Hiroshi Iwatani の記事

今度のChrome OSはブラウザというよりWindowsに似ている
Googleの、ブラウザを主役とするオペレーティングシステムChrome OSに、どれぐらいの人が関心を持っているのか、よく分からないけど、よく分かるのはGoogleがこの企画に非常に真剣であることだ。今日ロンチした最新のデベロッパバージョンは、2010年後期のロンチ以降初めて、そのインタフェイスを大刷新している。 その結果Chrome OSの最新バージョンは、ブラウザとタブだけでなく、本格的なデスクトップとウィンドウマネージャを備えたふつうのOSみたいになっている。ハードウェアアクセラレーションを使っているそのウィンドウマネージャA…続きを読む

将来のFirefoxにはビデオチャットが内蔵されるか?–WebRTCの実装を開発中
このところMozillaは、Firefoxの機能を単なるブラウザ以上のものに多様化しようとしている。先週はFirefoxのチームが、パリで行われたIETF 83の会議でおもしろいデモを見せた。それはブラウザ上で行えるビデオチャットで、JavaScriptやそのほかのオープンスタンダードだけで実装されている。中でもとくに重要なスタンダードが、WebRTCだ。HTML5の規格に含まれる予定のWebRTCにより、ブラウザ内でファイル共有やボイスコール、ビデオコールなどのリアルタイムサービスを提供できるようになる。 そのデモは、Mozilla…続きを読む

マリオットホテルの客室Wi-Fiに広告インジェクション(解決済み)
先週の終わり。Justin Wattは宿泊先のタイムズスクエア・マリオットホテルのWi-Fiで不審なことが起きているのを発見した。宿泊料金数百ドルに加えてインターネット利用料金16.95に不満だった彼が見つけたのは、インターネットプロバイダーが JavaScriptインジェクションを用いて、宿泊客が訪れる全ページにバナー広告を挿入していたことだった。 当然このニュースは野火のごとく広がり、結局マリオットは、この問題が解決済みであり二度と起こらないことを約束した。 回答メールにはこう書かれている: 弊社は問題認識後すぐに調査を開始した。…続きを読む

ビジターの属性が分かり対話もできるリアルタイムアクセス分析Woopra–レバノンからUSへ進出
“リアルタイムアクセス分析(real-time analytics)という言葉を聞くと、Chartbeat(日本語関連記事)を思い出す人が多いと思うが(ぼくもその一人)、でもそれだけではない。今回ご紹介するレバノンのWoopraは、2008年からリアルタイムサービスを提供している。同社は最近サンフランシスコにオフィスを開き、サービスのバージョン5.0を立ち上げたから、ぼくら合衆国の人間も今後はその名前を聞く機会が多くなるだろう。 ファウンダでCEOのElie Khouryが先週、新バージョンのデモを見せてくれた。ダッシュボードLive…続きを読む

HTML5を使ったらモバイルサイトの利用が28%向上した
あなたのモバイルサイトが動かないページだけで出来ていたら、そろそろアップグレードを考える時期だ。Usablenetの最新データによると、インタラクティブな要素をほんの少し加えるだけで、サイトでのユーザー捕捉率が大きく伸びる可能性がある。自らを「モバイル及びマルチチャンネルにおける顧客獲得のための技術プラットフォーム」と称しているUsablenetは、同社のプラットフォーム上のブランドがHTML5ベースの機能、例えば対話型ギャラリー、位置情報サービス、オーバーレイおよび拡大(または縮小)可能なボックスなどを使い始めたところ、ページビュー…続きを読む

ドッグシッターサービスの競争が激化: 全国展開のRoverが$3.4Mを調達
旅行時に愛犬を預かってくれるサービスが、最近はWeb上で簡単に見つかるようになっている。その一つ、シアトルのRoverは、従来のケンネル(kennel)サービス*を破壊するスタートアップとして、Madrona Venture Groupが仕切るラウンドにより340万ドルの資金を調達した。同社のような飼い主の外出時に犬を預かったり、飼い主宅で世話をしてくれるオンラインサービスが、このところ、各地で増えている。〔* kennel, 犬小屋やケージに犬(ときには猫)を入れておくだけのサービス。これに対しWeb上の新タイプのサービスは、“室内…続きを読む

Instagram買収で、Facebookは正式にM&Aの「買い手」側になった
今日(米国時間4/9)午前FacebookがInstagramを10億ドルで買収するという驚きの発表があった。このニュースはウェブスタートアップのエコシステム、さらにはテクノロジー界全体の現状について様々な意味を持っている ― そしてもちろん、業界(及びそれを固唾を飲んでカバーするブログ)の大半は、当分これの意味するところを分析することになるだろう。しかし、金融セクターにとってこれはある大きな出来事を表している。Facebookが合併買収における主要な「買い手」として正式デビューを飾ったのである。 当然のようにMark Zuckerb…続きを読む

