Atsushi Yukutake の記事

過去5年間でデザイナーの採用目標が倍増――大手6社のデータに見るデザイン人材の動向
【編集部注】執筆者のDylan Fieldは、デザインに特化したクロスプラットフォーム・コラボレーションツールFigmaの共同ファウンダーでCEO。Figma設立前には、LinkedInやFlipboard、O’Reilly Mediaでインターンをしていた。 テック業界の古風な父親的存在であるIBMがデザインに力を入れ始めた瞬間、何かが変わりつつあると気づいた。ビッグブルーとも呼ばれる同社のデザイナー対ディベロッパーの比率は、過去5年間で1:72から1:9に変化した。 これはIBMに限った話ではなく、シリコンバレー全体でこれまでにな…続きを読む

Walmart、全米でVRトレーニングを開始予定――将来的には店舗への導入も
世界最大の小売企業Walmartは、マネジメントやカスタマーサービスといった種々のテーマの従業員向けトレーニングに近々VRテクノロジーを活用し始める予定だ。 このVRインストラクションは、同社がアメリカ中の200か所に開設している”Walmart Academy”というトレーニングセンターへ今年中に導入され、年間推定15万人が参加する同プログラムの効率化を目指す。各トレーニングセンターには、VRコンテンツを利用するためOculus RiftとゲームPCが設置される予定だ。 全てが360度動画ベースのWalmartのVRインストラクショ…続きを読む

Mozilla前CEOが設立したBraveが30秒で3500万ドル調達――テック界に広がるICOの可能性
暗号通貨の売却を通じて資金を調達するイニシャル・コイン・オファリング(ICO)に関しては、さまざまなニュースを目にするが、昨日の出来事ほど衝撃的なものはなかった。Mozilla前CEOのBrendan Eichが立ち上げたブラウザ開発企業Braveが、ICOで3500万ドルを調達したのだ。しかも、30秒以内に。 ICOでは投資に対して暗号通貨が配布されるようになっており、投資家は従来の株式よりも多様な形で資産を保有することができる。Braveは資金調達にあたり、独自の通貨Basic Attention Token(BAT)を10億枚売…続きを読む

アーリーステージでの大型資金調達の弊害――フラットラウンドが普通になる日
【編集部注】執筆者のDuncan DavidsonはBullpen Capitalのジェネラルパートナー。 スタートアップエコシステムにとって、2017年は苦難の年になるだろう。2016年にクローズされたシリーズCの約半分が、ダウンもしくはフラットラウンドだった(評価額が直近のラウンドと同じ、もしくはそこから下降した)のだ。シリーズBの段階にある企業はこれから痛みを覚悟しなければいけない。要するに、フラット(ラウンド)は新しいアップ(ラウンド)なのだ。頭字語で溢れるテック界にあえて新しい語を投じるのであれば、「FITNU: Flat …続きを読む

25〜35%の値上がり幅が理想?――公募価格の考え方
【編集部注】執筆者のAlex WilhelmはCrunchbase Newsの編集長で、VCに関するTechCrunchのポッドキャストEquityの共同司会者でもある。 IPOという観点では、2017年は2016年を上回っている。 昨年の今頃は、まだScureWorksとAcacia Communicationsの2社しかIPOを果たしていなかったが、今年は既に(どんな会社をテック企業と考えるかによるが)少なくとも10社が上場した。その中には、SnapやCloudera、Oktaなどが含まれている。 IPOの数が増えただけでなく、上…続きを読む

ビジネスとして成立するまで資金調達は不要――自己資金経営のススメ
【編集部注】執筆者のZach AbramowitzはReplyAllの共同ファウンダーでCEO。 Yaron Ben ShaulがCEOを務めるHometalkは、もともと業者検索サービスNetworxのユーザー向けのエンゲージメントプラットフォームとしてはじまった。 その後、HometalkはDIY(日曜大工)コミュニティのためのソーシャル・ネットワークへと変化していき、今ではニューヨークにオフィスを構え、イスラエルに開発センターを置いている。 「テクノロジーの力によって、人は手で何かを作ったり直したりする能力を失いつつあります」と…続きを読む

子ども向けアクティビティ・習い事のマーケットプレイスKidPass――運営元が510万ドルを調達
子ども向けのアクティビティや習い事を検索・予約できる月額制会員プログラムKidPassは、この度シリーズAで510万ドルを調達したと発表した。現在ニューヨークでサービスを提供している同社だが、今回の調達資金を使って今後ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ボストン、フィラデルフィア、ワシントンDC、シカゴをはじめとするアメリカの主要都市へ進出していく予定だ。 Javelin Venture Partnersがリードインベスターを務めた今回のラウンドには、CoVentureやY Combinator、TIA Ventures、Bio…続きを読む

