タグ: 天気・天候・気象(用語)
天気・天候・天気予報に関する記事一覧。

フェーズドアレイ気象レーダーの複数展開で線状降水帯の予測精度を大きく改善できることを富岳のシミュレーションで確認
仮想的なフェーズドアレイ気象レーダーネットワーク。赤点はフェーズドアレイ気象レーダーが設置された17の地点(九州の地方気象台と特別地域気象観測所)。オレンジ色部分はレーダーの観測範囲を示す 理化学研究所(理研)は、もし九州全土に最新鋭のフェーズドアレイ気象レーダーを配置した場合、2020年7月の線状降水帯による豪雨の予測に役立ったかを調べるため、スーパーコンピューター「富岳」を使ってシミュレーションを実施。その結果、予測精度が大幅に上がることが示されたと3月7日に発表した。 年々脅威を増す線状降水帯による豪雨に備えるには、観測強化や観…続きを読む

日本海側に豪雪をもたらすJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の実態を洋上気球観測で初めて解明
水産大学校練習船「耕洋丸」による洋上気球観測の様子 新潟大学は2月21日、日本に豪雪をもたらす日本海寒帯気団収束帯(JPCZ。Japan sea Polar air mass Convergence Zone)の実態を、洋上気球観測によって初めて明らかにしたことを発表した。 JPCZは日本海で発生し、朝鮮半島の付け根付近から日本列島にかけて数百kmに及ぶ帯状の雲を形成する(冬の北西季節風がシベリアから吹くと、北朝鮮北部の白頭山の下流に位置する日本海北西部から日本列島まで帯状の太い雲が伸びる)。これが上陸すると、狭い範囲に極端な豪雪をも…続きを読む

海賊、麻薬、汚染、違法漁業など海上監視に最適化された産業ドローン用AI特化のTekeverが約26億円調達
産業用ドローンは、消費者が余暇に楽しむ無人航空機を事業用に補完するものである。その市場は、バッテリー寿命やリーチ、パフォーマンスを向上させるソフトウェアおよびハードウェアテクノロジーの新しい波と、データオペレーション活動の強化を目的にこれらのサービスに投資する企業の増加を追い風に、急速に拡大している。米国時間1月25日、海上展開向けドローンのAI開発に特化した企業が、そのデバイスとサービスに対する強い需要を見据えて、資金調達ラウンドを発表した。 水上の活動を監視および検知するAIを組み込んだドローンを手がけるTekever(テクエバー…続きを読む

極域の観測網構築に向けた、安価な汎用ドローンによる高精度気象観測を実現
国立極地研究所は1月24日、安価な汎用ドローンを使った高精度な気象観測の実験に成功したと発表した。コストのかかるラジオゾンデに代えて、安価な汎用ドローンによる高層気象観測が高頻度で数多くの地点で行えれば、気象の予測精度は向上する。 北極での天気予報の精度の低さが、日本を含む中緯度域の台風進路の予測や寒波予測に影響しているという。それらの地域で観測頻度を高め観測箇所を増やすことが効果的であることはわかっているが、高層気象観測の手法として代表的なラジオゾンデ観測には、それなりのコストがかかるために、長期にわたって観察頻度や観察箇所を増やす…続きを読む

【コラム】ヒートアイランド現象による影響を軽減するため、今、世界はAIを活用すべきだ
人類がこのまま何もしなければ、地球の温暖化はあとわずか数十年の間に少なくとも過去3400万年間前例のないレベルにまで達し、氷河が溶け、洪水がかつてないほど発生し、都市の熱波が我々に悲惨な影響を与えることになる。 米海洋大気庁によると、2021年には米国だけでもすでに18件の気候関連の異常災害が発生しており、それぞれに10億ドル(約1149億円)を超える損害が発生しているという。 世界中で起きた自然災害を結果や頻度の観点から見ると、洪水や地震は人や経済により大きな影響を与えるのものの、熱波よりも発生頻度は低い。熱波は一般的に都市ヒートア…続きを読む

ウェザーニューズ、電気事業者向けに1kmメッシュの高解像度な太陽光発電量予測データをAPIで提供開始
ウェザーニューズは、同社の日射量予測モデルを改善し予測精度を通常のものから11%向上させ、これを用いた太陽光発電量予測モデルを開発。電気事業者向けの1kmメッシュ(約1km四方)の高解像度な日射量予測データのAPIによる提供を開始した。現在は無料トライアルを実施している。 これは、企業向けの気象データの提供と分析を行うサービス「WxTech」(ウェザーテック)サービスの1つ。2021年4月からは、再生エネルギー発電の固定価格買取制度から、補助金が変動するFIP制度に切り替わる。そのため、高精度な太陽光発電量予測が今まで以上に重要になる…続きを読む

