タグ: 科学 / 科学者(用語)
科学 / 科学者に関する記事一覧

宇宙から初めての4Kライブストリーミング、これはすごい
水曜日(米国時間4/26)に宇宙から送られてきたAWS/NASAのライブストリーミングを見た人はもうご存知だろう。実に、実にすばらしかった。4Kクオリティの比較的深度の浅い映像は、地上220マイル(354 km)を周回する宇宙ステーションからのライブ中継というよりNetflixでChef’s Tableを見ているような気持にさせる。宇宙飛行士のDr. Peggy WhitsonとJack Fischerが地上にいるNABの番組出演者と話したのはわずか数分間だったが、びっくりするような実験を驚異の解像度で見せる時間はあった。 Dr. W…続きを読む

男女間の問題を生命徴候と声から早期に検出してその芽を摘むためのウェアラブルをサウスカロライナ大が研究中
男女間の問題を、実際に顕在化する前にその芽を摘むために、問題が発生しそうなことを告げている生命徴候を検出する、という研究をサウスカロライナ大学の複数の研究チームが共同で進めている。被験者のカップルは複数種類のセンサーを収めたウェアラブル(上図)を身につけ、そのデータを記録するスマートフォンを与えられる。 その研究はほとんど研究室の外で行われ、協力者のカップルはそれぞれ1時間のアンケートにつき合って、相手に対する気持ちを述べる。研究者が意図的に論争を導入したり、主観的な事項に触れたりはしない。中にはまったく問題が報告されないカップルもい…続きを読む

スイスの3D画像暗号化システムは指を使うバイオメトリックスのセキュリティを大幅に向上
バイオメトリックスはセキュリティの完全解ではないかもしれないが、堅牢で周到に考えぬかれたものなら、使用に耐える場合もある。AppleのTouchIDも悪くはないが、でもそれで核基地の安全は確保できない。しかし映画の世界を別にすれば、それでもなお、核基地を指紋認証で守らざるを得ないだろう。でもスイスの研究者たちが考えたこの新しいシステムは、正しい方向への一歩だ。 Lambert Sonna Momoが率いる、彼の会社Global IDとスイス連邦工科大学ローザンヌ校(École polytechnique fédérale de Lau…続きを読む

SpaceX、再利用したFalcon 9の2度目の回収に成功
SpaceXは今日の歴史的宇宙飛行でもう一つの重大任務を完了した。Falcon 9ロケットを浮遊ドローン船で回収することに成功した。これが大きな偉業である理由は、以前にも同じロケット同じドローン船で同じことをしているからだ。Falcon 9は昨年4月の国際宇宙ステーションの補給ミッションで打ち上げおよび回収に成功している。 今回のFalcon 9回収は,SpaceXが打ち上げにロケットの再利用に成功しただけでなく、ストレス試験と評価をした後にもう一度再利用できる可能性があることを意味している。 「今日は宇宙業界にとっても、宇宙全体にと…続きを読む

NASAのメディアライブラリーは、宇宙の画像とビデオを検索できる宝の山
宇宙は好きですか? 宇宙を見て、自分がここではなく向こうにいればいいのにと思っている人もいるだろう。さて、NASAはそんな夢にあなたを近づけてくれる。米国航空宇宙局は新しいウェブベースの検索エンジン を公開し、同局が所蔵する膨大な画像、ビデオ、音声ファイルをキーワードとメタデータで検索、閲覧できるようにした。もうこれで、自分は地球に縛られているなどという暗い現実を思い出さす必要はない。 NASAの画像ビデオライブラリーには、必要と思われるものがすべてそろっている。大きくてよく目立つ検索バーに、asteroid(小惑星)、superno…続きを読む

スウェーデンの科学者たちが人間の軟骨細胞でインプラントを3Dプリント、マウスへの移植に成功
3Dプリントで体の部品を作るこ技術が、また一歩前進したかもしれない。スウェーデンのSahlgrenska Academy(サルグレンスカ・アカデミー==ヨーテボリ大学医学部)とChalmers University of Technology(チャルマース工科大学)の科学者たちが、人間の軟骨の細胞を生後6週間のマウスに移植することに成功した。 研究者たちは人間の軟骨細胞からゲルを作り、それを3DバイオプリンターCELLINKでプリントし、実験用マウスにインプラントした。するとその組織は成長を開始し、動物の体内で増殖した。やがて血管が生…続きを読む

1200万人の科学者が集うソーシャルネットワーク―、ResearchGateが5260万ドルを調達
プロフェッショナルの世界では、LinkedInがソーシャルネットワーク最大手の座に君臨し続けているが、それぞれの業界に絞ってLinkedInに対抗しようするサービスも増えてきた。ベルリン発のスタートアップResearchGateは、科学者たちがつながり合い、研究に関する議論を交わせるようなソーシャルネットワークサービスを提供している。同社はシリーズDで5260万ドルを調達したと本日発表し、これでResearchGateの累計調達額は1億ドルを超えた。 最新のラウンドには、戦略投資家から金融機関までそうそうたる顔ぶれが揃い、Wellco…続きを読む

