カテゴリー: バイオテック

バイオテック(BioTech)、アグリテック(AgriTech)、遺伝子工学などに関する最新ニュース

  • 癌などの新薬や治療法を研究開発するHummingbird Bioscienceが約6.4億円を調達

    癌などの新薬や治療法を研究開発するHummingbird Bioscienceが約6.4億円を調達

    癌などの新しい治療法を開発しているHummingbird Bioscience(ハミングバード・バイオサイエンス)が、この前発表したシリーズBに加えて600万ドル(約6億4500万円)を調達し、このラウンドの総額が2500万ドル(約26億8800万円)になったことを発表した。 この拡張ラウンドはSK Holdingsがリードし、既存投資家であるHeritas CapitalとSEEDS Capitalらも参加した。後者は中小企業を支援する政府機関であるEnterprise Singaporeの投資部門だ。 Hummingbird Bi…続きを読む

  • ビル・ゲイツ氏が財団の全リソースを新型コロナとの戦いに向けると表明

    ビル・ゲイツ氏が財団の全リソースを新型コロナとの戦いに向けると表明

    Microsoft(マイクロソフト)創業者のBill Gates(ビル・ゲイツ)氏が、グローバルの新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックと戦うために現在展開されている取り組みをサポートしようと、Bill & Melinda Gates Foundation(ビル&メリンダ・ゲイツ財団)の活動をいかに「ほぼ全面的」に新型コロナウイルス感染症にシフトさせているかをファイナンシャル・タイムズに語った(Fast Company経由)。同紙に対してゲイツ氏は、新型コロナウイルスの感染拡大は恐ろしいほどの経済影響をもたらしうると語り、…続きを読む

  • オックスフォード大学が500人規模の新型コロナワクチンの臨床試験を実施へ

    オックスフォード大学が500人規模の新型コロナワクチンの臨床試験を実施へ

    現在進められている最大の新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン試験の1つで、ボランティア500人超でのテストが5月中旬までに行われる。オックスフォード大学の研究者らは、ワクチンの可能性を調べる無作為臨床初期・中期ステージ試験のために、年齢18〜55才の代表的サンプルを含む参加者を既に確保した。このワクチンは、新型コロナウイルスに対して効果のある免疫を作り出すために、改変された無害のウイルスを使用する。 テストは参加者510人を5つのグループに分けて行う。1つのグループはワクチン接種のあとフォローアップがあり、追加の接種を受ける…続きを読む

  • 米食品医薬品局が新型コロナ回復者に血漿提供を呼び掛けるウェブサイトを開設

    米食品医薬品局が新型コロナ回復者に血漿提供を呼び掛けるウェブサイトを開設

    新型コロナウイルス(COVID-19)の効果的な治療法の開発で、現在進められている手法の1つが新型コロナから回復した人の血漿を使ってのものだ。基本的にこれは、新型コロナに感染し、完全に回復した人が提供する血液の液体成分を使うもので、ウイルスと戦う過程でつくられた抗体を他の人に提供して治療につなげる。FDA(米食品医薬品局)は回復した患者の献血を呼びかけるとともに、可能性のある使用法を説明する専用のウェブサイトを立ち上げた。 回復した人の血漿の使用は、新しいコンセプトではない。実際1890年代後半から使われていて、1918年のスペイン風…続きを読む

  • 環境破壊のパーム油廃液から人間の必須栄養素DHAを産出、筑波大の研究から生まれたMoBiolのテクノロジー

    環境破壊のパーム油廃液から人間の必須栄養素DHAを産出、筑波大の研究から生まれたMoBiolのテクノロジー

    パーム油と聞いて何を連想するだろうか。シャンプーやマーガリンを思い浮かべる人も多いだろう。アブラヤシから取れる植物性のオイルで、液体でも固体でも扱いやすい性質から出荷量の71%が食品に、24%が洗剤・芳香剤などに使われている。主な産出国はインドネシアとマレーシアで、この2国で世界の出荷量のほぼ100%となる。 パーム油は単位あたりの脂抽出量が多いのも特徴で、インドネシアとマレーシアでは現在プランテーションでのアブラヤシ栽培が盛んだ。2国ともそれまで栽培していた天然ゴムからは2000年に入ってからアブラヤシに切り替え、世界的な需要の高ま…続きを読む