気象データを駆使し気候変動リスク下にある小規模農家向けマイクロインシュランスを実現可能にするIBISA
農業マイクロインシュランスのスタートアップであるIBISAは、150万ユーロ(約1億9000万円)のシードラウンドを調達したと発表した。今ラウンドは、ロンドンのインシュアテック専門VCであるInsurtech Gatewayが主導し、RockstartのAgriFoodファンドなどが参加した。 マイクロインシュランス(Microinsurance)とは、一般的に、低所得者を対象に、特定クラスのリスクに対する補償を提供することを指す。IBISAの場合は、残念ながら増加傾向にある不利な気候変動によって生活に影響を受ける可能性のある小規模農…続きを読む

スペクティ・日本気象協会・トランストロンがトラックの運行データから路面・周辺気象情報を抽出する実証実験
AIリアルタイム危機管理情報ソリューション「Spectee」を提供するSpectee(スペクティ)は10月18日、日本気象協会、ネットワーク型デジタルタコグラフのメーカー「トランストロン」と共同で、AIなどの先端技術を活用したトラックの運行データの解析から、路面情報、周辺気象情報などの抽出を目的とする実証実験を行ったことを発表した。 2021年2月から6月にかけて行われたこの実証実験では、トランストロンのデジタルタコメーターを導入している札幌市の幸楽運輸、富山市の池田運輸の協力のもと、走行中に取得した路面の画像データ、日本気象協会の気…続きを読む

ウェザーニューズが周囲50キロを30秒で3次元観測する新型レーダーの実証実験、ゲリラ豪雨や線状降水帯の予測精度向上へ
ウェザーニューズは10月14日、高頻度観測小型気象レーダー「EAGLEレーダー」を千葉県内に設置し、レーダーの有効性を確認する実証実験を開始したと発表した。2022年6月にかけてレーダーの精度評価と最終調整などを行う。 EAGLEレーダーは、周囲360度を高速スキャンし雲の立体構造を高頻度で観測するというもの。半径50km以内の積乱雲の発達状況をほぼリアルタイムに捉えられるため、ゲリラ豪雨や線状降水帯・大雪・突風・ヒョウなど、突発的かつ局地的に発生する気象現象をより正確に把握できるとしている。 道路の管理事業者における除雪作業判断の支…続きを読む

フィリピンの環境情報プラットフォーム「Komunidad」が約1.1億円のシード資金調達
フィリピンは台風、洪水、火山、地震、干ばつなどの災害に見舞われやすい地理的条件を備えており、世界で最も災害が多い国の1つだ。Felix Ayque(フェリックス・アイク)氏は、IT業界で働いていた頃、サイクロンのレポートをまとめ、Eメールでコミュニティに警告を送る仕事を始めた。彼の仕事はその後、環境情報プラットフォーム「Komunidad(コムニダッド)」へと発展した。Komunidadは、政府や民間の情報源からデータを収集し、カスタマイズ可能な分析結果に変え、顧客が潜在的な災害に迅速に対応できるようにしてくれるものだ。 マニラとシン…続きを読む

アップルの天気アプリに空気質指数を提供するBreezoMeterが「山火事トラッカー」発表
BreezoMeter(ブリゾメーター)は、環境汚染による健康ハザードをできるだけ多くの人に知ってもらうことを使命としている。イスラエルを拠点とする同社は、空気質指数(Air Quality Index、AQI)の計算を通じて、今では数十カ国で数メートル単位の大気質を識別できるようになった。また、Apple(アップル)との提携により、同社のデータをiOSの「天気」アプリや自社の人気アプリに組み込み、さらに他企業が独自の目的でデータセットを利用できるAPI製品を通じ、数億人のユーザーにこれらの指標を提供している。 数週間前に3000万ド…続きを読む

防災テック領域スタートアップのSpecteeが鹿児島県薩摩川内市で発生した河川の氾濫・被害状況をAIで可視化
防災テック領域スタートアップのSpecteeが鹿児島県薩摩川内市で発生した河川の氾濫・被害状況をAIで解析・可視化 View Slideshow Previous Next Exit 防災テック領域スタートアップのSpectee(スペクティ)は7月12日、鹿児島県薩摩川内市で2021年7月10日に発生した河川の氾濫による浸水状況について、AIでリアルタイムに解析し地図上にシミュレーションを行ったと発表した。 現在同社では、AIを用いて、SNSに投稿された画像や河川カメラ・道路カメラの映像から浸水深を自動的に割り出し、降水量・地形データ…続きを読む

アップルが買収したDark SkyのiOSアプリとウェブサイトが2022年末で終了へ
Apple(アップル)が2020年3月にDark Sky(ダークスカイ)を買収した後、かなりきめ細かな天気情報を提供するDark Skyアプリがおそらくなくなるだろうということはわかっていた。しかし同年7月にAndroid版が終了すると発表した一方で、iOS版の方ではなくすべき制限がいくらか残っていた。「今回」はiOS版は「ノーチャージ」になる、とDark Skyは述べた。 それから1年、Dark Skyのブログがわずかに更新され(9to5macが気づいた)、Dark Sky iOSアプリ、API、ウェブサイトの提供期限が案内された。…続きを読む

