カテゴリー: バイオテック
バイオテック(BioTech)、アグリテック(AgriTech)、遺伝子工学などに関する最新ニュース

第一回のドローンカンファレンスInterDroneに見るドローン未来学とそのための課題
小型のドローンが急速に進歩している。最初はやや高度なリモコン玩具にすぎず、‘ドローン’という呼び名にも批判があった。ドローンと言えば、少なくともある程度の自律性があって、たとえばテロリストの暗殺に使われたりする無人機を指すからだ(一般市民も巻き添えにするが)。しかし今では、技術が名前に追いつきつつある。ドローンはますます自律的になり、そのため、近未来のスタートアップのための多様なビジネス機会が開かれつつある。 先週(9/6-12)は、今年で第一回となるInterDroneカンファレンスがラスベガスで行われ、そのキーノートで3D Rob…続きを読む

食料フロンティア:アグテックが世界を救う
編集部記:Dror BermanとSamantha Waiは、Crunch Networkのコントリビューターである。Dror Bermanは Innovation Endeavorsのファウンダーでマネージングパートナーである。Samantha Waiは、Innovation EndeavorsのInnovation Labs Teamに務めている。 投資家である私たちの仕事は将来を夢見るビジョナリーを見つけ出し、パートナーとして彼らの夢を現実の物とする手助けをすることだ。 農業に関しては、テクノロジーの進化を持ってすれば小型の収穫…続きを読む

RNA診断のCofactor GenomicsがY Combinatorに‘入学’、DNAよりも正確でリアルタイムな遺伝子検査を目指す
このところY Combinatorは、計算生物学や生物情報科学の分野にも手を広げているが、今回はその孵化器の中に、かつてHuman Genome Projectの作業を手がけたこともある人たちによる、RNA試験の実験的開発企業Cofactor Genomicsを迎えた。 DNAと人体を構成する蛋白質との中間に位置するRNAは、DNAよりも正確でリアルタイムな診断を可能にする、と同社は主張する。DNAはあくまでも情報的であり、したがって予測的予報的な存在だ…将来の疾病の可能性は分かるが、今どうなっているかは教えてくれない。 RNAはしか…続きを読む

AncestryDNAとGoogleのCalicoが共同で遺伝子操作による長寿の可能性を研究
シリコンバレーには、不死に関するサイトで当てようとする人びとが少なくない。死を少しでも遅くするための取り組みなら、Googleの中にもある。今回は、最大の家系調査サイトAncestry.comの一部門であるAncestryDNAが、Googleの中の修道院のような企業Calicoとパートナーして、人間の遺伝子と長寿との関係を研究することになった。 AncestryDNAは100万人以上の人びとの遺伝子データと家系図をホストし、それらは数百年の過去にさかのぼることができる。 計画ではその、Ancestryのデータベースにある100万の公…続きを読む

屋内水耕栽培(植物の光合成)用に最適化された省エネLEDライトのTranscend…Y Combinatorから巣立つ
今日(米国時間7/8)ベータでローンチしたTranscend Lightingは、Y Combinatorが育成対象として受け入れるにはあまりに異色の企業だが、屋内農業のための省エネLEDライトを作ろうとしている。 ファウンダのBrian Bennettは独学の光学技術者で、彼がTranscendの最初のプロトタイプを発明したのは、ニューヨーク州北部にある彼の家族農場で父に、農業用のLEDライトを作ってみろ、とそそのかされたことが、きっかけだ。 ライトの設計が完成したとき彼は、コロンビア大学のビジネスプランコンペに応募して、そのささや…続きを読む

犀角を人工合成したPembientの協同ファウンダGeorge Bonaciが動物の器官の3Dプリントについて語る
動物の遺伝学的に本物と同一の器官を作るPembientは、本誌が取り上げて以降、人気と話題が爆発した。ファウンダのところには次々とリクエストやツイートが殺到し、先月のローンチ以降しばらくは、Redditのいくつかのスレッドでトップの話題だった。 人気の源泉は、野生動物の不法交易をやめさせようとする同社の高邁な目標にあった。数種類の犀が絶滅の危機に瀕しているが、それは角(つの)に治療効果があると信ずる人たちからのお金儲けをねらった密猟に原因がある。密猟された犀は、角だけを取られて、死体は放置される。 Pembientは3Dプリントと遺伝…続きを読む

シリコンバレーに初のバイオテク専門アクセラレータIndieBioが誕生
シリコンバレーは、掌(てのひら)に収まるコンピュータや、一回の充電で何百マイルも走れる電気自動車や、地球の全周に配置して世界の誰もがインターネットにアクセスできる極小衛星を作る人たちを育ててきた。 これらのビッグアイデアの仲間に、今、バイオテクノロジが加わりつつある。それは安価なロボット技術と、機械学習と、シリコンバレーのイノベーターたちのおかげだ。2014年の合衆国における生命科学への投資額は40億ドル近くに達し、スタートアップの数も急増している。 IndieBioは、そんな動きの一環として、登場すべくして登場したバイオテク専門のア…続きを読む

