タグ: 倫理(用語)
倫理に関連する記事一覧

【コラム】メタバースで優先されるべき課題は「責任あるAI」
最近のBloomberg Intelligence(ブルームバーグ・インテリジェンス)の調査によると、メタバースには8000億ドル(約92兆円)の市場規模があるそうだ。実際にメタバースとは何なのか、ということについては、多くの人が議論しているところではあるが、これだけの金と好奇心に取り巻かれているものだから、誰もが話題にしたがるのも当然だろう。 メタバースではAIが、特に私たちが他者とコミュニケーションを取る際に、重要な役割を果たすことは間違いない。私たちはこれまで以上に他者とつながりを持つようになるだろうが、政府や規範、倫理規定に縛…続きを読む

【コラム】アジャイルなスタートアップモデルに倫理観を導入する時代がきた
アイデアを得て、チームを作り、「実用最小限の製品(MVP)」を完成させてユーザーに届ける。これは誰もが知っているスタートアップの事業の進め方である。 しかし、人工知能(AI)や機械学習(ML)がハイテク製品のいたるところに導入されるようになり、意思決定プロセスにおいてAIが人間を補強、または代替することの倫理的意味を市場がますます意識するようになった現在、スタートアップはMVPモデルの再考を迫られている。 MVPモデルとは、ターゲット市場から重要なフィードバックを収集し、製品の発売に向けて必要な最小限の開発に反映させるというもので、今…続きを読む

ミレニアル世代やZ世代を惹きつけたいインスタ風アプリSupernovaはSNS大手の「倫理的オルタナティブ」になれるか
Supernova(スーパーノヴァ)は新しいアプリで、Apple(アップル)とAndroid(アンドロイド)のアプリストアで公開されており、広告収入の大部分を慈善事業に寄付している。Instagram(インスタグラム)とFacebook(フェイスブック)の新しい「倫理的オルタナティブ」と謳う同アプリに、チャンスはあるだろうか? Facebookがパノプティコン(一望監視施設)のような刑務所になり、米国政府の権力を覆そうとするプライベートグループに参加することを軽々しく提案するのを何年も見てきたか、あるいはInstagramをドゥームス…続きを読む

【コラム】クリエイターエコノミーとクリエイターテックが実現する大きなビジネス
クリエイターエコノミーという言葉を聞いたことがある人は少なくないはずだ。もはや新しい概念ではないし、それが何かをよく知っている人もいるだろう。しかし、その名が示す通り、クリエイターエコノミーにはクリエイターが必要だ。 私たちがクリエイターエコノミーと呼んでいるものは、本質として2つのグループを内包している。1つは、主に独立したクリエイターで構成された、大規模で分散化された非定形のグループで、何らかの方法でデジタル空間に接続されているものだ。ミュージシャン、ビジュアルアーティスト、映像クリエイター、グラフィックデザイナー、ブロガー、イン…続きを読む

Twitterが「業界初」機械学習アルゴリズムの「バイアス」を対象とする報奨金コンテスト実施
Andrew Kelly / Reuters Twitterが、システムが自動的に画像をクロップする際の”偏り”を発見した人に謝礼を支払う報奨金コンテストをHackerOneを通じ開始しました。報奨金と言えば、セキュリティ上の問題や処理上の不具合を発見した人に対して賞金を支払うバグバウンティ・プログラムが一般的におこなわれていますが、今回Twitterが始めたのは、ユーザーが投稿した写真をサムネイル化するため、ちょうど良い具合にクロップ(切り抜き)するアルゴリズムにどこか偏りがないかを探そうというコンテスト形式のプログラムです。 Tw…続きを読む

中国が「冷却水いらず」な実験用原子炉による9月実験開始を計画、2030年に商業用原子炉の建設を予定
Thorium pellets. Pallava Bagla/Corbis via Getty Images 中国政府の科学者は、世界初をうたう、冷却のための水を必要としない実験用原子炉の計画を発表しました。来月にも原子炉は完成し、9月から最初の実験が開始される予定です。中国はこの実験炉での実験がうまくいくならば、早ければ2030年に最初の商業用原子炉を建設する予定。そしてその後は水が必要ない利点を活かして砂漠や平原地域にこの原子炉を置き、さらには「一帯一路」構想に参加する国にも最大30基を建設する予定だとしました。 中国人民政治協商…続きを読む

【コラム】DXを「エシカル」にリードする方法、倫理優先の考え方は従業員と利益を守る
編集部注:本稿の著者Angela Love(アンジェラ・ラブ)氏はリーダーシップ開発のコンサルティング会社であるThe Daymark Groupの創設者。Fortune 50に名を連ねるスタートアップのリーダーやチームのために、明確さと成功を生み出す手助けをしている。 ーーー 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、ほぼすべての分野でデジタル変革(DX)の必要性が加速されたことは周知の事実だ。この状況下で、企業が成功を収めるために行っている活動は常に注目されている。しかし、企業がどのようにそれを行っているかについては、…続きを読む

