カテゴリー: バイオテック
バイオテック(BioTech)、アグリテック(AgriTech)、遺伝子工学などに関する最新ニュース

非動物由来コラーゲン製造のGeltor、食品添加物の大型契約締結後に約54億円調達へ
細胞培養コラーゲンメーカーであるGeltor(ジェルター)は、世界トップのコラーゲンサプライヤーであるGelita(ジェリタ)と9桁(日本円で数百億円)規模の取引契約にサインしたようだ。TechCrunchが得た情報によると、Geltorは現在少なくとも5000万ドル(約54億円)の新規資金調達を目指している。 同社の計画を知る筋によると、調達額は5000万ドル〜1億ドル(約54億円〜108億円)になる見込み。調達資金は、Gelitaとの長期契約遂行に必要なコラーゲン製造能力拡大に使われる。 Geltorはタンパク質の大量培養技術を開…続きを読む

米デニーズがBeyond Meatと提携して植物性バーガーを展開へ
米国のDenny’s(デニーズ)は植物由来食品メーカーのBeyond Meat(ビヨンド・ミート)と提携を結んだ。新メニュー「Denny’s Beyond Burger」(デニーズ・ビヨンド・バーガー)にBeyond Meatの肉代替品を使用する。 Beyond Meatと同社の最大のライバルImpossible Foodsは、米国の大手食品会社に肉代替品を提供するために熾烈な争いを展開しているが、Beyond Meatが次第にImpossible Foodsを引き離しつつある。ここ数カ月で、Beyond MeatはMcDonald’…続きを読む

AIでタンパク質医薬品の発見に挑むLabGeniusが約11億円を調達
AIとロボットオートメーションでタンパク質医薬品の発見に挑むロンドン拠点のLabGenius(ラボジーニアス)が、シリーズAで1000万ドル(約11億円)を調達した。 Lux CapitalとObvious Venturesがラウンドをリードし、Felicis Ventures、Inovia Capital、Air Street Capital、さらに既存株主も参加した。Recursion Pharmaceuticalsの創業者兼CEOであるChris Gibson(クリス・ギブソン)氏と、Googleの前CFOで現在はInovia …続きを読む

DNAを利用してクモの糸を合成、新繊維を目指すBolt Threads
TechchCrunchは、繊維合成のスタートアップ、Bolt ThreadsのR&Dラボを訪問して、タンパク質からクモの糸を合成するテクノロジーを取材してきた。この繊維はケブラー素材よりはるかに強く、絹糸の特性を備え、自然分解するためアパレルにも他の産業用途にも大きな可能性を秘めている。 我々は2017年に同社がシリーズDで1億ドルの資金を調達したことを報じた。その後、研究は大きく前進したようだ。カリフォルニア大学サンフランシスコ校で学位を取得した共同創業者でCEOのDan Widmaier(ダン・ウィドマイアー)博士は「現在主流の…続きを読む

食べられるバーコードを開発するTruTagが約8億円調達
TruTag Technologies(トゥルータグ・テクノロジーズ)は、微小な「食べられる」バーコードを開発している。医薬品、食品、電子たばこなどの製品認証に使う。同社はPangaea VenturesとHappiness CapitalがリードしたシリーズCで750万ドル(約8億円)を調達した。資金はテクノロジーの商業化と新しいソリューションの開発に使う。 以前のラウンドと合わせてTruTagの調達総額は2500万ドル(約27億円)になった。クライアントの1つであるPwCは、TruTagのテクノロジーをFood Trust Pla…続きを読む

英国のバイオテックスタートアップMogrifyが革新的な細胞療法を市場投入へ
再生医療などの分野で、革新的な細胞療法開発の体系化を進めている英国ケンブリッジに拠点を置くバイオテック系スタートアップであるMogrify(モグリファイ)が、1600万ドル(約17億4000万円)という最初のシリーズA投資を決めた。 Ahren Innovation Capital(アーレン・イノベーション・キャピタル)、Parkwalk (パークウォーク)、24Haymarket(トゥエンティーフォー・ヘイマーケット)による今回の投資に先立ち、2月には400万ドル(約4億3500万円)のシード投資を受けており、今日までの合計で200…続きを読む

昆虫食で食料危機の解決を目指すスタートアップのまとめ「昆虫食カオスマップ2019」が公開
クリエイティブエージェンシーのワンパクは10月10日、昆虫食に関する情報を発信するウェブマガジン「BUGS GROOVE」を創刊し、食料危機の解決を目指す世界のスタートアップをまとめた「昆虫食カオスマップ2019」を公開した。 このカオスマップでは、TechCrunch Japan読者にはおなじみのイエバエを利用した肥料や飼料の生産プラントを手がけるMUSCA(ムスカ)や、シルクフードの開発や販売を行うEllie(エリー)、米スタートアップでコオロギ粉末を使用したプロテインバー製造のExo(エクソ)などが紹介されている。 BUGS G…続きを読む