Amazon S3:現在の保管オブジェクト数は9050億。日々10億ずつ増加中
AmazonがSimple Storage Service(S3)の成長度合いを示す興味深いデータをリリースした。2006年から年毎のデータを示すものだ。リリースデータによれば、2012年第1四半期の終了時点で、9050億のオブジェクトが保管されているのだとのこと。そして保管しているオブジェクトに対し、平均的に1秒あたり650,000のリクエストが発生しているのだそうだ。もちろんピーク時のリクエスト数は一層高いものとなっている。少し昔を振り返ってみれば、2年前には保管オブジェクト数は2620億であり、また2011年Q4段階でも7620…続きを読む

パソコンのパイオニア、コモドールのファウンダー、ジャック・トラミエル、83歳で逝去
パソコン業界の偉大なパイオニアの一人、ジャック・トラミエル(Jack Tramiel)が逝去した。83歳だった。 トラミエルは1928年にポーランドに生まれた。第二次大戦中はナチスのユダヤ人迫害によって家族ともどもアウシュヴィッツの強制収容所に送り込まれたが生き延びてアメリカに移住した。1953年にはコモドールという会社名で事業を始めた。コモドール64はトラミエルの事業で、いや初期のパソコンの歴史で、もっとも成功した伝説的な製品となった。トラミエルが後に述べたようにこれは初の「大衆のためのコンピュータ」だった。 コモールの遺産は現在で…続きを読む

Windows XPのサポートはあと2年―「そろそろアップデートを」とMicrosoft
Windows XPがリリースされたのは2001年だが、今だに現役だ。セキュリティー関連のアップデートは2014年4月8日まで続く。それまであと2年残っているとはいえ、Microsoftは今日(米国時間4/9)、XPユーザーに対してそろそろWindowsをアップデートとするよう促した。 MicrosoftはXPの小売を2008年に停止している。XP同様、Office 2003のサポートも2014年4月30日までだ。そこでMicrosoftはOffice 2003についても8年半新しいOffice 2010に乗り換えるようアピールしてい…続きを読む

Facebook、Instagramを10億ドルで買収
FacebookがInstagramの買収合意を発表した。買収金額は現金およびFacebookの株式で約10億ドルになるのだとのこと。買収後も、Instagramの機能自体をFacebookに統合はせず、独立したアプリケーションとして提供を続けるとのことだ。しかし両社のタイアップ関係は次第に密接になっていくのだろう。買収契約締結のための標準的手続きの完了は、今四半期中を予定している。 実は昨年、Facebook独自のモバイル写真共有アプリケーションに関する情報がTechCrunchに持ち込まれた。しかしどうやらFacebookは、写真…続きを読む

メディアはデジタル恐怖を売っている
満員の建物は火事ではなかった。Facebookアプリのトップ100を徹底調査した結果、Wall Street Journalは重大なプライバシー侵害を一つも見つけなかった。オンラインプライバシーの危険を扇情的に表現んすることで、間違いなくページビューと広告収入は増えるが、同時にそれはイノベーションを阻害し、誠実なソフトウェア開発者のビジネスに危害を与える。 未だに現実は、メディアによるプライバシーに関する叫びを止めることがなく、WSJの記者たちはその任務を果たすべく、「あなたはFacebookで自分を売っている」というヒット記事を、希…続きを読む

ウルトラブックの現状にはウルトラがっかり?
今年はウルトラブックの年になると言われていた。薄くて洒落たノートパソコンが標準になるのだと言われていた。インテルの最新ウルトラモバイルプラットフォームも発表されると言われていた。 いずれも実現していない。少なくとも今のところはまだだ。実のところそれは驚くに値しないことだ。 PCはこのiPad時代において大いに苦戦を強いられている。2011年Q4、米国内PCの出荷台数は6%下落したそうだ。またGartnerの予測では、2012年のPC出荷台数も4.4%の成長に留まるだろうとしている。Gartnerのアナリストの話しでは、既存PCの買い替…続きを読む