【コラム】企業はNDAを禁止する法案を待たずに今すぐ倫理的なポリシーを作るべきだ
本稿の執筆者Julie Goldsmith Reiser(ジュリー・ゴールドスミス・ライザー)氏は全国弁護団法律事務所であるCohen Milstein Sellers & Tollの証券訴訟および投資家保護グループの共同会長。Louise Renne(ルイーズ・レンヌ)氏はRenne Public Law Groupの創業パートナーで、同事務所の公益訴訟責任者。 ーーー 米国中の企業は、カリフォルニア州議会の「Silenced No More Act(もう黙っていない)」法案の公聴会に細心の注意を払うべきだ。この法律は、従業員がさま…続きを読む

倫理的データ慣行の青写真を描くための4つのステップ
編集部注:本稿を執筆したJoel Shapiro, JD, Ph.D.(ジョエル・シャピロ、法務博士、医学博士)氏はケロッグ経営大学院でデータ分析研究を行う臨床准教授であり、ケロッグの分析コンサルティング研究室の運営にあたっている。 もう一人の執筆者であるReid Blackman, Ph.D.(レイド・ブラックマン、医学博士)氏は、 Virtue(バーチュー)の創設者兼CEOであり、 企業と協力し、新たなテクノロジー製品の開発、展開、調達と倫理的リスクの低減を統合させる取り組みを行っている。 — 2019年、UnitedHealth…続きを読む

社会貢献するテクノロジー企業に投資するVCが増えない理由
編集部注:本稿はJohanes Lenhard博士による寄稿記事である。Lenhard博士は、ベンチャーキャピタル業界における倫理を専門にしたケンブリッジ大学の研究者だ。 —– ロンドンにある有名企業のVCパートナーの1人が率直にこう話してくれた。 ベンチャーキャピタルは金そのものだよ(笑)。ハイリスクで、おそらく最も先が読めない資産クラスだけど、リターンは最高だね。 他の記事で詳しく書いたことがあるが、筆者は、しばしば株主価値資本主義に起因する即時回収のメンタリティを超越して、それよりさらに価値のあるものに関心を向けることは(経済的…続きを読む

シリコンバレーが今必要とする、倫理を学ぶための新たな取り組み
編集部注:本稿はLisa Wehden(リサ・ウェーデン)氏による寄稿記事だ。同氏は、仕事の未来に焦点をあてたベンチャーキャピタルファンドBloomberg Betaの投資家。ベルリンでEntrepreneur Firstを立ち上げた経験がある。 Apple(アップル)とGoogle(グーグル)は5月、iOSとAndroidで新型コロナウイルス検査で陽性となった人と接触のあった個人をわかるようにする追跡機能を発表する予定だ。 セキュリティの専門家は早くも、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性となったユーザーの個人情報が晒された…続きを読む

倫理条項を初めて資金提供協定に盛り込んだ米国の女性起業家
Keep your head high and give them hell(あわてずに、彼らを痛い目にあわせてやれ) 私の祖母であるOpal Thompson(オーパル・トンプソン)は、屈強な生粋のテキサスっ娘らしく、私にそう書いてよこした。今この言葉は、みんなに見えるように私の前腕に彫ってある。祖母の強烈な存在感と貴重な助言の思い出は、起業家になるまでの私を導く正しい道であり、この業界で懐疑的な人たちと面と向かって渡り合うときに私の背中を後押しして強気にさせてくれるものだった。「いいかい、男たちよりも一生懸命に賢く働いて仕事をやっ…続きを読む

元Googleのポリシー責任者が人権を軽視した社内事情を揶揄
Google(グーグル)の国際関係責任者だったRoss LaJeunesse(ロス・ラジュネス)氏は、2019年に退社するまで10年以上にわたり、政府とポリシーに関する問題に取り組んできたが、かつてのGoogleの「悪に染まるな」という企業理念を達成できていないことを非難する新生(元)グーグラー(Google社員)となった。 現在最も注目すべきは、ラジュネス氏がその主張を掲げ、共和党スーザン・コリンズ氏に対抗して、米国上院議員選挙にメーン州の民主党から立候補しようとしていることだ。その長いブログ記事で、彼は(よりよく、より公平な世界を…続きを読む

