タグ: 科学 / 科学者(用語)
科学 / 科学者に関する記事一覧

このカラーeペーパーは、柔軟で厚さはわずか1μm
電子書籍端末に見られる反射型ディスプレイは、白黒テキストには最適だが、カラーはまだ人を引きつけるだけの魅力をもたない。新たに発見されたフルカラー eペーパーがそれを変えるかもしれない。しかも、材質は柔軟で電力消費も少ない。 スウェーデン、チャルマース工科大学のAndreas Dahlinと大学院生のKunli Xiongは、導電性ポリマーとナノ構造体を組み合わせる方法を研究中にこの材料を作り出した。小さなセル ― プラズモニックメタ表面と呼ばれる ― はわずかな電圧変化によってオン/オフできる。液晶のサプピクセルと似ている。しかし、他…続きを読む

‘JOLED’は、空中浮遊する小さな球体で作られたディスプレイ
液晶ディスプレイはもう古い! これからは、超音波で宙に浮かぶ数十個の小さな球体だ。サセックス大学とブリストル大学の研究者らが作ったのはまさしくそれで、想像する通りの奇妙な代物だ。もっともこの汗かきロボットほど奇妙ではない。 このディスプレイは “Janus objects” と呼ぶ小球体を、「音波浮遊」によって「物理的ボクセル(3次元ピクセル)」として使用する。これでおわかりいただけただろうか? 多分もう少し説明が必要だろう。 Janus objectsは、ポリスチレン製のビーズだ。上下に設置されたスピーカーから出る超音波によって空中…続きを読む

ボディカメラの装着で警官に対するクレームが93%減少
ケンブリッジ大学の研究によれば、警察官へのウェアラブルカメラの装着を義務付けると、警察官に対する苦情が大幅に減ることがわかった。特定の警察署にて一部の警官に対してカメラの装着を義務付けた場合、カメラを装着しない警官の振る舞いも変化するようでもあるとのこと。 データは7つの警察署から集めたものだ。2014年および2015年に収集し、記録時間はトータルで140万時間で、対象となったのは1,847人の警察官だ。データはCriminal Justice and Behavior誌に掲載され、こちらでPDFを閲覧することもできる。 カメラを装着…続きを読む

Wikipediaの上ではボットたちが毎日のように喧嘩している
ボットはWikipediaの便利なツールだ: 彼らは編集結果をアンドゥーする破壊行為を見つけ、リンクを加え、人間のご主人様が命じた面倒な仕事をこなす。でも、彼らのような自動化されたヘルパーたちですら、争いに巻き込まれ、同じ記事の上でお互いに、書いたり消したりを繰り返す。中には、長年続いている抗争もある。 関連記事 IBM and MIT partner up to create AI that understands sight and sound the way we do Twilio's Jeff Lawson says bot…続きを読む

MITのテラヘルツ・フェムトフォトグラフィー技術は、表紙の上から本を読む
本の中を見てみたいけれど、ちょっと表紙に触れただけで粉々になってしまうとわかっている時はどうすればいいか? どうすることもできない。本を開くことは中に何があるかを知るために必須の手順だ。しかし、そうは考えない人たちがMITにはいる。 MITの研究者らは強力な技術を組み合わせることによってそれを可能にした。テラヘルツ波は表紙やページを透過するが、波長の長いX線等と違い、紙とインクとで異なる電磁波を反射する。 これにフェムトフォトグラフィーと呼ばれる超高速度撮影技術を組み合わせ、特定のタイプの画像を1兆分の1秒単位で取り込む。こうすること…続きを読む

マイクロバイオームが医療と食品に対する概念に革命をもたらす
【編集部注:本稿の執筆者、Kobi GershoniはSignals Analyticsの共同設立者で主任研究官でAlexandra V. EberhardはSignals Analyticsのサイエンス担当VPでSignals Analytics Europeのゼネラルマネジャー】 ヒトのマイクロバイオームと言う時、それは人体内に住むすべての微生物の遺伝子のことを指す。ヒトのマイクロバイオームが今、オーダーメイド医療と食事療法のあり方を塗り替えようとしている。ヒトゲノムプロジェクトの完成後、テクノロジーの進歩により病気の診断とその治…続きを読む

デザインベース学習が子供たちに主体性を獲得させる
【編集部注】著者のGian Paolo Bassi氏はSolidWorksのCEO その年代の子供たちのほとんどが、デジタル機器に触れながらも、しばしば愚かなゲームをしたり猫の動画を見たりしている一方で、8つの小学校の教師たちと164人の4年ならびに5年生たちは、同じデバイスを新しい学びのために使っている。テキサス州とバージニア州の15の教室では、生徒たちは製造デザインとデジタル製造プロセスを使って、物理的なモデルを作成し、基礎となる数学的概念を学習して、意味のある文脈でそれらを利用している。 このFabLab Classroomは、…続きを読む

