タグ: 電子書籍(用語)

電子書籍に関する記事一覧

  • カタルーニャの本と薔薇の日

    カタルーニャの本と薔薇の日

    紙の本が死んだと思う人は、 サン・ジョルディの日の前日にバルセロナの本屋を訪れたことがない人だろう。この守護聖人のためのフェスティバルは、カタルーニャではバレンタインデーに相当する日だ。しかしこの日、人びとは茎の長い赤いバラを贈るだけではなく、本も贈るのだ。本当に沢山の本だ。なにしろこの日だけで2000万ユーロ(約23億円)に相当する本が売られる(贈られる)のだから。 4月23日はまた、UNESCOの制定する「世界図書・著作権デー」(世界本の日)でもある。これは比較的最近(今年が20周年)の、本に対するお祝いだ。しかしともあれバルセロ…続きを読む

  • 本はまだ死んでいない―、ウェブメディアが出版業をはじめた理由

    本はまだ死んでいない―、ウェブメディアが出版業をはじめた理由

    【編集部注】執筆者のChris Lavergneは、Thought.isのCEOでThought Catalogの創設者でもある。 2012年に私たちはThought Catalog Booksをローンチした。それ以前に、Thought Catalogと名付けられたウェブサイトを通して、ウェブ用の短い文章に関する技術をマスターした私達には、新たな挑戦が必要だったのだ。本を出版することで、デジタル出版という時流に乗ったThought Catalogブランドの対極にある、もっと観想的なブランドを構築しようというのが、Thought Cat…続きを読む

  • 日本のKindle Unlimited騒動をヨソに、米国ではAmazonがプライム会員向けPrime Readingを開始

    日本のKindle Unlimited騒動をヨソに、米国ではAmazonがプライム会員向けPrime Readingを開始

    本日、米国Amazonはプライム会員のための新しい特典を開始した:Prime Readingという名のそのサービスは、1000冊を超えるKindleの書籍、雑誌、短編、コミックその他をプライム特典の一部として会員に読ませるものだ。本質的にはKindle Unlimitedのカタログが縮小されたものである(Unlimitedは100万冊を超える書籍、雑誌、そしてオーディオブックを提供している)が、既にプライム会員なら追加コストは不要だ。 サービスに含まれる書籍には、例えば「ホビット」「ハリー・ポッターと賢者の石」といったものも含まれてい…続きを読む

  • AmazonがKindle読書基金を設立。世界でデジタル読書を推進する

    AmazonがKindle読書基金を設立。世界でデジタル読書を推進する

    AmazonはKindle Reading Fund(Kindle読書基金)と呼ばれる新しいプログラムを発表した。世界中で電子書籍がより簡単に利用できるようにすることを目的としている。同基金は様々なパートナー組織と連携して、世界中のコミュニティへ電子書籍だけではなく、沢山のKindle電子書籍リーダー、Fireタブレットの寄付を行う。学校、図書館、PTA、病院その他の非営利団体に加えて、Amazonは現在、発展途上国での読書プログラムを支援するためにWorldreaderと協業している。 Worldreaderは世界中に読書とリテラシ…続きを読む

  • マラケシュ条約、著作権を制限して視覚障害者の書籍利用を容易に

    マラケシュ条約、著作権を制限して視覚障害者の書籍利用を容易に

    視覚障害者にとって、見えることを前提にした書籍や出版物を読むことはそもそも困難だが、コンテンツがアクセス可能な形式で提供されなければ完全に不可能だ。幸いなことに、問題を緩和するための国際的な合意が、今日大きな節目を迎え、年内には発効される運びとなった。 マラケシュ条約は、国連の一部門である世界知的所有権機関(WIPO)が提唱した、国境を越えて知的財産問題を緩和する一連の規則だ。条約は著作権法に例外を設け、点字、オーディオブック、電子書籍等のアクセシビリティー形式による作品の複製を認め、こうした作品の国際流通の制約を緩和する。 障害、ニ…続きを読む

