑な経路を通す際のリスクを軽減する。現在この種の治療は過去の脳手術と比べてはるかに侵襲性が低くなってはいるが、ワイヤーを手作業で通すために著しく熟練した外科医が処置する必要がある。外科医にとっては非常に困難な手術であるだけでなく、患者の脳内の経路を見るために必要なX線に曝され…続きを読む

  • MITの自動操船ロボは複数の船の自動編隊が可能に

    MITの自動操船ロボは複数の船の自動編隊が可能に

    完全自動操縦のロボット船、ここで駄洒落を言うなら「ロボート」を作る努力がMITで続いている。今回彼らが試みたのは、個々の船が自分の位置を自分で変えて、全体として船隊の形を自動的に変える能力だ。 この前TechCrunchが「ロボート」を見たときは、ふつうの航行ができるほどの自律性は持っていたし、複数の船がお互いをつかまえて基本的な形の船隊を作ることができた。しかし今度は、相手をつかまえて接続するだけでなく、相手から離れて違う形の船隊を自力で作れる。 自動編隊を実現するロボートのために研究者たちが考えたアルゴリズムは、ロボット船がお互い…続きを読む

  • MITがさまざまなデバイスに高品質のビデオストリームを同時配信する方法を開発

    MITがさまざまなデバイスに高品質のビデオストリームを同時配信する方法を開発

    画像:Getty Images/aurielaki 自宅ネットワークの接続状況と世帯の規模にもよるが、ビデオストリーミングはまったく悲惨な状態になることもある。バンド幅には上限があるからだ。みんながそこに群がって、できるだけ多くのデータをもぎ取り、カクカクした映像にならないようにしたがる。同時に要求される複数のストリームにバンド幅を分配するやり方をコントロールする新たな手法があれば、世界に平和をもたらすかもしれない。山ほどのデバイスが1つの接続を共有して、すべて同時にビデオをストリーミングしようとしているような状況に対処できるとしたら…続きを読む

  • MITがバッテリーなしでデータを送信できる水中センサーを開発

    MITがバッテリーなしでデータを送信できる水中センサーを開発

    MITは、バッテリー不要でほとんど電力を必要としない水中センサーと通信システムを作った。これは水中「モノのインターネット」の実現に寄与するものであり、海水温度や水中生物のリアルタイムモニタリングが、電池交換の必要なく可能になるとMITは言っている。もしそれが可能になれば、遠い惑星の海中に水中センサーのネットワークを張り巡らすこともできるかもしれない。 MITの研究チームが開発した同システムは、水中に向けて音波を送信する発振器を使用し、それをセンサーシステムに内蔵された受信機が受けとると微小なエネルギーが発生する。センサーはそのエネルギ…続きを読む

  • MITの人まねロボがボトルキャップチャレンジに成功

    MITの人まねロボがボトルキャップチャレンジに成功

    MITのCSAIL(コンピュータ科学・人工知能研究所)には、人間の上腕二頭筋の動きを観察して、その動作を真似できるロボットがある。大きくて扱いにくそうなものを持ち上げようとする人を手伝うなど、実用的な用途はいろいろある。しかし、今流行りの、あのチャレンジにも応用できそうだ。 CSAILは、このロボットをRoboRaise(ロボレイズ)と呼んでいる。今回、人間の相棒から教えを受けて、ボトルキャップチャレンジをやってのけた。このところ、セレブも含めて多くの人の間で流行っている、アレだ。ペットボトルのキャップに狙いを定めて正確無比なキックを…続きを読む

  • MITが作った小さな歩くモーターは自分たちを自分で組み立てて複雑なロボットになる

    MITが作った小さな歩くモーターは自分たちを自分で組み立てて複雑なロボットになる

    未来のロボットは少しずつ「ウォーリー」的ではなくなり、「蟻の大群を迎えるボルトロン」のようになるだろう。MITのNeil Gershenfeld(ニール・ガーシェンフェルド)教授と彼の学生たちが作った歩行するモーターを見ていると、そう思わずにはいられない。このモーターは、磁石とコイルとわずかな構造部品の寄せ集めにしか見えないが、前後に歩くことができ、複雑な機械の歯車を左や右に回すこともできる。 この小さな動く微生物はそれだけでもすごいが、仲間や他のロボット部位と組み合わさると真価を発揮する。それがガーシェンフェルド教授らの狙いだ。同じ…続きを読む

  • 誰でもAIの威力を利用できるようにするMITの対話型機械学習予測ツール

    誰でもAIの威力を利用できるようにするMITの対話型機械学習予測ツール

    もうすぐ、強力な予測ツールを開発するのに何も特別なものは必要なくなる。ごく普通のタッチスクリーンデバイスと、自由にアクセスできるデータさえあればいい。MITとブラウン大学の研究者による新しい実験は、「Northstar」と呼ばれる対話型データシステムに、「機械学習モデルを即座に生成する」能力を追加することに成功した。既存のデータセットに適用して有用な予測を生成できる。 研究者が示した例としては、医師がこのシステムを利用し、患者の医療履歴から、特定の疾患にかかる可能性を予測するというものがある。また、事業主が過去の売上データを使用して、…続きを読む

  • 小型商用核融合炉を開発するボストンのスタートアップが約54億円を調達

    小型商用核融合炉を開発するボストンのスタートアップが約54億円を調達

    25年間におよぶ研究の末、マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちは、核融合商用化への扉の鍵を手に入れたようだ。 Commonwealth Fusion Systemsは、その研究の成果だ。消費者にクリーンで安定した電力を届けるために太陽のパワーを制御するという、数十年間にわたる研究開発の上にこのスタートアップは成り立っている。彼らはこのほど、米国で最も資金力のある民間投資家たちから、商用化を推し進めるための5000万ドル(約54億円)の追加投資を受けた。 同社はその技術を発表し、イタリアのエネルギー企業Eni、世界でもっとも裕…続きを読む