海の魚を全部3Dスキャンする、教授のあくなき探求
もし、mottled sculpin(カジカの一種)がどんな魚かを知りたければ、ネットでいくらでも写真を見ることができる。しかし、それで物見高い干潟マニアを満足させられたとしても、目利きの魚類学者の要求はそれに留まらない。ワシントン大学の教授が、海の魚 ― あらゆる魚の〈種〉だが ― をフル3Dスキャンしているのはそれが理由だ。 34万ドルのCTスキャナーと数人の実験助手と山ほどの魚を使って、Adam Summersは2万5000種以上の魚の完全カタログを作ろうとしている。彼は昨日今日のマニアではない。教授は1990年代から魚をスキャ…続きを読む

1ビット当たり1原子。この1 KB ドライブは幅わずか100ナノメートル
井戸端会議のちょっと興味深い新記録の話題。オランダの科学者が超微視的ストレージシステムを作り、1ビットを原子1個でエンコードした ― 1キロバイトが100ナノメートルに収まる。 これは1平方インチ当たり500テラビットのストレージ密度に相当する。ちなみに今日の4テラバイトのハードディスクは、約〈1〉テラビット/平方インチだ。それは、新システムと異なり、1ビットを記録するのに何百何千もの原子が使われているからだ。 関連記事 子どもたちに分子の不思議を教える教材セットHappy Atomsは老舗企業の初のクラウドファンディング 日本の情報…続きを読む

月が地球に写り込むレアな瞬間を捉えたNASAの写真
NASAの宇宙気象観測衛星(DSCOVR)の塔載カメラが、太陽に照らされた地球を月が横切るレアな瞬間を捉えた。月の裏側全体明るく写しされたこの画像は、7月4日 11:50 pm ETおよび7月5日 3:18 am ETに撮影された。 Lunar transit across the Earth / Animation courtesy of NOAA DSCOVRで月のフォトボム(写り込み)が撮影されたのは実はこれが2度目で、1度目は約1年前の2015年7月16日に起きた。 Lunar transit across the Earth…続きを読む

パーキンソン病患者の状態を終日チェックするウェアラブル(+補助アプリ)XEED、徐々に投資家の関心が集まる
物のインターネットや、とくにウェアラブルは、その誇大な約束にまだ達していないと思うが、パーキンソン病で苦しんでいる人たちの助けにはなるようだ。ペンシルベニア大学工学部の二人の学生が、その可能性を追究するために会社を興した。会社の名前を、XEEDという。 その二人、Sade ObaとAlfredo Munizはヒューストン出身、子どものころからご近所同士で、大学に入る前から、テクノロジーを保健医療方面に活かすことに関心があった。パーキンソン病の治療にウェアラブルが使えるのではないか、という考えは、大学入学後に芽生えた。Obaは機械工学、…続きを読む

シャンプーを最後の一滴まで絞り出す方法が発明された
もし一度でも、シャンプーの最後の大切な一滴を絞り出すのに苦労したことがある人なら、オハイオ州立大学の研究者らが発明した、「石けん液の滴を小さな空気ポケットの上に載せる」構造を持つプラスチックに感銘を受けることだろう。別の言い方をすれば、液体はボトルに触れないので、くっつくことはない。 その「物質は二酸化ケイ素 ― ガラスの成分 ― の非常に小さなナノ粒子から成り、さらに処理を施すことによって石けん液がくっつかなくなる」と研究者らは書いている。 この材質は、石けんやシャンプーを強くはじき、ボトルを振ったり絞ったりすることで、最後の一滴ま…続きを読む

MITの新しいコンパイラーが、アナログコンピューティングと生物学シミュレーションを進化させる
人生は、何とかなる。そして多くの場合、その方法はアナログだ。インパルスのような脳の活動電位でさえ、コンピューターの1と0より複雑だ ― そして細胞や系のデジタルシミュレーションは容易ではない。アナログ電子回路はこうした難問に太刀打ちするための強力なツールだ ― そしてMITの新しいコンパイラーは、プログラミングを大幅に簡易化する。 アナログ回路はバイナリー信号を通さないが、事実上無限種類の値を持つ入力を扱うことができる。そして、そのような数多くの独立した値 ― 化学濃度、pH、温度等々 ― を伴う細胞のシミュレーションには、特に適して…続きを読む