  • Amazon、手持ちの紙書籍をスキャンしてデジタル化するアプリ、Kindle Convertをリリース

    Amazon、手持ちの紙書籍をスキャンしてデジタル化するアプリ、Kindle Convertをリリース

    愛書家にとって、大量の紙の書籍をいずれKindle版に買い替えなければならないという展望は憂鬱なものだ。そこでAmazonは新しい選択肢を用意した。Windows向けのKindle Convertというソフトは紙の書籍をKindleのフォーマットでデジタル化できる。フォントサイズの調整、手持ちのどのデバイスからでも続きが読めるWhispersync同期機能、Amazonクラウドへの無料バックアップなどの機能が提供される。 ただし、手間はかかる。ソフトの料金はキャンペーン価格で19ドル(定価は49ドル)にすぎないが、手持ちの本をKind…続きを読む

  • 「読書」を「ソーシャル化」する新たな電子書籍リーダーのGlose

    「読書」を「ソーシャル化」する新たな電子書籍リーダーのGlose

    スマートフォンやタブレット、あるいはノートPCなどでも利用できる電子書籍リーダーのGloseをご存知だろうか。これまでの電子書籍リーダー(Kindleなど)にソーシャル要素を加えたものだ。書籍の内容を友だちや、他のGlose利用者と話し合ったり、あるいは簡単にメモを共有したりすることもできる。友だちの書いた注釈メモなどを眺めて、その本を読む前からいったいどのような内容なのかを理解することもできる。ある本に興味を持った人たちを、ソーシャルに繋ぐサービスを展開しようとしているわけだ。 それに加えて、電子書籍ストアとしてのサービスも展開して…続きを読む

  • Google Playブックス、教科書や料理本の閲覧に便利な「スキムモード」を搭載

    Google Playブックス、教科書や料理本の閲覧に便利な「スキムモード」を搭載

    たいていの電子書籍リーダーは、本を先頭から最後に向かって読むことを前提に設計されている。小説などは一般に、「読み通す」ことを前提として書かれているのでそれでも良いわけだ。 しかし小説以外の場合はどうなのだろう。たとえば研究レポートや教科書、あるいは料理ガイドのような場合には不便に感じることも多いのではなかろうか。そうした本では、たいてい何度もページ間を行き来するのが普通だろう。読み通すというよりも、前を見て後ろを見て、そしてまた戻るというような使い方をするのが一般的なスタイルだろうと思われる。 そうした使い方を考えて、Google P…続きを読む

  • KindleのeBookでAmazonアカウントに侵入するハック

    KindleのeBookでAmazonアカウントに侵入するハック

    かなり厄介な欠陥 ― 電子書籍の題名テキスト中でスクリプトを実行できる ― によって、Amazonアカウントのセキュリティーが破られる恐れがある。この欠陥は、過去にパッチされた後最近また現れたもので、電子書籍ファイルにプログラムを埋め込んでおくと、AmazonのKindle用ツールでその本を扱った時に実行される。現在は塞がれているようだが、アプリや他のサイトには影響を与える可能性がある。 このハックは、Kindleストアの “Manage Your Content and Devices”および“Manage your Kindle”…続きを読む

  • モバイルは途上国の識字率をめざましく向上: UNESCOの調査報告より

    モバイルは途上国の識字率をめざましく向上: UNESCOの調査報告より

    UNESCOの最新の報告書によると、モバイルデバイスは途上国における識字率の向上に貢献しうる可能性があり、しかもそれは今では、世界のほぼすべての人口に普及しつつある。それにまた、この件に関しては高価なタブレットやスマートフォンは必ずしも必要なく、むしろeブックリーダーはフィーチャーフォン上のものが多く使われている。 この報告書は、エチオピアとガーナ、インド、ケニア、ナイジェリア、パキスタン、およびインドの計5000名に対するアンケート調査の結果だ。“物理的な本が乏しいところでも、携帯電話は豊富にある。携帯電話は今でも主にごく基本的なコ…続きを読む