農地を地形や土壌タイプで複数のゾーンに分け、それらの最適潅水量を求めるCropXが$9Mを調達
今未曾有の干ばつに襲われているカリフォルニアで、アグリテックのスタートアップCropXが、潅水を最適化して水の使用量を必要最小限に抑えるシステムを開発した。 それは土中に埋めた三つのセンサと、それらからの信号をワイヤレスで受信してクラウドに送るモバイルアプリの組み合わせで、ファウンダのIsaac Bentwichはこれを“土壌のインターネット”と呼ぶ。これらのセンサが、農地各部の水の必要量を正確に求めるのだ。 “今の農業には、大きな手抜きが一つある。それは、どの農家も、潅水を均一に行っていることだ”、とBentwichは言う。“もっと…続きを読む

農家の給水施設の水漏れをチェックするPowWowが$3Mを調達
水漏れなどを検出して農家の適正な水利用を助けるPowWowが、300万ドルを調達した。 PowWowは航空写真や水利用の記録などを調べて、問題を見つけたら農家にテキストメッセージを送る。問題は、どこかに水漏れがあることに関連していることが多い。 アグリテックのスタートアップがVCの関心を惹くことはそんなに多くはないが、カリフォルニアではこのところ干ばつがひどくなっているので、VCたちにとってもアグリテックの魅力が増しているのかもしれない。同社の二つ目のプロジェクトは、農家の灌水計画の最適化を助け、また土壌成分を分析して過剰な施肥などに…続きを読む

バイオテク専門のアクセラレータIndieBioが初のデモデー、11社の力作が集まる
【抄訳】 SOS VentureのバイオテクアクセラレータIndiBioが今日(米国時間6/11)、初めてのデモデーを行った。サンフランシスコのダウンタウンの会場には、3Dプリントで作る動物の器官、人工皮膚、これまでよりも美味なビールを作るバイオリアクターなどなど、あっと驚くような科学のプロジェクトが集まった。それでは以下に、出場した11のスタートアップを超簡単にご紹介しよう: Clara Foods – DNAを操作したイースト菌により、本物の卵白よりも泡立て性の良い卵白を作る。本物の卵白の生産よりも、環境と動物にやさしい。食品大手…続きを読む

アグリカルチャーテクに注目が集まる中、農地管理スタートアップVitalFieldsが120万ドルを資金調達
2013年にMonsantoがClimate Corporationを買収 したのを皮切りに、アグリカルチャーテクノロジー(アグテク)の分野に注目が集まっている。それも投資家だけではないようだ。 本日、エストニアに拠点を置く農地管理スタートアップのVitalFieldsは、堅実な120万ドルのシリーズAラウンドの資金調達に成功した。今回のラウンドには、納税者に支援されたEstonian Devlopment Fundの投資部門であるSmartCapや、名前は伏せられているが、シリコンバレーに拠点を多く大手VCが参加している。Vital…続きを読む

農家自身による情報ネットワークFarmers Business Networkが$15MをGoogle Venturesなどから調達
2050年には100億に達すると予想されている世界の人口を支えるためには、それまでの35年間に全世界の農業生産量を倍増する必要がある。Farmers Business Network(FBN)にとってソリューションは、ビッグデータをベースとするグローバルな農家間ネットワークだ。それを築くために同社は新たに、1500万ドルの資金を調達した。 Google Venturesがそのラウンドをリードし、これまでの投資家Kleiner Perkins Caufield & Byersとインパクト投資企業DBLが賛助した。FBNのこれまでのベンチ…続きを読む

15歳の少年たちが作ったFollowPlantsは植物がソーシャルメディアにアップデートをポストする
植物がツイートできるとしたら、彼らはどんな話をするんだろう? そう、Disrupt NYのハッカソンに登場したFollowPlantsのチームなら、それを知っているだろう。 といっても、植物が考えや感覚をシェアするわけではない(それはありえないだろう)。FollowPlantsを使うためには、まずセンサ(複数)を植物の近くにインストールする。そしてそのセンサからのデータが、自動的にツイートに翻訳されるのだ。“いいお天気だね!”、とか、“水が欲しいよ!”、とか。 チームのメンバーAkiva LipshitzとIlan Katzは、植物か…続きを読む