超音波を利用してどんなスマートフォンにも感圧機能を持たせるForcePhone
感圧タッチ(force touch)は最新のiPhoneだけの機能かもしれないが、今やそれとほぼ同じことを、そこらのどんなスマートフォンでもできる。そんな仕組みが、ミシガン大学の工学部の研究から生まれた。 それはタッチスクリーンのセンサーをポーリングする方式ではなく、超音波を利用する。スマートフォンのスピーカーが18000〜20000ヘルツのサウンドを放出すると、それは人間の耳には聞こえないがデバイスのマイクロフォンは検出できる。ユーザーがスクリーンを押したりデバイスの本体を握ったりすると、音の性質が変わり、ソフトウェアがそれを検出す…続きを読む

MIT、太陽電池を強力な光で修複する技術を発見
時として科学の世界では、答は目と鼻の先にあったということがある。例えば、太陽光技術の限界に関する問題を解決する物は、何あろう、光だった。 過去数年間、太陽電池の材料として、ペロブスカイト化合物の可能性に注目が集まっている ― しかし、本質的は欠点により効率は限られている。しかし、今日(米国時間5/24)MITが発表した新たな研究によると、同化合物の制限に対する答は最も便利な場所にあった:非常に強力な光だ。 有機-無機金属ハロゲン化ペロブスカイトの薄膜に強い光を当てると、物質内の欠陥が修複される効果が働き、太陽電池の受光効率が高まる。こ…続きを読む

NASA、太陽系外惑星1284個を発見
NASAは、ケプラー宇宙望遠鏡で作業している天文学者らが、1284個の新惑星を発見したと発表した ― これまでにケプラーで確認された惑星の2倍以上の数だ。事実、この新しい惑星グループは、これまで新たに検証された惑星グループとして最大である。 天文学者らは、ケプラー宇宙望遠鏡が2015年7月に収集した、4302個の惑星〈候補〉から成る惑星カタログの統計分析を行った。彼らは、候補のうち1284個が99%以上の確率で「惑星」の条件を満たすことを確認した。 これは、新たに確認された惑星のいくつかは、今後分析を進めた結果惑星ではなかった、という…続きを読む

モバイルのタッチスクリーンがゲームのコントロールとして最悪である理由を解明した研究論文、フィンランドの大学から
Flappy Birdについて今さら何を、とお思いかもしれないが、でも、あのようなゲームがなぜあれほど難しくていやらしいのか、を論ずる研究論文で最近取り上げられたのだ。その理由は、コントロールが根本的に劣悪だからだ。 そう言われて驚く人は、たぶんいないだろう。Angry BirdsやNeko Atsumeならいいけど、モバイルのアクションゲームは、反応の悪いコントロールに悩まされることが多い。しかしそれは、デベロッパーのせいではなかったのだ。 フィンランドのアールト大学(Aalto University)の研究者たちは、たぶんFlap…続きを読む

Teslaphoresisで自己を組み立てるカーボンナノチューブは、こんな言葉では言い表せないぐらいクールだ
重要な科学研究のすべてがクールに見えたり、名前がクールだったりするわけではないが、でもときには、その両方の場合がある。この、自分で自分を組み立てるカーボンナノチューブ(self-assembling carbon nanotubes)は、Teslaphoresis〔仮訳: テスラ泳動〕と呼ばれる工程で作られる。あなたが今日見たあらゆる文の中に、これよりもクールな響きを持つ文*が一つでもあったら、教えてほしい。〔*: 全文: These self-assembling carbon nanotubes are created with …続きを読む

NASAの新しい海水位サイトには、気象変動に関する論文、データ、ツールが満載
月曜日(米国時間4/4)、NASAは世界の海水位の変化を追跡する専用サイトを新たに開設した。そこに満載されたオンラインデータは、教員、気象変動マニア、そしてあらゆる公開データを堀り起こすのが好きな人々の役に立つことだろう。 The Sea Level Changeは、NOAA(国立海洋大気庁)ではなく、NASAのサイトで、それは宇宙に基づく観察が中心だからだ ― たたしNOAAの名前も随所に見られる。海水位観測の歴史や氷の量その他の気象マーカーについての部門もあり、海洋学に馴じみのない人にはよい教材になるだろう。 関連記事 Here’…続きを読む

SpaceXが国際宇宙ステーション向けにBigelow社のゴムボート式居住区を打ち上げる
国際宇宙ステーション(ISS)への次回の物資補給に際して、SpaceXはBigelow Aerospaceが製作した膨張式の居住区を打ち上げる計画だ。4月8日に予定されているFalcon 9ロケットには「ビゲロー拡張式活動モジュール(Bigelow Expandable Activity Module, BEAM)が折り畳んだ状態で搭載される。宇宙ステーションの適切なノードに固定され、空気によって膨らませることができれば、ISSに新しい居住区が追加されることになる。 ISSのロボットアームがBEAMをNode 3に取り付ける(想像図)…続きを読む