Awayの失敗に学ぶいけ好かないCEOと成功について
特には目立たないが、実は大きな社会的分断を象徴しているのではないかと大問題になる話がよくある。最近では、Away(アウェイ)の不祥事の話がそれにあたる。その問題とは、前CEOのステフ・コリー氏が仕事熱心なあまり、社内Slackで失敗を犯した特定の社員を公的に罵倒したことが責められ辞任したことだ。ハイテク界は、これをあらゆる産業における断層線を見極める試薬だとして注目している。 この話は、聞く人によってどうとでも取れる。金持ちの家に生まれた特権階級の企業幹部が貧しい生活にあえぐ人たちから搾取する話、女性CEOが不公正でいわれのない中傷や…続きを読む

仕事の未来は倫理的か?
Meili Gupta(メイリ・グプタ)さんは新たな疑問を投げかけようとしている。エリートのための寄宿舎制中等教育校であるPhillips Exeter Academy(フィリップス・エクセター・アカデミー)の穏やかで雄弁な3年生グプタさん(17歳)は、内向的で優しい話し方をする技術系オタクの典型のように映る。 しかし、多くの人が知っているどの高校生よりも、彼女はコンピュター・サイエンスに詳しい。しかも、MITの最も重要な刊行物である「MIT Technology Review」(MITテクノロジー・レビュー)の熱心な読者でもある。そ…続きを読む

イスラエルの闇は世界に通じる、倫理とテクノロジーの交差点
イスラエルで成長中のあるスタートアップ企業を想像してほしい。それは、人工知能をベースにした完全に本物としか思えないディープフェイク動画を制作する企業だ。そのウェブサイトによると、同社の事業は「企業のコンサルティング」と「政府と政治家のコンサルティング」という2つの部門で成り立っている。さらに「敵の弱点の発掘とその拡散を手助けする」とある。 もうひとつ、同社の従業員は「高度な経験を有する逸材であり、イスラエル国防軍諜報部の精鋭部隊および政府の諜報機関の出身者」だと説明されていると想像していただきたい。しかも、彼らのテクノロジーは、これら…続きを読む

AIの偏見、認識されつつも未解決の難題とは?
AIテクノロジーを人類最大の問題を解決してくれるものと賛美する人もいれば、AIは人類存続の危機をもたらす悪魔と恐れる人もいる。もちろんこれらは、さまざまな考えの中の両極端に位置するものだが、AIが未来に向けた胸躍る好機をもたらすものであり、同時に克服しなければならない難題を孕んでいることに変わりはない。 近年、多くのメディアの関心を惹きつけている問題点のひとつに、AIに生じた偏見がある。それは、2年以上も前に私がTechCrunchに書いた「Tyrant in Code」(コードの中の暴君)のテーマでもあったが、論議は、ますます激化し…続きを読む

完全菜食主義者のためのオンライン食材店「Mylk Guys」は非菜食人種にも人気
ヴィーガン(Vegan、完全菜食主義者)のための食材をネットで売っているMylk GuysのCEOであるGaurav Maken(ガウラヴ・マケン)氏は、自分の会社を食べ物を買うだけの場所とは考えていない。スタートアップの起業家たちも、また既存の食品企業も、植物を使った食肉代替食品を探求し始めている今日のご時世の中では、次々と新しい健康食品が生まれてくるだろうから、同社はそれらのための試験場や、良い品物が生まれるためのプラットホームでありたい、と彼は考えている。 このたび、Khosla VenturesやPear Ventures、F…続きを読む

FTCの取り締まり強化でデータ倫理は戦略的事業の武器に
50億ドル。データプライバシーに反したとしてFacebookに科される最新の罰金だ。 Facebookのような巨大企業にとってこの額は取るに足りないものと多くの人が考える一方で、それでも米連邦取引委員会(FTC)がこれまでテック企業に科してきた罰金としては最大のものだ。 Facebookは明らかにCambridge Analyticaの件をいまだに引きずっていて、この件以来、同社に対する信用度は51%下がり、「delete Facebook」(Facebookを削除)という文言の検索頻度はこの5年で最も高くなり、Facebookの株価…続きを読む

倫理感のある技術者の消滅と再生
この数年間、次から次へと悲惨なニュースを聞かされてきた。どれも事前に知り得て、予防できたはずの事故だ。飛行機の墜落、原子力発電所のメルトダウン、外国の権力による個人情報の不正取得、ひとつの州を焼き払ってしまった電力網。 これは規制や国籍に由来する問題ではない。特定の社会的構造が共通して抱える問題でもない。Facebookで機械学習のプログラムを行っている人が、フォルクスワーゲンの自動車エンジニアや日本の原発設計者とつるんでいることもない。彼らは同じ学校の出身者でもなく、同じ教科書で学んだわけでもなく、同じ専門紙を読んでいるということも…続きを読む