  • Y CombinatorのW20デモデーに参加したスタートアップ(ヘルスケア、バイオテック、フィンテック、非営利団体)

    Y CombinatorのW20デモデーに参加したスタートアップ(ヘルスケア、バイオテック、フィンテック、非営利団体)

    新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大に対する懸念が高まる中、Y Combinator(Yコンビネーター)はこれまで慣れ親しんできた2日間にわたる米国サンフランシスコでの会合からイベントの開催方式を切り替え、デモデーのウェブサイトを通じて、招待された投資家とメディアにクラス全体を同時公開する方法で開催することを決定した。 さらに驚きなのが、投資家の動きが加速してきた事実を受け、YCがデモデー開催日を1週間前倒しにしたことだ。このため、デモデーのウェブサイトに録画したプレゼンを掲載するというプランは変更せざるをえなくなり、各事…続きを読む

  • 3Dプリントで作られた「バイオニックコーラル」がサンゴ礁の光合成を模倣する

    3Dプリントで作られた「バイオニックコーラル」がサンゴ礁の光合成を模倣する

    サンゴ礁の大量絶滅は地球規模の惨事だが、有機体としてのサンゴ礁のこれまで成し遂げてきた成功の圧倒的な規模は、科学に教訓を与えている。その好例が、ケンブリッジ大学の研究者たちが作った3Dプリントによる「バイオニックコーラル」だ。それは、壊れやすい微生物のための足場以上のもので、むしろ微生物自身で構築されている。 3Dプリントで作るサンゴの話は実は2年前にもあり、そこでは別の研究者たちが、サンゴのような複雑な形状の構造物をプリントして、それを本物のサンゴやそのほかの生き物が育つための基盤(ソリッドベース)にすることを提案した。それは良いア…続きを読む

  • Modernaに続きゲイツ財団が支援するInovioの新型コロナのワクチンが臨床試験へ

    Modernaに続きゲイツ財団が支援するInovioの新型コロナのワクチンが臨床試験へ

    米国時間4月7日、FDA(米国食品医薬品局)は新薬臨床試験(IND)プログラムに基づいて新しい新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの候補を承認した。これにより直ちにINO-4800 DNAワクチンの臨床試験のフェーズ1が開始される。 開発元のバイオテック企業 InovioではINO-4800 DNAワクチンをボランティア被験者に接種する計画で、動物実験では免疫反応の増加が示されるなど有望な結果が得られている。 InovioのDNAワクチン候補は、特別にデザインされたプラスミド(細胞の核外に存在するDNA断片)を患者に注入する…続きを読む

  • 血漿ベースの新型コロナ治療法開発に米政府が約16億円注入

    血漿ベースの新型コロナ治療法開発に米政府が約16億円注入

    先週我々はEmergent BioSolutions(エマージェント・バイオソリューションズ)の治療学事業部門の責任者Laura Saward(ローラ・サワード)博士に、同社の血漿をベースとする新型コロナウイルス(COVID-19)治療法の開発について話を聞いている。そして今、同社は米国生物医学先端研究開発局(BARDA)から1450万ドル(約16億円)の資金を得たと発表した。BARDAは米保健福祉省(HHS)の一部門で、今回調達した資金は、可能性がある治療法の開発のスピードアップに使う。 Emergent BioSolutionsは…続きを読む

  • 新型コロナの流行で分子科学のクラウドソーシング演算パワーがエクサフロップ級に

    新型コロナの流行で分子科学のクラウドソーシング演算パワーがエクサフロップ級に

    分子相互作用を解明するという複雑なタスクを、長い間クラウドソーシングによって運営してきたFolding@Homeプログラムが、大きな節目を迎えている。多くのユーザーが新規登録して自身のコンピューターの演算パワーの提供を始めたからだ。ネットワークが現在提供する計算パワーは「エクサフロップ」に達した。これは1秒あたり100京(1,000,000,000,000,000,000回)の演算を行えるということだ。 Folding@Homeが始まったのは約20年前。このプロジェクトは多大な計算量を要求する問題を適当な大きさに分割し、個々のコンピュ…続きを読む

