Atsushi Yukutake の記事

生鮮食品配達のBlue Apron、IPO後の株価下落で集団訴訟の恐れ
Blue Apronには息をつく暇もないようだ。食品通販サービスを提供する同社の株価は6月下旬のIPO時点から半分近く下がり、訴訟問題にまで発展しようとしている。 現在複数の弁護士事務所が集団訴訟の準備を進めており、彼らはBlue Apronが株価に影響を及ぼす重要な情報を開示していなかったと主張しているのだ。 具体的な内容としては、顧客維持、配送遅延、広告費の削減が焦点となっている。現地の法律事務所Bragar Eagel and Squireの主張は次の通りだ。「1)Blue Apronは2017年Q2に広告費を大幅に削減し、将来…続きを読む

大学別スタートアップ数&調達額ランキング
【編集部注】執筆者のJoanna GlasnerはCrunchbaseの記者。 会社を立ち上げてVCから資金を調達する上で有名大学を出ている必要はない。しかし実際のデータを見てみると、出身校と資金調達には深い関係がありそうだということがわかる。 この記事では、スタートアップ投資を受けた起業家という観点から、アメリカの有名大学をランク付けしている。注目したのは卒業生が立ち上げたスタートアップの数、そして調達資金額だ。 もしも意外な結果を期待してこの記事を読んでいる人がいれば、ここで読むのをやめた方がいい。というのも、スタートアップエコシ…続きを読む

Amazon・Alibabaの2強状態の中、EC企業に残された道とは
【編集部注】執筆者のHans TungはGGV Capitalのマネージングパートナー。 超巨大企業に勝つにはどんな手を使えばいいのか? 中国とアメリカという世界最大級のEC市場で戦う企業は、日々この問いに頭を悩ませている。 AmazonとAlibabaの大成功(時価総額はどちらも4000億ドル以上)をもってEC市場の戦いは終わった、と考えている人は多い。Amazonが本や家庭用品、電子機器、服、食料品など次々と新しいカテゴリーを制覇していく傍ら、Alibaba傘下のTmallとTaobaoもシェアを伸ばし、何百万という数のSKUを確…続きを読む

Alibaba、インドネシアのEC企業Tokopediaに投資――ラウンド総額は11億ドル
Alibabaが東南アジア市場への攻勢を強めている。この度インドネシアのEC企業Tokopediaは、Alibabaを中心とする投資家から合計11億ドルを調達したと発表した。 評価額は公表されていないが、両社共にAlibabaがTokopediaの少数株主になったことを認めた。 2009年に設立されたTokopediaは、小規模小売店や大手ブランドが(東南アジア最大の経済規模を誇る)インドネシアの消費者に向けて商品を販売できるマーケットプレイスを運営している。同社は2014年にソフトバンクとSequoiaから1億ドルを調達しており、E…続きを読む

Amazon、Alexaスキルの報酬対象を拡大――有料スキル・広告掲載は未だ非サポート
本日(現地時間8/16)アマゾンは、Amazon EchoをはじめとするAlexaデバイス上で使える「スキル」(アプリのようなもの)の開発者向けに、新たな報酬プログラムを導入すると発表した。同社によれば、今後は5種類以上のカテゴリーで高パフォーマンス・高”エンゲージメント”のスキルに対して報酬が支払われるとのこと。なお、ゲームカテゴリーでは過去に似たプログラムを通じて開発者に報酬が支払われており、新プログラムでも同カテゴリーは報酬対象に含まれている。 ゲーム開発者向けの報酬プログラムは今年の5月に密かにリリースされ、人気ゲームには現金…続きを読む

ソフトバンクC&S、Ofoと共同でシェアバイク事業を開始――まずは東京・大阪で9月から
WeWorkの日本進出支援を発表してから約1か月が経ち、ソフトバンクは新たなユニコーン企業の日本進出をサポートしようとしている。本日同社は、ドックレスシェア自転車を日本に広めるべく、中国のシェア自転車サービス大手Ofoと協業すると発表した。 これまでにAlibabaやDidi Dhuxing、DST Globalらから合計10億ドル以上を調達してきたOfo。登録ユーザー数は1億人以上、シェア自転車の数は800万台とされている同社のサービスは、モバイルアプリ上でQRコードを読み込むことで、どこでも自転車を乗り降りできるというものだ。 O…続きを読む

ディズニー、2019年に独自ストリーミングサービスを開始――Netflixからは引き揚げ
ディズニーの本日(現地時間8/8)の発表は避けられない結果だった。同社は2019年に独自のストリーミングサービスを開始し、同年中にNetflixで配信されている映画を引き揚げると発表したのだ。しかし、ディズニーがストリーミングサービスをローンチするのはこれが初めてではないと気づいた人もいるかもしれない(つまり新サービスはアメリカの消費者にとっては初ということになる)。実は同社はDisneyLifeと名付けられたストリーミングサービスを2015年からイギリスで運営しており、一時的ではあったが中国でも過去に同サービスが利用できた。 もとも…続きを読む