ムスリム少数民族に対する人権侵犯に加担した8つの中国企業が米商務省の禁止リストに載る
SenseTimeやMegviiなど、中国のテクノロジー企業8社が、ウイグル族など中国の少数民族に対する人権侵犯に加担しているとして、合衆国政府のエンティティリストに載せられた。米商務省の発表によると、これらの企業を含む、多くが中国政府の政府機関である28の組織は、新絳(シンジャン)ウイグル自治区における「ウイグル族やカザフ人などムスリムの少数民族に対する弾圧や不法拘禁、ハイテクによる監視などの実施に」関与している。 国連によると、新絳地区のムスリム住民の最大12人に1人、すなわちおよそ100万人が抑留所に拘置され、強制労働や拷問の対…続きを読む

米司法省が民間の遺伝データを捜査に使用する際の指針案を発表
米司法省は、民間のDNA分析サービスの遺伝情報を法執行機関が捜査に利用する際の留意点をまとめた暫定的な指針を発表した。 「凶悪犯罪の起訴は司法省の優先事項だ。理由はいくつもあるが、公共の安全を確保し、被害者とその家族に正義と事件の終息をもたらす点は挙げなければならない」。Jeffrey A. Rosen(ジェフリー・A・ローゼン)司法長官代行は声明で「加害者を特定できなければ我々は任務を完遂できない。法医・遺伝系図学(遺伝データに基づく家系図情報を犯罪捜査や裁判などで証拠として使う可能性を究明する学問)により、以前は不可能だった問題が…続きを読む

テクノロジーとしての生物学が100兆円規模の産業を再編する
現在、私たちは、2つの大きな危機に直面している。ひとつは地球の健康、もうひとつは私たち自身の健康だ。国連によれば、2050年には世界人口は97億人に達し、人類史上もっとも多くの天然資源を消費するようになると言われている。資源の消費量は、すでに10年から12年ごとに2倍に増えている。それに加えて、地球温暖化という難題がある。人の健康の面では、20歳未満の若者の20%が肥満であり、心臓血管病による死亡率は31%。がん患者は人口増加の2倍の速度で増えている。 だが幸いなことに、生物学とテクノロジーが、人の体だけでなく地球の治療法も確立しよう…続きを読む

バイオテック分野のアクセラレーターPetriが米ボストンで始動
ヘルスケア、材料科学、製造業の分野でバイオテクノロジーが新しいイノベーションの柱になりつつある中、米国のリサーチハブの1つであるボストンで、新技術の商業化段階にある企業を支援するアクセラレーターのPetri(ペトリ)が活動を開始した。 ボストン拠点のベンチャーキャピタルのPillar支援の下、Petriは3年間で1500万ドル(約16億円)の資金拠出枠を持っており、企業が食品、ヘルスケア、工業用化学物質、新素材の分野にバイオテクノロジーを応用し、さらに製品を市場に投入するのを支援する。 「潮目が変わりつつある。バイオテクノロジーが人間…続きを読む

農業を根本から考え直すCooks Ventureが約13億円を調達
「あなたは、あなたが食べているものが食べている存在です」と、Blue Apron(ブルー・エイプロン)の元COOで、現Cooks Venture(クックス・ベンチャー)の共同創設者およびCEOのMatthew Wadiak(マシュー・ワディアク)氏は言う。 このほど1200万ドル(約12億8000万円)の投資を獲得したCooks Ventureは、現在の穀物の栽培、家畜の給餌、そして究極的には地球環境を保全する方法を考え直そうとしている。彼らの戦略は三段仕込みだ。 まずCooks Ventureは、小規模の農家と契約し、自社の知的資産…続きを読む

伊藤忠が米国のリサイクル会社TerraCycleと提携、持続可能なリサイクルビジネス参入へ
伊藤忠商事は9月6日、米国のリサイクル業者であるTerraCycle(テラ・サイクル)との資本・業務提携を発表。伊藤忠がリサイクルビジネスに本格参入することを表明した。 TerraCycleは、米国で2001年に2人の大学生が有機肥料の会社として立ち上げたことに始まる。大学のカフェテリアから出る食べ残しをミミズに与えてミミズの堆肥を作り、それを溶かして有機肥料を製造する事業を展開していた。しかし、設立当初は資金が限られていたため、肥料を入れて売る容器を調達できず、ゴミ箱から回収した炭酸飲料のペットボトルを使ったのが、リサイクル事業を始…続きを読む