アップルが(ついに)天気アプリをアップデート、ダイナミックな背景や天気図、詳しいデータを提供
「天気」はモバイルデバイスで最もよく使われるアプリの1つでありながら、アップデートや新機能の動きが最も少ないアプリの1つでもある(筆者は英国に住んでいるが、英国などの国では国民が常に天気を気にしているし、実際に1時間のうちに天気が変わる。天候にとらわれているのだ!)。だから米国時間6月7日のWWDCでApple(アップル)がついにネイティブの天気アプリを大幅にアップデートしたことはすばらしい。 おそらく、かなり前に主要なデータプロバイダとしてYahooをやめ、The Weather Channnelを採用して以来の大きな変更だろう。 …続きを読む

アップルがiOS 15発表、「つながり続ける」「集中する」といった4つの柱を掲げFaceTime、通知などの新機能満載
Apple(アップル)は開発者会議「WWDC 2021」のバーチャル基調講演において、2021年後半にリリース予定の次期メジャーバージョンであるiOS 15の詳細を初めて公開した。2021年のリリースでは「つながり続ける」「気を散らさずに集中する」「インテリジェンスを活用する」「世界を探索する」という4つの柱を掲げている。 ソフトウェアエンジニアリング担当SVPのCraig Federighi(クレイグ・フェデリギ)氏は、次のように述べた。「多くの人にとって、iPhoneは必要不可欠なものとなっています。当社の新しいリリースはiOS …続きを読む

AI防災・危機管理ソリューションのSpecteeが水害発生時浸水範囲のリアルタイム3Dマップ化に成功
3Dリアルタイム浸水推定図(令和2年7月豪雨時の熊本県球磨川周辺)。Spectee提供 Spectee(スペクティ)は5月17日、AIを活用したデジタルツイン技術により、水害発生時の浸水範囲をリアルタイムで3Dマップ上に再現することに成功したと発表した。 Specteeでは、台風や集中豪雨など近年多発するする水災害において、災害発生時からほぼリアルタイムに浸水範囲と浸水深を3Dマップ上に再現することで、被害状況をビジュアルにわかりやすく把握し、災害対応計画の策定を迅速化するための技術の開発を進めている。 今回、令和2年7月豪雨時の熊本…続きを読む

ロケット打ち上げのAstraがNASAの嵐観測衛星打ち上げ契約を獲得
カリフォルニア州アラミーダのロケット打ち上げ企業Astraは最近、SPACとの合併で上場する意図を発表したが、同社はこのほど、6基のキューブ状人工衛星(キューブサット)を打ち上げる契約をNASAと結んだ。この契約でNASAは同社に795万ドル(約8億5000万円)を支払う。これは、Astraの応答性の良いロケットの能力についての重要なテストとなり、その後の最長4カ月にはさらに3回の打ち上げが計画されている。現在、2022年1月8日から7月31日までのどこかが予定日になっている。 関連記事:ロケットスタートアップAstraがSPAC経由…続きを読む

気象予報精度向上のためにClimaCellが独自衛星の打ち上げを計画
天気のデータと予報を提供しているClimaCellが米国時間2月24日、小型気象衛星による同社独自のコンステレーションを打ち上げる計画を発表した。ClimaCellは、レーダーを装備した衛星により地球の気象をより理解できるようになり、予報を改善できるという。最初の打ち上げは、2022年の後半を予定している。 ClimaCellのCEOであるShimon Elkabetz(シモン・エルカベッツ)氏が発表声明で指摘しているように、地上のレーダーでは雨や雲の構造に関する情報は得られるが、その情報にはムラがあり、米国内においても、基本的な天気…続きを読む

気象災害に備える企業にAI天気予報分析を提供するAtom
「地球上のほぼすべてのビジネスは天候の影響を受けています」と、投資家で連続起業家のAlexander Levy(アレクサンダー・レビー)氏はいう。同氏の最新の会社は、新しい天気予報スタートアップのAtmoだ。 2020年初めにY Combinatorを卒業した同社は、予測ソフトウェアのためにSignia Venture PartnersとSound Venturesから200万ドル(約2億800万円)を調達した。時にビジネスでは、ボブ・ディランの歌とは違って、風向きを知るために天気予報士が必要になることもあるからだ。 Atmoは元Go…続きを読む

アクセルマークが積雪深自動モニタリングシステムの自治体向け商用サービス開始
アクセルマークは7月10日、Momoと共同開発した積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」の自治体向け商用サービスを今冬より開始すると発表した。 YUKIMIは、「積雪深センサー」と「データ閲覧システム」が一体となった積雪状況モニタリングシステム。センサー設置地点の積雪状況を24時間リアルタイムで可視化し、パソコンやスマホを利用しいつでも積雪状況を確認できる。 同サービスは昨年度、全国30自治体との大規模実証実験を実施し、商用化にむけた積雪データや事例の収集に取り組んできた。様々な環境下で積雪深を計測できたこと、実験中に判明した…続きを読む