バイオテクノロジのPembientが3Dプリントで犀角を制作…物質的に本物と同じ
Pembientというスタートアップがサンフランシスコの端っこの方で、犀の角を3Dプリントしている。本物の犀角のような角(つの)の形をしたものはなくて、遺伝学的に犀の角と同じ物質だそうだ。といってもPembientは、それを作るために本物の犀の角を必要としない。 世界中に今やほとんどいなくなった犀にとっては良いニュースだ。北白犀は5頭しか残っていないし、西黒犀は2006年に絶滅したと思われるようになり、今では公式に絶滅している。 この定住地のない美しい巨獣を密猟者たちが長年殺しまくり、ついにこの惑星の上からほとんど消し去ってしまった。…続きを読む

グリーンテクノロジの新しい女王はアグテック(AgTech)だ
[筆者:Rob Leclerc, Melissa Tilney ] 編集者注記: Rob LeclercとMelissa Tilneyはそれぞれ、農業とアグテック(AgTech)を対象とする投資のマーケットプレースAgFunderの、CEOとコミュニケーション担当のトップだ。 2013年の後期にMonsantoがClimate Corporationを約10億ドルで買収するまでは、農業におけるテクノロジとイノベーションに関心を向ける投資家はほとんどいなかった。わずか1年で状況は大きく変わった。翌2014年は農業テクノロジのNetsca…続きを読む

お金のないバイオテク・スタートアップのために試験を低費用で代行するTranscripticが広い建物に引っ越した
Transcripticはクラウドを利用するバイオテクのラボで、まだ実験段階の薬の試験をロボットなどにより自動化する。このラボは、シリコンバレーの多くのバイオテク企業にとって、重要なプラットホームになっている。 このプラットホームはとくに、Y Combinatorのようなインキュベータ(孵化器)から巣立ったバイオテク企業が重宝している。まだほとんどお金のない連中でも、低料金で、しかも早く、試験結果が得られるからだ。Transcripticは一社あたり2万ドルのクレジットを、Notable LabsやAtomWiseなどYC出身のスター…続きを読む

a16zが出資しているuBiomeが歯のバクテリア収集のためIndiegogoでクラウドファンディング
自分の胃腸の中のバクテリアのフロラやファウナに関心を持ったことある? 歯は、どう? Y Combinatorのバイオ系育成企業uBiomeは、かつてAndreessen Horowitz(a16z)から資金を調達したが、今度は歯のバイオームに着目して二度目の資金募集を開始した。 バイオーム(biome, 生物群系)とは、体の中の何兆というバクテリア全体の生態系のことだ。人間の体の細胞の数は10兆ぐらいだが、微生物の細胞はその10倍ある。100兆のそれらすべてが、人体のバイオームを構成している。 通常それらは無害だが、体重や健康状態や消…続きを読む

天然ガスを人工微生物に食べさせて工業用化学物質を作り出すIndustrial Microbes
East Bayに生まれY Combinatorに育てられたIndustrial Microbesは、バイオ燃料で長年の経験を持つ三人の合成生物学者が創始したスタートアップだ。 三人はバイオ燃料のスタートアップLS9で出会った。同社はクリーンテクノロジのブームに乗って8000万ドルあまりを調達し、人工的に作ったバクテリアから燃料を作ろうとしていた。しかしベンチャー企業としてのLS9は、その後鳴かず飛ばずで、結局昨年、6150万ドルで買収された。 でもLS9で出会った三人、Derek GreenfieldとElizabeth Clark…続きを読む

Yコン出身のNotable Labsは、カスタマイズされた医学検査で脳腫瘍の治療を目指す
Matt de Silvaが Thiel Capital でヘッジファンドのマネジャーとして働いていた2013年の秋、彼の父が脳腫瘍、それも侵攻性の多形性膠芽腫を患っていることを知った。 この種類の腫瘍の治療方法は限られている。de Silvaの父親は、化学療法と放射線治療を行ったとしても余命が3ヶ月から6ヶ月しかないと宣告された。この種の腫瘍を患う人の時間は15ヶ月程しか残されていない。 de Silvaはその事実に打ちのめされたが、父により良い治療を見つけることを決意した。他の治療法について調べる中で、彼は1つのアイディアに辿り着…続きを読む

化学物質を生産する微生物を遺伝子工学で作り出す20nがY Combinatorから孵化
最近バイオテクづいているY Combinatorからまた一つ。20nは、UCバークリーの教授と一人のポスドクの着想から生まれたスタートアップだ。 Saurabh SrivastavaとJ. Christopher Andersonが数年がかりで開発したソフトウェアは、遺伝子工学により特定の化学物質を作り出す微生物を設計する。彼らはUCバークリーのDARPAが支援しているラボで、アセトアミノフェン(医薬商品名タイレノール(Tylenol))を生産するバクテリアを作った。 単に遺伝子工学で化学物質を作り出すだけでなく、彼らのスタートアップ…続きを読む


