カテゴリー: セキュリティ
情報セキュリティ、コンピュータセキュリティ、プライバシー保護などセキュリティ関連の最新ニュース

個人データの無断抽出企業にポーランド当局が採った過激な一手と残された謎
ポーランドのデータ保護機関は3月末、EUの一般データ保護規則(GDPR)に基づいて初の罰金を科した後、面白い決定を下した。 表面的には、この措置はさほど大事には見えない。ポーランドの個人データ保護局(UODO)は、同国に支社を置く欧州のデジタルマーケティング企業Bisnode(本社はスウェーデン)に対して、同社がGDPR第14条に定められたデータ主体の権利に対する義務を履行していないことを理由に、わずか22万ユーロ(約2740万円)の罰金を科した。 しかしその決定は、第14条に規定された通知義務による通知を受け取っていない600万人近…続きを読む

ウェブアプリのセキュリティを組み込みモジュールで提供するSqreenが約15億円を調達
ウェブアプリケーションやクラウドインフラのセキュリティを向上させるSqreenが、シリーズAのラウンドで1400万ドル(約15億円)を調達した。ラウンドをリードしたのはGreylock Partners、これに既存の投資家Y CombinatorとAlven、およびPoint Nineが参加した。 Sqreenは、ユーザーのコードを書き換えたりファイヤーウォールを置いたりせずにセキュリティを改善する。その意味で同社のやることは、New RelicやAppDynamics、DataDogのようなパフォーマンス管理企業に似ている。 共同創…続きを読む

FBIとアップルの法廷闘争の内幕を暴く本が出版へ
Apple(アップル)のCEOであるティム・クック氏の新たな伝記が、今月中にも発売予定となっている。そこには、FBIが前例のない法的命令をAppleに突きつけた当時の葛藤が明らかにされている。それはAppleの主力製品のセキュリティを骨抜きにしかねないものだった。 その本は、「Tim Cook:The Genius Who Took Apple to the Next Level」(Appleを次のレベルに押し上げた天才)というタイトルで、著者はLeander Kahney氏だ。当時のスタッフの生々しい言葉でAppleがその命令とどう…続きを読む

ファーウェイ会長が米政府の言い分を負け犬の遠吠えと一蹴
これまでの2年間、変動の激しかったHuawei(ファーウェイ)が、米国時間3月29日の発表では同社の2018年の利益が88億4000万ドル、前年比で25%増加した。しかし昨日は、英国監督機関の報告書が「重大で意図的な欠陥」を指摘した。 Huaweiと中国政府の結びつきをめぐるセキュリティ上の懸念や数々の報道が、同社の利益に負の影響を及ぼさなかったことは確かだが、国際市場での成長は鈍化した。しかし同社は戦闘を放棄しない。昨年のCESでモバイル部門のトップRichard Yu(リチャード・ユー)氏が米国キャリアに噛み付いた話は有名だが、今…続きを読む

脆弱性のある自動投票機を売り続ける選挙機器メーカーを米上院議員が問題視
重要な選挙を前に、4人のベテラン上院議員が「既知の脆弱性」のある機器を売り続ける米国の大手自動投票機メーカー3社に回答を要求した。 米国時間3月27日に送られた書簡は、選挙機器メーカーのES&S、Dominion VotingおよびHart InterCivic に対して、悪用されると選挙結果を蝕む恐れのある脆弱性を持つ数十年前の機械を売り続ける理由の説明を求めている。 「国民の選挙の信憑性はわれわれが投票に使用する機械に直接結びついている」と、上院議員らが発信した書簡は言う。エイミー・クロブチャー(民・ミネソタ)、マーク・ワーナー(…続きを読む

中国のレズビアン向け出会い系アプリに脆弱性、プロフィール500万人ぶんが一時アクセス可能な状態に
レズビアンやクィアの女性たちに人気のある出会い系アプリRela(热拉)は、サーバーがパスワードで保護されていなかったために、何百万というユーザープロフィールと個人データが公開された状態だった。 かつて中国政府当局によって閉鎖されたと伝えられた直後の2017年5月に、Relaはアプリストアから姿を消した。だが政府がその関与を認めたことはない。しかしその1年後、アプリストアのリストを眺めてみると、アプリは別のクラウドプロバイダー上で復活を果たしていた。中国におけるLGBTQ+は、1997年に非犯罪化されたにもかかわらず、依然としてその権利…続きを読む