NASA、「地球に似た」惑星7つを発見
NASAは地球に似た性質の惑星7つが近くの恒星を周回していることを発見した。今なお続く太陽系外惑星に存在する地球外生命探索の最有力候補となった。 7つの惑星はいずれも比較的気候が温暖で岩の多い地形を有している。どちらも水と生命を探す出発点として期待できる兆候だ。惑星群はTRAPPIST-1という、地球から約39光年の距離にあるいわゆる “ultracool dwarf star”(超低温矮星)を周回しているが、残念ながらLord of the RingsのGimliと共通の性質を持つという意味ではない。 TRAPPIST-1はわれわれ…続きを読む

SpaceX、Falcon 9ロケット第一段の垂直着陸に成功
今日のSpaceXミッションはあらゆる点で成功だった。打ち上げに成功したDragonロケットは国際宇宙ステーションに向かっている。SpaceXは、Falcon 9ロケット第1段をケープカナベラルに着陸させることにも成功した。 天候は曇りだったが、SpaceXの打ち上げを妨げるほどではなかったようだ。東海岸時刻午前9時39分、Falcon 9はケネディー宇宙センター39A複合発射施設を飛び立った。 耳慣れない名前かもしれないが、アポロ11号ミッションはこの発射施設を使って1969年に初めて人間を月に送り込んだ。今回この発射施設を使うのは…続きを読む

遺伝子編集でマンモスを再生する研究にハーバード大学が取り組んでいる、それらしき胚ができるのも近い
マンモスはとっくに絶滅したけど、でも、もしかしたら戻ってくるかもしれない。ただしそれは、象の遺伝子を編集してマンモスの形質を持たせる、というお話なのだ。今週行われたAmerican Association for the Advancement of Scienceの今年の年次大会で、ハーバード大学の研究者たちが、その研究の進捗状況を発表した。チームリーダーのGeorge Church教授によると、その進捗は意外と早かったそうだ。 4000年前に絶滅したとされるマンモスを再生する話は、これまでもあった。とくに、遺伝子編集技術の進歩を語…続きを読む

スマホを物の上にかざすとスペクトル分析でその成分(毒物の有無など)を当てるアプリがもうすぐ完成
アプリの作者が、これを使うと物の内部が見えて構成成分が分かる、と言ったら、ガマの油はどっかよそで売れ、と言うだろう。でもこのアプリは、ベテランのR&D集団Fraunhoferの作だから、本物かもしれない。 このアプリは「HawkSpexモバイル」と呼ばれ、上図のように、何かの上にスマホをかざすと、それのスペクトル分析を行う。広く使われているテクニックだけど、これまでは分析機器として、専用のプリズムとかハイパースペクトルカメラなどの特殊な装置を必要とした。でもHawkSpexが使うのは、ふつうのスマホのふつうのカメラだ。では、どうやって…続きを読む

科学を黙らせる努力、やりたいようにやってみれば!
テクノロジーとインターネットは、ビジネスやコミュニケーションと並んで科学にも力を与えてきた。ほかのものと同様にテクノロジーは、科学の努力も、その活動と到達の範囲をグローバルにし、妨害に対して強くし、数十億の人びとがアクセスできるものにした。それは、権力の承諾の有無とは無関係に。そのことは、現在の政権の、科学の研究に口輪をはめようとする努力が失敗する、理由のひとつにすぎない。 オンラインのコミュニケーションを改ざんされたり、即座に閉鎖された国の省庁のリストが、日に日に成長している。環境保護局、国立公園庁、エネルギー省、農務省、運輸省、そ…続きを読む

ちょいと冥王星へ散歩しよう
何かの理由で、今すぐ、ものすごく遠くへ行きたくない? 冥王星はどうかな…こいつは遠いぞぉ。 NASAは、無人探査機New Horizonsが撮った約100枚の画像からビデオを作った。同機は2006年に打ち上げられ、この準惑星への接近飛行を2015年に完了した。ビデオにはNew Horizonsが撮った写真が使われているが、それらはオリジナルのモノクロ写真に、この探査機が別のカメラで撮った低解像度のカラー画像をオーバレイして、高解像度でフルカラーのビデオに似せたものだ。一部のフレームは、ほかのデータを利用して“補完”した絵だ。つまり全体…続きを読む