農作物への化学物質の影響を低減するバイオ農薬開発のTerrameraが48億円超を調達
農業から化学物質の使用を減らすためにバイオ農薬(生物由来の農薬、生物農薬)や種子処理剤を開発・販売しているカナダのTerramera(テラメラ)がこのほど、4500万ドル(約48億円)の資金を調達した。 この投資ラウンドをリードしたのは戦略的投資家Ospraie Ag Science(オスプライAgサイエンス)、Terrameraのこれまでの投資家であるSeed2Growth Venturesだ。 モンサントの役員だったCarl Casale(カール・カサーレ)氏が率いるOspraie Ag Scienceは、バイオ農薬や有機農法のた…続きを読む

さまざまな菌類に新種の機能性たんぱく質を作らせるスタートアップ
Y Combinatorの最新の卒業生Shiru(シル)は、食品の技術革命における前衛になろうとしている一連の企業集団の仲間だ。 同社を創業したJasmin Hume(ジャスミン・ヒューム)氏はこれまで、純植物性マヨネーズで有名な元Hampton Creek(ハンプトン・クリーク)、現在はJustの食品化学のディレクターだった。Shiruという社名は、食肉を意味する中国語のshi rouの同音字だ。ヒューム氏はJustで他のチームメンバーとともに多様な植物の組成を調べ、それらに含まれるたんぱく質(プロテイン)やその他の化学物質を識別し…続きを読む

バイオテック研究者はVCに縛られない大自然での起業を目指す
シリコンバレーの神話は、会社創設者を英雄視する物語がほとんどだ。しかし歴史的に見て、バイオ系企業を起業した科学者が率先して代表になる例は極めて少ない。 新薬の開発は時間を要し、リスキーで費用もかかる。大きな臨床的失敗は当たり前のことだ。そのため、バイオでは非常に高度な専門の知識と経験が求められる。しかし同時に、改変細胞、遺伝子治療、デジタル治療といった新医療の飛躍的進歩により、その価値を生み出す潜在力は、これまでになく大きくなっている。 こうした革新的医療には、会社創設者、会社の設立、事業そのもののまったく新しいモデルが付随している。…続きを読む

3Dプリント臓器の商用化まであと数歩
生きた細胞を使った血管組織のプリントに成功したことで、3Dプリント組織の開発が加速され、最終的には、わずかな細胞のサンプルから臓器が作れる可能性が見えてきた。 先月末、Prellis Biologicsは、870万ドル(約9億1800万円)の資金調達と、3Dプリントによる臓器の製造に向けた複数の目覚ましい進展を発表した。数多くの大学の研究をベースにしたこの取り組みを、同社は「ボリュメトリック・バイオ」と呼んでいるが、今年の初めには独自の大きな進歩を公表している。 Prellisの新たな成功は、血管組織構造体を研究機関に販売する商用化ま…続きを読む

土壌中のマイクロバイオームを分析して農家の生産性向上を目指すBiome Makersが4億円超を調達
農業は持続可能性の大きな問題に直面している。世界の人口は増え続けていて食糧の需要も増加しているが、それに伴い森林破壊や農薬、それに温室効果ガスの原因とされる一部の肥料の使用が増える危険性もある。農耕は炭素隔離の源でもあるが、でもどうやってそれを保護するのか?また、過剰耕作によって農地の質が劣化している。そして、これだけの問題を抱えながらも農業は他の産業に比べて、長年技術開発が遅れている。 農業と技術といえば、農作物に今起きていることを正しく理解するためには「マイクロバイオーム」(Microbiome)に注目することも重要だ。マイクロバ…続きを読む

ガン診断に特化して医師を助けるGoogleのSMILY
ガンの発見と診断は、それで生計を立てている医療専門家にとってさえ複雑で難しいプロセスである。Googleの研究者たちが開発した新しいツールは、不審なまたは既知の癌性細胞に対する画像検索を提供することによって、このプロセスを改善することができるかもしれない。だがそれは、単純なマッチングアルゴリズム以上のものだ。 多くの場合診断プロセスの一環として行われることは、顕微鏡下で組織サンプルを検査して、ガンの特定の形態を示している可能性のある、特徴的な兆候または形状を探すことだ。ガンも体も全て異なっているので、これは長くて骨の折れるプロセスにな…続きを読む

イーロン・マスクのNeuralinkは来年から人間の脳とのより高速な入出力を始める
イーロン・マスク氏の主導によって2017年に創業されたスタートアップのNeuralinkは(ニューラリンク)は、「糸」に関わるテクノロジーを開発している。この糸は、現在行われている脳=コンピューターインターフェイスに比べて、周囲の脳組織への影響が圧倒的に少ない形で埋め込むことができると言われている。「ほとんどの人は気付いていませんが、チップを使ってそれを解決することができるのです」とキックオフの場でマスク氏は語った。そこでは会社が解決したいと思っている、脳の不具合や問題について語られた。 マスク氏はまた、Neuralinkが長期的に目…続きを読む