マイクロソフトがエイプリルフールのいたずらや悪ふざけを厳禁
子どもたちよ、気をつけようね。もうすぐエイプリルフールだ。一年で最悪の日だと思うけど、重要な年中行事として多くの人が固執している。テクノロジー企業も毎年その魔力に感染して、多くのユーザーの夢を一瞬でぶち壊して楽しんでいる。多くの上位企業で、その日のいたずらに凝ることが慣例のようになっている。楽しいのもあれば、ひどいのもあるけど、まあ98%は前者かな。 マイクロソフトは今年、いたずらに対して厳しい姿勢で臨もうとしている。CMO(マーケティング最高責任者)のChris Capossela氏が社内に配布したメモで、「一般に公開されるようなエ…続きを読む

マイクロソフトがイランのハッカーのドメイン差し止め命令を連邦裁判所からゲット
Microsoft(マイクロソフト)は悪用されていた多数のドメインに関してワシントン地区連邦裁判所から差し止め命令を獲得することに成功した。これらのドメインはイランのハッカーグループが使用していたもので、裁判所命令によりMicrosoftがコントロールを得た。 MicrosoftはPhosphorusないしAPT 35として知られるイランのハッカーグループがハッキングに利用していた99のウェブサイトの利用差し止めの訴えを起こしていた。Microsoftのコンシューマー・セキュリティーの責任者、 Tom Burtのブログ記事によれば、連…続きを読む

監視カメラに映る犯罪を自動的に検出、拳銃の取り出しもすぐわかる
Deep Science AIは、かつてDisrupt NY 2017のステージでデビューを果たした。そのライブデモでは、同社のコンピュータ映像認識システムが、監視カメラの映像の中の銃や覆面を発見する様子を見せた。店舗の管理者やセキュリティ会社に、犯罪の可能性を前もって警告することができるものだ。最近同社は、友好的な合併によってDefendryに買収された。それにより、その技術をより広く展開できることが期待されている。 この合併は、市場に参入しようとしている技術系企業と、的確な技術を求めているマーケティング系企業との結合の素晴らしい実…続きを読む

無料パスワードマネージャー「Firefox Lockbox」がiOSに次いでAndroidにも
Mozilla(モジラ)がウェブブラウザーのFirefoxのユーザーのために作った無料のパスワードマネージャーが米国時間3月26日、Androidにやってくる。そのFirefox Lockboxと呼ばれる独立のアプリケーションでユーザーは、自分のFirefoxブラウザーに保存されている自分のログイン情報に、自分のモバイルデバイスから簡単にアクセスできる。 このアプリは、1PasswordやDashlane、LastPassのような本格的なパスワードマネージャーではない。パスワードの編集や、複雑なパスワードの提案、データ侵犯によりパスワ…続きを読む

EUが5Gめぐりセキュリティ強化もファーウェイ排除は見送り
Huawei(ファーウェイ)の5Gプロダクトによるサイバーセキュリティの脅威についての欧州連合(EU)の最新のアプローチは注意喚起であり、徹底排除ではない。これは、ファーウェイと中国政府のつながりに懸念があるとして同社ボイコットを呼びかけていた米国への対応として、今週EUが出した新たな勧告の主旨だ。 この勧告では、「来たる5Gテクノロジーが銀行業務から交通、健康、産業、そして民主主義に至るまで、社会の最も基礎的部分の屋台骨を形成する」と記している。しかし、米政府が求めていたファーウェイの即座排除を促すには至っていない。 「5Gテクノロ…続きを読む

デロイトトーマツがサイバーセキュリティ特化の新会社設立、2019年6月より始動
デロイトトーマツグループは3月26日、サイバーセキュリティに関するコンサルティングを行う新会社デロイトトーマツサイバーを2019年4月に設立すると発表した。同年6月より本格的に事業を開始する。 同社はこれまで、デロイトトーマツリスクサービスおよびデロイトトーマツコンサルティングにおいてサイバーセキュリティ関連に関わるチームを有していた。今回、新会社の設立でそれらのチームから120人を配置し、サイバーセキュリティに特化した事業を発足する。 デロイトトーマツグループはプレスリリースの中で、「人・モノ・組織・社会インフラなどがあらゆる境界を…続きを読む

位置情報アプリ「Family Locator」からリアルタイムで情報が流出していた
人気の位置情報追跡アプリ「Family Locator」(日本でのアプリ名は「ファミリーロケータ」)から、数週間にわたって23万8千人以上のユーザーの位置情報がリアルタイムで流出していた。これはアプリ開発者がサーバにパスワードをかけずに公開していたことによる。 このアプリはオーストラリアのソフトウェアハウス、React Appsが開発しているもので、たとえば配偶者同士で居場所を知りたいときや保護者が子供の居場所を知りたいときなどに、位置情報をリアルタイムでお互いに追跡することができる。ユーザーがジオフェンスの通知を設定すれば、家族が学…続きを読む