不眠症を解消するゴーグル「Sana Sleep」――開発元のSana Healthが130万ドルを調達
Solar ImpulseのパイロットBertrand Piccardは、太陽光発電の電力だけで世界一周を目指す旅に出たとき、移動中はあまり休むことができないだろうと覚悟していた。機内で睡眠自体はとれるものの、飛行中の睡眠時間は1日最大3時間、それも20分ごとに1回起きなければいけなかった。というのも、1人乗りのSolar Impulseでは、20分ごとにシステムが正常に動いているかチェックしなければならないのだ。 そこでPiccardは、短い休憩時間にできるだけ深い眠りにつけるよう、Sana Healthのプロダクトを一部の区間で採…続きを読む

競争激化が進むアメリカのバイクシェアリングサービス――Spinが800万ドルを調達
中国に続き、アメリカでもバイクシェアリングサービスが盛り上がってきている。特別な駐輪場を設置せずに、街中やキャンパス上のさまざまな場所に自転車を配置する「ドックレス」と呼ばれるタイプのサービスが現在の主流だ。自転車の位置はGPSで把握できるようになっているため、ユーザーはスマートフォンを使って自転車を見つけられる上、解錠や支払いも全てモバイルアプリを通じて行える。何と言っても、使い終わった後に(法律で認められているエリアであれば)どこにでも自転車を停められるのがこのサービスの魅力だ。 以前TechCrunchでも報じた通り、現在VCは…続きを読む

英ガトウィック空港、屋内ナビゲーション用に2000個のビーコンを設置
空港やショッピングモールなど複雑な構造をした施設の中では、なかなか目的の場所にたどり着けないことがある。Googleは3Dセンサーを搭載したスマートフォンを使って、GPSでは測定しきれない場所でもナビゲーション機能を使えるようにしようとしているが、それ以外の解決策になり得るのがビーコンだ。施設のいたるところにビーコンを設置すれば、スマートフォンがその信号を拾って現在地を特定できるようになるので、ユーザーはスムーズに目的地へ向かうことができる。 イギリスで2番目に利用者数の多いガトウィック空港は、数年間にわたる改革プログラムの一環として…続きを読む

アクセラレーターとフィンテックが鍵を握る南米のスタートアップ界
【編集部注】執筆者のNathan Lustigは起業家で、チリのサンティアゴに拠点を置くシードステージ投資ファンドMagma Partnersのマネージングパートナーでもある。 南米のスタートアップは、クリエイティブなプロダクトを生み出し、現地だけでなく世界中の問題を解決しようとしている。しかし、外から南米のスタートアップシーンを見ている投資家の中には、同地域の魅力に気づきながらも手が出しづらいと感じている人もいるようだ。実際に、南米でのアーリステージ投資にはいくつかの課題があるが、そのハードルを越えるだけの価値があると感じられるよう…続きを読む

9割の企業がアーリーステージでエグジット――スタートアップはどの段階で買収されやすいのか
【編集部注】執筆者のJason Rowleyは、Crunchbase Newsのベンチャーキャピタル・テクノロジー記者。 アメリカ国内のシードステージにあるスタートアップから、ランダムに1000社選ぶとしよう。この中から何社がシリーズAまでたどり着くだろうか? そして、シリーズAでの資金調達に成功した企業のうち、何社がシリーズBに到達できるのか? このように企業の段階を追って見ていくと、最後には数社だけが残ることになる。 しかし、各ラウンドまで生き残った企業の割合を求めるだけでは何も見えてこない。もっと重要なのは、途中で資金調達をやめ…続きを読む

1億ドル企業は過小評価されている――身の丈にあった資金調達の重要性
【編集部注】本記事はFounder CollectiveのEric Paley(マネージング・パートナー)とJoe Flaherty(コンテンツ&コミュニティ担当ディレクター)によって共同執筆された。 ユニコーン企業中心の現在のスタートアップ界では、成功の定義が大きく変わった。10億ドル規模のエグジットがもてはやされる中、かつては成功と考えられていた数字の価値が下がってきてしまったのだ。実際、自分が設立した企業を1億ドルで売却出来る確率は、純粋な可能性としては極めて低い。しかし今日では、1億ドルという数字は成功と呼ぶには小さすぎると考…続きを読む