  • 臨床試験中の新型コロナワクチンは早ければ今秋にも提供か

    臨床試験中の新型コロナワクチンは早ければ今秋にも提供か

    新型コロナウイルスのワクチン開発にはさまざまなハードルがあり、1年から1年半はかかるとみられていた。しかしワクチンの臨床試験を米国で最も早く開始することを発表していたModernaは、3月23日にさらに詳しい情報を発表した。これによると、同社は一部のグループ、おそらくは医療スタッフ向けに、早ければ2020年秋にもワクチンの提供を開始する計画を進めているという。 ModernaはFDA(食品医薬品局)からの緊急使用許可の利用を検討している。新しい医薬品や検査手法の臨床試験が承認されるためには複雑な手続きが必要だが、現在の緊急事態を受けて…続きを読む

  • 抗生物質をプログラム可能なウイルスで置き換えることを狙うスタートアップFelix

    抗生物質をプログラム可能なウイルスで置き換えることを狙うスタートアップFelix

    現在、世界は戦争状態だ。しかも、これは普通の戦争ではない。それは顕微鏡を用いることによってようやく見ることができる小さな生物との戦いであり、もし私たちがそれを止めなければ、数十年のうちに莫大な数の人びとが死ぬだろう。いや、私がここで話しているのは、現在全員の関心を引きつけている新型コロナウイルス(COVID-19)のことではない。私が話しているのは抗生物質耐性菌のことだ。 事実として、昨年は世界で70万人の人々が細菌感染症で亡くなっている。そのうちの3万5000人が米国人だ。国連の報告によれば、私たちが何もしなければ、この数字は205…続きを読む

  • ゲイツ財団やMastercardが新型コロナ対策医薬品開発に約130億円の出資を約束

    ゲイツ財団やMastercardが新型コロナ対策医薬品開発に約130億円の出資を約束

    ビル・ゲイツの慈善財団であるBill&Melinda Gates Foundation、英国の医療慈善団体であるWellcome Trust、大手クレジットカード企業のMastercardは、共同で新型コロナウィルス(COVID-19)に対する新たな診断、治療法の開発、普及を目指すテクノロジーを支援するイニシアチブを発表した。 ゲイツ財団の発表よると、「COVID-19 Therapeutics Accelerator」(COVID-19治療法アクセラレータ)プログラムは、当初まず新型コロナウィルスの患者を治療し、将来はほかのウイルス…続きを読む

  • 血液検査で新型コロナなどの病原体を特定し最適な治療法を見極めるKarius

    血液検査で新型コロナなどの病原体を特定し最適な治療法を見極めるKarius

    「新型コロナウイルスのような新しい病原菌を感染が大流行する前に特定するのがKarius(カリウス)の得意技です」と、最高責任者のMickey Kertesz(ミッキー・ケルテス)氏は言う。彼のこのライフサイエンス系スタートアップは、つい先日、1億6500万ドル(約183億円)を新規に調達した。 この新規投資は、次第に脅威を増すCOVID-19のおかげで決まったように見えるが、同社の技術は、免疫不全の小児患者のための感染症を引き起こす病原体または複合体肺炎、真菌感染症、心内膜炎の潜在的原因の検査にすでに使われていると、同社の説明には書か…続きを読む

  • 消費者向け遺伝子検査市場縮小を受けAncestryが6%の従業員を解雇

    消費者向け遺伝子検査市場縮小を受けAncestryが6%の従業員を解雇

    消費者向け遺伝子検査市場の活況が減速する兆しが続いている。過去2週間で、消費者遺伝子検査サービス最大手2社である23andme(23アンドミー)とAncestry(アンセストリー)をレイオフの嵐が襲った。Ancestryは2月5日、ブログ投稿で従業員を6%削減することを発表した。CNBCが最初に報じた。 レイオフを発表したブログの投稿で、Ancestryの最高経営責任者であるMargo Georgiadis(マーゴ・ジョージアディス)氏は次のように述べた。 過去18か月間にわたりDNA市場全体で消費者需要が減速していることが確認された…続きを読む