目指すは”動画ストリーミング界のAndroid”――Iflixが1.3億ドル調達
アジアを拠点に、新興市場に向けてNetflixのような動画ストリーミングサービスを提供しているIflixが、この度事業拡大を目的に1億3300万ドルを調達した。 BuzzFeedやVice、Rokuなどの株主でもあるアメリカのメディア・コングロマリットHearstがリードインベスターを務めた今回のラウンドには、シンガポール経済開発庁の投資部門EDBIやDBS銀行(旧シンガポール開発銀行)の取引先らが新規に参加。既存株主のEvolution Mediaやイギリスのテレビ局Sky、マレーシアのCatcha Group、Liberty Gl…続きを読む

中国配車サービス大手Didi、中東進出へ向けCareemに出資――さらに広がるUber包囲網
中国の配車サービス大手Didi Chuxingは、ヨーロッパ企業への初めての投資から1週間も経たないうちに、さらに勢力を拡大すべく、中東でUberと競合関係にあるユニコーン企業Careemへの出資を発表した。なお具体的な出資額は明らかになっていない。 そう、Didiはまた新たな市場でUberのライバルへの出資を決めたのだ。 今月に入ってから同社は、ヨーロッパ・アフリカでUberと競合関係にあるTaxifyへ投資しており、その他にもアメリカではLyft、インドではOla、南米では99、東南アジアではGrabの株主を務めている。さらに昨年…続きを読む

ソフトバンク、小規模事業者向けローンプラットフォームKabbageに2.5億ドル投資
Kabbageは、種々のデータに基いた信用情報を使って小規模事業者や個人に少額の資金を自動で貸し出すプラットフォームを運営している。11万5000人の顧客と35億ドルのローン金額を誇る同社は、本日(現地時間8月3日)大型資金調達について発表した。 Kabbageはこの度開催されたシリーズFで、ソフトバンクから2億5000万ドルを調達。Kabbageの共同ファウンダーでCEOのRob Frohweinによれば、調達資金はアメリカ国内での事業拡大や各業種の状況にあったローンを提供するための分析ツールの開発、アジアをはじめとする新市場への進…続きを読む

人気写真加工アプリVSCOが動画にも対応――対象は有料ユーザーのみ
VSCOはフォトグラファーの間ではかなり名の通ったブランドで、デスクトップ版のプリセットに加え、フィルム写真風のフィルターや細かな編集ができるツールの揃ったモバイルアプリも人気を博している。これまでは写真に特化していたVSCOだが、この度iOS向けの新たなツールをローンチし、動画編集の分野にも手を伸ばそうとしている。この新しいツールを使えば、ユーザーはスマートフォンで撮ったさまざまなサイズの動画にフィルターを適用し、編集後の動画をソーシャルメディア上でシェアできるようになる。 VSCO独自の画像処理プラットフォームであるSENSを利用…続きを読む

Snap、1.5〜2億ドルで中国ドローン企業の買収を検討中か
Snapは新しいハードウェアプロジェクトの実現に向けて、外部から力を借りようとしているようだ。関係者の情報によれば、Snapは中国のドローン企業Zero Zero Roboticsと買収交渉を進めているとのこと。 The Informationが最初に報じたこのM&Aの金額は1億5000万〜2億ドルに達すると情報筋は語る。金額だけ見るとかなりの大型買収のように感じられるが、Snapにとっては、2億5000万ドル以上を支払ったとされるソーシャルマップ企業Zenlyの買収がこれまでで最大のM&Aだった(なおSnapはZenlyの買収額を公…続きを読む

オンデマンド獣医サービスのVettedが330万ドル調達――ペットの健康も家庭で管理
ペットを診察に連れて行くことほど面倒なことはない。 犬や猫を動物病院まで移動させるのも骨が折れるが、それに加えて治療時間の割にかなりの治療費がかかる。 Vettedがこの状況を変えようとしている。同社はオンデマンドの獣医サービスを提供しており、ユーザーは99ドルの一律料金を支払えば獣医に家まで来てもらえるのだ。Vettedはこの度、Foundation CapitalやAmplify LA、Sterling.VC、Reimaginedが参加したシードラウンドで合計330万ドルを調達した。 彼らのビジネスの鍵は、ユーザーの家で本当に十分…続きを読む