ハッカーがTeslaを乗っ取ってModel 3をゲット
2人のセキュリティ研究者が、年に一度の著名なハッキングコンテスト「Pwn2Own」を席巻し、Tesla Model 3を含む37万5000ドル(約4100万円)の賞金を手にした。このTesla車のインフォテインメントシステムが持つ脆弱性を、みごとに暴き出したことに対する報奨だ。 今年Teslaは、新しいModel 3セダンをPwn2Ownに供出した。自動車自体がこの競技に出されたのは初めてのこと。Pwn2Ownは、Trend MicroのZDI(Zero Day Initiative)によって運営されていて、今年で12年目となる。ZD…続きを読む

社員たちのスマホに第2番号を割り当てるMoviusが新CEOを迎え約50億円を調達
アトランタ出身のMoviusは、企業が社員たちの電話機の音声通話とテキストメッセージングに、仕事専用の別の電話番号を割り当てられるようにする。同社は米国時間3月22日、JPMorgan Chase(JPモルガン・チェース)が仕切るシリーズDのラウンドにより、4500万ドル(約50億円)の資金を調達した。これに既存の投資家であるPointGuard VenturesとNew Enterprise AssociatesおよびAnschutz Investmentが参加した。これで、同社の累計調達額は1億ドルになる。 さらにMoviusは、…続きを読む

Microsoft DefenderがMacにやってくる、MS製セキュリティ対策ソリューション
Microsoft(マイクロソフト)は、米国時間3月21日、Microsoft Defender Advanced Threat Protection(ATP)をMacでも動くようにすると発表した。これまでは、Microsoft 365に加入するマシンを保護するためのWindows用ソリューションであり、Windowsマシンを安全に保つための、IT管理者の重要なツールだった。名前も、今まではWindows Defender ATPと呼ばれていたが、Macにも搭載されることになったっため、「Windows Defender」という部分を…続きを読む

Facebookが数億人のパスワードを平文で保存していたと認める
Facebookでまたセキュリティー上の問題が見つかった。 コンピューターセキュリティを専門とする調査報道ジャーナリストのBrian Krebsは自身のサイトで「長年にわたってFacebookは数億アカウントのパスワードを平文で保存している」とするレポートを発表した。Facebookは米国時間3月21日、公式ブログで事実だと認めた。 FacebookのPedro Canahuati氏によれば、問題が発見されたのはは1月に行われた定例のセキュリティチェックの際で、パスワードを見ることができるのはFacebook社内の担当者だけだという。…続きを読む

Windows 7セキュリティアップデートの終了期限をマイクロソフトが通達
マイクロソフトがWindows 7のユーザーに、セキュリティアップデートがもうすぐ終わると警告するパッチを発行した。 米国時間3月20日に展開されたそのパッチは、2020年1月14日以降セキュリティの欠陥や脆弱性に対する修復を提供しない、と警告している。その期限はWindows 7が2009年にデビューしてから10年あまりとなり、マイクロソフトの最新のオペレーティングシステムであるWindows 10よりも10年以上前、ということになる。 マイクロソフトはセキュリティアップデートをやめることによってユーザーを、セキュリティが改善されて…続きを読む

iPhoneのいちばんのウリ「プライバシー」を強調するAppleの広告
Apple(アップル)米国内で3月14日から、ゴールデンタイムに新しいスポット広告のオンエアを始めた。プライバシーに焦点を当てたこのCMには会話はない。「Privacy. That’s iPhone」(プライバシー。それがiPhoneです)というシンプルなメッセージが表示されるだけ。 一連のユーモラスな場面は「あなたにもちょっとしたプライバシーが必要なときがある」ということを再認識させる内容。それ以外には、たった1行のテキストがあるだけ。それはAppleが長期的にも短期的にも主張しているプライバシーに関する1つのメッセージと呼応してい…続きを読む

完全に閉鎖されたネットは、国家を孤立させ、成長率を低め、そして停滞させる
細分化され分断化されたインターネットが、私たちの上にもたらされていることに疑いの余地はない。サイバースペースがさまざまな国によって制御され規制されるスプリンターネット(splinternet、splinter=バラバラのnet=ネットから作られた造語)は、もはや単なる概念ではなく、いまや危険な現実となっている。「ワールドワイドウェブ」の将来が危機に瀕している。いまや自由で開かれたインターネットを支持する政府や提唱者はたちは、情報や大衆を管理するためにウェブを隔離しようとする独裁主義的体制の潮流を食い止める義務があるのだ。 中国とロシア…続きを読む