  • DNA解析からモノクローナル抗体を発見し、難病皮膚疾患向け創薬を目指す23andMe

    DNA解析からモノクローナル抗体を発見し、難病皮膚疾患向け創薬を目指す23andMe

    一般向けDNA分析のパイオニアである23andMeが収集・蓄積してきた遺伝子情報が創薬に役立つことが実証された。市販が予定されている新しい薬品は皮膚疾患の治療に効果があるという。 23andMeはスペインの製薬会社がAlmirall(アルミロール)と契約し、自社のDNA情報をベースにしたモノクローナル抗体による皮膚疾患の治療に役立つ薬剤の開発に努力を集中している。 23andMeは同社にDNA分析を依頼してきたユーザーの試料から新しいモノクローナル抗体(MAb)を発見した。これはヒトの免疫機構において重要な役割を果たすIL-36(イン…続きを読む

  • 昆虫テックのムスカ試験プラントは2020年中に稼働へ、肥料や飼料を試験導入した農家の反応は良好

    昆虫テックのムスカ試験プラントは2020年中に稼働へ、肥料や飼料を試験導入した農家の反応は良好

    ムスカは12月16日、ムスカシステムを利用して生産された肥料と飼料を使った米と野菜、地鶏の試食会を開催した。同社はTechCrunch Tokyo 2018のスタートアップバトルで最優秀賞を獲得した2016年12月設立の昆虫テック、大きく分けると農業技術系(アグテック)スタートアップだ。 ムスカで代表取締役CEOを務める流郷綾乃氏 50年1200世代の交配を重ねたイエバエの幼虫と使い、蓄糞や生ゴミなどの有機物を1週間で分解して肥料・飼料化する、100%バイオマスリサイクルシステム技術を擁する。通常のイエバエの幼虫でも2〜3週間程度かけ…続きを読む

  • 動物を殺さずに肉の細胞を得る、培養肉生産技術開発のMeatableが10億円超を調達

    動物を殺さずに肉の細胞を得る、培養肉生産技術開発のMeatableが10億円超を調達

    動物に対して残酷でない培養肉製造技術を開発しているオランダのMeatable(ミータブル)が、世界の豚肉の供給量の4分の1を損なったと言われる豚インフルエンザの流行を契機に豚肉に専心することになり、このほどその新しい方向性を支えるために1000万ドル(約10億円8500万円)の資金を調達した。 同社はその技術を昨年公開したが、動物の細胞から食肉を作っている企業はほかにも数社ある。この食肉生産方法は、理論としては炭素排出量が極めて少なく、従来の畜産よりは環境に優しいと言われている。 これまでの同社は、Memphis MeatsやFutu…続きを読む

  • 有機廃棄物をバイオプラスチックに変えるVEnvirotechが大規模なパイロットへ

    有機廃棄物をバイオプラスチックに変えるVEnvirotechが大規模なパイロットへ

    非上場企業VEnvirotechで1年間さまざまな環境技術をテストしてきた共同創業者のPatricia Ayma(パトリシア・アイマ)氏が、バクテリアを使ってバイオプラスチックを作る工程を開発した。そのシステムは生ゴミや食品廃棄物などの有機物を、生物分解性のある使い捨てのプラスチックとして使える製品に変える。「世の中に訴えるのはおこがましいほど単純な技術だけど、みんなの役に立つ」と彼女は語る。 彼女のバイオテックスタートアップは、バルセロナ近郊のBonAreaスーパーマーケットのプラントでパイロット事業を開始した。そこで彼らは、将来の…続きを読む

  • ゲノム配列を利用して非侵襲的ながん検診を実現するLucenceが20億円超を調達

    ゲノム配列を利用して非侵襲的ながん検診を実現するLucenceが20億円超を調達

    非侵襲的な癌検診技術を開発しているゲノム医学のスタートアップLucence Diagnosticsが、世界最大の民間総合ヘルスケアグループの一つであるIHH HealthcareがリードするシリーズAのラウンドで2000万ドル(約22億円)を調達した。これにはSGInnovateとこれまでの投資家Heliconia Capital(Temasek Holdingsの子会社)、Lim Kaling、およびKoh Boon Hweeが参加した。 この資金はLucenceの研究施設の規模拡大と人員増員および、アジアと北米地区で同社製品の商用…続きを読む