Spotify、Appleを突き放し登録者6000万人を突破――ダイレクト・リスティングでの上場は依然検討中か
Spotifyの登録者数は音楽にひたむきな同社の姿勢もあり、iPhone製造の片手間にストリーミングサービスを提供しているどこかの企業よりも勢いよく伸びている。Spotifyが1年未満で2000万人もの有料会員を獲得した一方、Apple Musicは同じ数の会員を増やすのに1年半以上もかかった。その結果、両サービスの登録者数は、Spotifyが6000万人、Apple Musicが(2017年6月時点で)2700万人となった。 世界でもっとも強力な企業と言われるAppleと競合関係にありながら、Spotifyがここまでの勢いで登録者数…続きを読む

シンガポールがアメリカに続いてICO規制に乗り出しか
米証券取引委員会(SEC)のICO規制に関する発表から1週間も経たないうちに、シンガポール当局も証券として考えられるトークンの規制を始めると発表した。 世界的な金融ハブとして知られているシンガポールは、TenX(調達額:8000万ドル)、Golem(860万ドル)、Qtum(1560万ドル)などの資金調達を経て、ICOのメッカのような存在になった。ICOという、これまでになかった資金調達方法について各国当局の対応に注目が集まる中、シンガポール金融管理局(MAS)は自国通貨の電子化に努めており、仮想通貨業界からはポジティブな声が集まって…続きを読む

2億DAUのGiphy、スポンサードコンテンツ導入を検討中との噂
そろそろ、といったところか。 設立から4年が経ったGIF検索サービスのGiphyが、ついにマネタイズにとりかかろうとしている。 関係者によれば、Giphyはメッセージアプリ内でのスポンサードGIFのテストを近々始めるとのこと。つまり、今後メッセージアプリ内でGIFを検索したユーザーは、スポンサー付きのGIFを目にするようになるかもしれない。 ある程度のユースケースは容易に想像できる。例えば、「月曜」や「朝」といった単語が入力されたらスターバックスのGIFが表示される、といった具合だろう。その一方で、特に映画やテレビ番組(そもそもGip…続きを読む

GIF30年の歴史を振り返る――圧縮フォーマットからコミュニケーションツールへの変遷
【編集部注】執筆者のDavid McIntoshはTenorの共同ファウンダーでCEO. 大きな変化を遂げずに5年以上――ましてや30年も――生き残れるテクノロジーはそう存在しない。過去10年間を振り返ってみても、携帯電話の情報処理能力は20倍近く向上し、マルチタスキングや視覚的なメッセージといった機能が追加された。HTMLの規格は5代目に突入し、ウェブ上の動画ストリーミングに使われるフォーマットはFLVからMP4へと移り変わった。IntelのファウンダーのひとりであるAndy Groveがかつて言ったように、「極度な心配性の人だけが…続きを読む

ソニーα7S IIが国際宇宙ステーションからとらえた4K動画が圧巻
ソニーのフルフレーム・ミラーレスカメラ群は素晴らしい出来で、世界中のフォトグラファーやビデオグラファーを魅了している。しかし、α7S IIはついに地球を飛び出し、国際宇宙ステーションから美しい4K動画をとらえるまでになった。 この記事に掲載されている動画は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した宇宙実験棟『きぼう』に取り付けられたα7S IIによって撮影されたものだ。JAXAは同製品が、真空状態や放射線、極端な温度変化(太陽が当たるかどうかで200度以上の温度差がある)といった環境に十分耐えうると判断し、利用に踏み切った。 α7S…続きを読む

資金調達に良い季節はあるのか?――「夏は投資活動が停滞する」説を検証
【編集部注】執筆者のJason RowleyはベンチャーキャピタリストでCrunchbase Newsの記者。 いよいよ夏本番(英語で言うところのドッグ・デイズ)だ。夏と聞くと、ビーチや裏庭でのバーベキューを思い浮かべる人もたくさんいるだろうし、私たちのようにエアコンが効いた部屋で外の熱から逃げようとする人もいるだろう。 しかしスタートアップやベンチャーキャピタルの世界では、夏は少し違う意味合いを持つ。 この記事では、「夏に投資活動が停滞する」という説について検証したい。昨年も同様の記事を公開したが、今回は少しひねりを加え、ベンチャー…続きを読む

Duolingo、7億ドルの評価額で2500万ドル調達――マネタイズ方法は未だ模索中
人気言語学習アプリのDuolingoは、Drive Capitalがリードインベスターを務めたシリーズEで2500万ドルを調達した。reCAPTCHAのファウンダーLuis on Ahnが共同設立した同社の合計調達額は1億830万ドルにのぼり、彼らによれば今回のラウンドで評価額は7億ドルに達したという。 グロース・マーケティング担当VPのGina Gotthilfいわく、複数の企業から投資提案があったものの、その中でもっともミッションを共有できた(そしてもっとも良いオファーを提示した)Drive Capitalから投資を受けることに決…続きを読む