Googleが求人情報検索サービスをローンチへ――求人サイトとは協業の意向
Googleは近日中にアメリカ国内で求人情報検索サービスをローンチすると本日(米国時間5/17)発表した。このサービスでは、特別な資格が要らないサービス業から専門性の高い仕事まで、さまざまなタイプの求人情報が掲載されるようになる。さらにGoogleは機械学習やAIといったテクノロジーを活用して、仕事のカテゴリー分けや関連求人情報の掲載などを行う予定だ。 Google CEOのSundar Pichaiは、本日行われたGoogleのディベロッパー向けカンファレンスI/O で「Google for Jobs」と呼ばれる同サービスのプレビュ…続きを読む

公募価格に関する誤解――IPO直後の株価急騰は気にするな
【編集部注】Alex WilhelmはCrunchbase Newsの編集長で、VCに関するTechCrunchのポッドキャストEquityの共同司会者でもある。 業績発表を受け、ネット業界を先導するふたつの企業の株価が動いた。その2社とはSnapとTwilioだ。 両社はさまざまな点で違っている。Twilioは消費者にリーチするためのバックエンドツールとして、数々の有名企業に愛されている。一方Snapは、最近モバイルハードウェアにも手を出しはじめたソーシャル企業だ。しかし、2017年Q1はどちらにとっても厳しい結果に終わった。 20…続きを読む

フィンテック系ユニコーン企業TransferWiseが設立6年で黒字化
黒字化を果たしたユニコーン企業ほど珍しいものがあるだろうか? ロンドンを拠点に送金サービスを提供しているTransferWiseは、設立から6年が経過し、遂にこの度”利益を生み出している”状態に到達したと発表した。なお、以前TechCrunchでも報じた通り同社の評価額は11億ドルにのぼると言われている。 具体的な数字を見てみると、月々の売上額は800万ポンドに達すると彼らは語っており、ランレートは1億ポンドに到達する勢いだ。また昨年には前年比で150%成長しており、今年の成長幅も同じくらいになると言われている。さらに月々の送金総額は…続きを読む

クリエイティビティの罠――実務的な業務の重要性
【編集部注】執筆者のEliot Gattegnoは、ニューヨーク大学上海校でPractice of Business and Artsの客員准教授を務め、クリエイティビティとイノベーションに関する授業を行っている。さらに彼は、香港中文大学(深圳)のイノベーション・デザイン・アントレプレナーシップセンターのファウンダー兼ディレクターで、香港中文大学のビジネススクールでも教鞭をとっている。 今日のクリエイティブな職場では、実際に会社を動かしているクリエイティブでない仕事の重要性が分かりづらくなってしまっている。”クリエイティビティ”と呼ば…続きを読む

”詐欺写真”を見分けるアプリTruepic――開発元が175万ドル調達
「これって本当に写真の通りなの?」「私たちが借りようとしている家の写真って加工されてない?」「これは本当に自分が買おうとしてるものが写った写真なの? それともどこかの画像を流用したもの?」――このような質問に応えようとしているのが、写真認証テクノロジーを開発しているTruepicだ。本日同社は、コンシューマー向けのアプリと共に、Truepicの技術を利用したいと考えている企業のためのSDKを発表した。さらに175万ドルの資金調達についても明らかにしたTruepicは、「世界初のデジタル写真の公証人」になろうとしている。 Truepic…続きを読む

アジア版BuzzFeedを目指すウェブメディアMedialoadーー500 Startupsのファンドから20万ドル調達
カンボジアには現地版BuzzFeedのようなウェブサイトがあることをご存知だろうか? これまで知らなかったとしても、もうそんなものが存在するということが分かりましたね!(ご承知の通り、私は読者の皆さんがカンボジアがどこにあるかなど、基本的な情報を知っている前提で話を進めていきます) 共産党や世界最大規模の大量虐殺も去ることながら、世界的に有名な寺院や新鮮でスパイシーな食べ物知られているカンボジアで、過去6年間にわたってメディア業を営んでいるMedialodは、アジア版のBuzzFeedのような存在になろうとしている。現在母国のカンボジ…続きを読む

MINIとHAXが運営するアクセラレーター”Urban-X”のデモデイ――多彩なジャンルのハードウェアが続々登場
Urban-Xのショーケースは、同社のアクセラレータープログラムに参加している8社のスタートアップを、投資家や報道陣向けにお披露目するためのクローズドなイベントだ。彼らのイベントに関する噂を確認するため、私も先週同イベントに参加してきた。 第2回となるプログラムに参加した8社のうち、私は公害や視覚障害、街中の輸送手段、そして街の清潔さに関する問題に取り組む、O2O2 Facewear、WearWorks、Upcycles、Sencityという4つのスタートアップに注目した。 視覚障害者のための触覚ナビゲーションシステム 今回のイベント…続きを読む