AT&T、解約済みiPhoneをロック解除へ
求めよ(何度でも)、さらば、与えらん。AT&Tは初めから常に、iPhoneに鍵をかけ続けてきたが、今度の日曜(米国時間4/8)に劇的な方針転換があるらしい。4/8からAT&Tは、ユーザーが希望すればiPhoneをロック解除して、他の携帯キャリアーのマイクロSIMを気持ちよく受け入れられるようにする。 もちろん、それにはいくつか条件がある。第一に、何よりも、そのデバイスは完全に契約解除されていて、利用者のアカウント状態が健全であること ― つまり料金の未払いや利用停止されたことがないこと。さらにAT&Tは、利用者が同社との契約に嫌気がさ…続きを読む

無料のモバイルアプリアクセス分析サービスFlurryが大改造でファンネル分析などを導入
サンフランシスコのFlurry(日本語関連記事)はそのモバイルアプリのアクセス分析製品から直接収益を得ていないが、その普及ぶりはすさまじくて、iOSアプリの3つに1つ、GoogleのAndroidアプリストアからダウンロードされるアプリの4つに1つがFlurryを使っている。 同社はこのほど、そのアクセス分析製品を大改造して、カスタム(==ユーザ別)ダッシュボードとアラートとファンネル分析(funnel analysis)を加えた。これによりユーザ企業は、たとえば3日後や7日後のユーザキープ率、訪問数に対する実売率あるいは実売実数など…続きを読む

どんなモバイルアプリでもソーシャル化できるサービスSocialize–エンドユーザ1000万を達成
モバイルデベロッパが自分のアプリにソーシャル機能を簡単に付けられるサービスSocializeは、11月にロンチしたSocial Action Barから大きく進化した。どうやら、多くのデベロッパがすでにこれをトライしているようで、そのモバイルツールキットをダウンロードした者は5500名、テスト中のアプリは562、統合を完了した実動アプリが150、という現状だ。それらの一部を、ここで見ることができる。 エンドユーザの数は1000万を超え、11月の370万に比べると大幅増だ。しかもこのところ、各月で倍増しているという。 CEOのDanie…続きを読む

ProgramrはCodecademyの高級言語/プラットホーム版–Android開発もブラウザ上でできる
オンラインでプログラミングを学べるサイトProgramrは、いわば高級言語のためのCodecademyだ(後者は今のところJavaScriptのみ)。ここが今日(米国時間4/6)から、Androidのサポートを開始する。‘生徒’はブラウザ上でAndroidアプリを作れ、完成したアプリはAPKフォーマットでダウンロードして自分のAndroidデバイスにロードしたり、Android MarketGoogle Playに送って友だちと共有したりできる。 協同ファウンダのRajesh Moorjaniによると、iOSアプリのサポートも準備中だ…続きを読む

MicrosoftのSemanticMap, 個人化拡張現実でGoogleのProject Glassを追う
拡張現実の話題が今週は沸騰している。今朝はMicrosoftが、うちもやってます、と知らせてきた。それは、ユーザの位置体験をそのユーザ固有のものにする技術だ。昨日はGoogleが、それの同社バージョンとも言えるProject Glassの詳細を発表したばかりだが。 MicrosoftのそれはSemanticMapと呼ばれ、拡張現実の内容がユーザに合わせて変わる。そのユーザの現在位置、何を探しているのか、などによって。Googleの眼鏡のように特殊な装置をユーザが身につける必要はなく、Microsoftがこれまで手がけてきた3つの基本技…続きを読む

Googleのモバイル開発支援サービスGoMoがDIYのモバイルWebサイト構築ツールを提供
企業等がDIYでモバイルのWebサイトを作れるプラットホームDudaMobileが、600万ドルのシリーズB資金調達という最新ニュースに続いて今日(米国時間4/5)、Googleとの提携を発表した。これからは、昨年11月にロンチしたGoogleのGoMoモバイル開発支援サービスが、自社のモバイルWebサイトを作りたいと思っている企業顧客に、DudaMobileのモバイルWebサイトビルダーを提供していく。 これまでもGoMoのWebサイトにはベンダのリストはあったが、特定のどれかをサービスに組み入れることはなかった。これからのGoMo…続きを読む

Next Issue Mediaは定額で雑誌が読み放題となるサービス。まずはAndroidタブレット用アプリから
映像配信ではNetflix、音楽配信ではSpotifyなど、「定額で一定期間コンテンツを楽しみ放題」というサービスが浸透しつつあるが、いよいよ雑誌にもこのモデルが登場した。米大手出版社のCondé Nast、Hearst、Meredith、News Corp.、Time Inc.の5社が参加したジョイントベンチャーNext Issue Mediaが雑誌版Netflixとでも呼ぶべきサービスを立ち上げている。 同社が先日リリースしたのが、Android搭載タブレット向けのニューススタンドアプリ。月額の固定料金(月刊誌だけの場合は9.99…続きを読む