このスイス製腕時計は、心臓の鼓動をペースメーカーの動力に変える
スイスの研究者が昔ながらの時計じかけを改造して、心臓ペースメーカーの動力源を心臓の鼓動そのものから取り出す仕組みを作った。自動巻の腕時計が手首の動きをエネルギーに替えるのと同じ方式だ。 ペースメーカー等の埋め込みデバイスには動力源が必要であり、通常その力は電池で供給する。しかし電池は消耗し、交換が必要になる ― 皮膚から1~2インチ下では容易な作業ではない。 ベルン大学のAndreas Haeberlinとミシガン大学のAdrian Zurbuchenのふたりは、本物の時計じかけを利用した代替手段を提唱している。実際の(当然スイス製の…続きを読む

パンスターズ計画、5年間2ペタバイトの巨大宇宙観測データを公開
パンスターズ(Pan-STARRS)計画で5年間にわたりハワイ、マウイ島のマアナケア山頂天体観測から撮影した50万枚の画像によって、天文学者は新たに強力なデータ資源を得た。今日(米国時間12/19)一般公開された2ペタバイト(2 x 10^15)のデータは、天空の3/4を網羅し、恒星、星雲、小惑星等数十億個の天体を写し出す。 これは印刷して壁に飾る種類の画像ではないが、上に載せた観測範囲全体の可視光を映しだした画像は実に美しい。ハッブル天文台等で撮影した写真が超望遠レンズで写した個々の表情だとすれば、これはわれわれの宇宙近隣を撮った超…続きを読む

震動検知モバイルアプリのMyShakeは、地震データの世界ネットワークを作る
去る2月、UCバークレーの地震学者グループが、MyShakeというアプリを発表した。地震活動を受動的に監視するシステムで、地震を記録すると共に、発生している最中には人々に警告する。アプリは開発者の予想を超え、発表後数ヵ月間に10ヵ国以上で200回以上の地震を検出した。 すでに20万回以上ダウンロードされているが、同時に動いている数はわずかだ。正確に測定するために、アプリはスマートフォンが静止するのを待って動作する。それでも最初の6ヵ月間で、このセンサー・ネットワークが極めて有効であることを証明した。 地震発生地(星印)と近くのデータポ…続きを読む

SpaceX、NASAの地表水探査計画でロケット打ち上げ契約を獲得
NASAは、2021年4月に予定している初めて地球全体の表層水を調査する計画で、ロケット打ち上げ事業者にSpaceXを選んだ。この「地表水および地形」計画の打ち上げには、SpaceZのロケットFalcon 9が使用され、カリフォルニア州ヴァンデンバーグ空軍基地の4E発射施設から飛び立つ。 NASAにとって初めてのこの計画は、地球の海洋を高精度で測定するとともに、海の時間変化も記録する。この調査では世界の90%以上をカバーし、川、湖、海、その他の淡水および海水を、21日ごとに2回以上測定する。このデータを収集する目的は、気象科学での利用…続きを読む

直径24ミリのPiccolissimoは動力内蔵・操縦可能ドローンとしては世界最小
Spotのような巨大ロボットは、物を運んだり、見世物としてはすごいかも知れないが、それらと同じ高度な技術が、小さなロボットにも使われている。ペンシルベニア大学のこの超ミニドローンは、中でも世界最小のひとつだ。 そのPiccolissimoという名前は、イタリア語で最小を意味し、また作者Matt Piccoliの名前にも由来している。空を飛ぶロボットとして必ずしも世界最小ではないが、動力内蔵でコントロールできる空飛ぶロボットとしては世界最小そうだ。ほかのもっと小さいのは、操縦ができなかったり(例: Robobee)、電力を外部から供給し…続きを読む

この星団から送られてくる信号は「おそらく地球外知的生命体」と科学者らが主張
“Astronomical Society of the Pacific” 誌に寄稿した科学者らは、ある星団から送られてくる特異な信号を発見し、それは「おそらく地球外知的生命体から」であると言っている。その信号は、「以前の論文が予言した形状と正確に一致しているため、この[地球外知的生命体]仮説を裏付けている」。 「少数の太陽型星団の特異な周期的スペクトラム変調の発見」と題した論文には、その信号がある種の地球外知的生命体[ETI]の存在を示唆しているという仮説が説明されている。 「太陽のスペクトル型付近を中心とする狭いスペクトル域内にあ…続きを読む

スマート義肢の‘スマート’機能を靴下状のウェアラブルにして超低コストを実現
義肢の未来が足早にやってくる。3Dプリント、新しい素材、そしてセンサーの内蔵が、古き日のそっけない木とプラスチックに代わりつつある。でも未来はどれも、平等には行き渡らない。そこで、高価な新しい義肢に手が届かない人たちのために、オーストリアの研究者たちが、センサーを取り付けた衣料品で無脳な義肢をスマート化(有脳化)する方法を提案している。 リンツの応用科学大学が開発したそのproCoverと呼ばれる製品は、ACMのUIST(User Interface Software and Technology)カンファレンスで紹介され、最優秀論文…続きを読む