  • eブックの価格と販売量を分析する―英米で大きな傾向の相違があった

    eブックの価格と販売量を分析する―英米で大きな傾向の相違があった

    編集部:この記事は本の比較サイト、LuzmeのファウンダーRachel Willmerの寄稿 読者はeブックにいくらなら払ってよいと考えているだろうか? 9.99ドル? 0.99ドル? 逆に売る立場だったらどうだろう? 昨年、Luzmeは大量のeブックの販売データを入手して分析を試みた。以下に私が興味を感じた結果を紹介したい。決して包括的な分析ではないが、議論を始める材料になるのではないかと期待している。 対象はAmazonで2013年にLuzmeを経由して販売されたAmazonのeブックの実際の価格である。 アメリカ市場 アメリカ市…続きを読む

  • フランスの反Amazon法が成立すると送料無料がなくなる、それで個人書店は持ち直すのか?

    フランスの反Amazon法が成立すると送料無料がなくなる、それで個人書店は持ち直すのか?

    Cultural Exception(文化例外)がまた襲ってきたようだ。フランス議会は数日後にほぼ確実に、いわゆる’反Amazon法’を成立させる。この法律が成立するとAmazonは、書店を保護するために、送料無料で本を売れなくなる。この法律は、本の値引き販売を禁じているLang Law(ラング法)の建て増しみたいなものだ。 フランスの本の価格は、外国人にとってわかりにくい。1981年にフランスの文化相が、本の定価販売を義務付ける法律、ラング法を制定した。それ以降、出版社は定価制を採用し、本の裏表紙に価格を印刷することになった。 大手…続きを読む

  • Pixar出身のファウンダーがeブックの制作を容易にするMacアプリ、Vellumをローンチ―主要3プラットフォームに対応

    Pixar出身のファウンダーがeブックの制作を容易にするMacアプリ、Vellumをローンチ―主要3プラットフォームに対応

    VellumはPixar出身の2人がリーダーを務めるグループによって開発されたMacアプリだ。その目的はeブックの制作過程の困難を大幅に軽減することにある。 現在のeブック制作はフラストレーションの塊だ。特にKindleはひどい。フォーマットを変換する際、さまざまな部分が入り組んだ関係を作っており、あちらを直せばこちらに別の不具合が出るという具合だ。しかもKindleストアに公開して初めて発見される不具合も少なくない。AppleのiBookは多少増しだが、それでも満足なものではないという。紙版ではせっかく優れたデザイン、フォント、組版…続きを読む

  • Amazon、紙版書籍購入者に対して無料(ないし安価)での電子本提供プログラムを開始予定

    Amazon、紙版書籍購入者に対して無料(ないし安価)での電子本提供プログラムを開始予定

    AmazonがKindle MatchBookという新たなサービスについてのアナウンスを行った。Amazonで紙の書籍を購入した利用者に対し、その本のデジタル版を無料ないし2ドル99セントの価格で提供するというものだ。価格は書籍によって決まることになる。本プログラムの対象となるのは、Amazonが書籍販売を開始した1995年から、これまでに購入した本ということなのだそうだ。 このKindle MatchBookプログラムは10月に開始される予定だ。開始までに、対象となる書籍を1万冊以上用意するとのこと。対象となる書籍は徐々に増やしてい…続きを読む

  • E Ink、四半期ベースの営業利益は昨年比46%の落ち込み。出荷台数も昨年並みとの予測

    E Ink、四半期ベースの営業利益は昨年比46%の落ち込み。出荷台数も昨年並みとの予測

    KindleやSony ReaderといったE-reader(電子書籍リーダー)は5年前に登場してきたものだ。しかし既にその存在を危うくしつつあるようだ。ディスプレイメーカーのE Ink Holdingsの発表によると、四半期毎の営業利益は昨年比で48%の落ち込みとなり純損失が3360万ドルになったとのことだ。純損失を計上するのは初めてではないが、この4年間で最大規模となっている。また、2013年におけるE-readerの売り上げは1000万台から1500万台になりそうだとのことで、これは昨年とほぼ同様で既に成長傾向にないということが…続きを読む

  • アメリカ連邦地裁、反トラスト法裁判でAppleに有罪判決―「電子書籍価格操作の共謀と実行で中心的役割」

    アメリカ連邦地裁、反トラスト法裁判でAppleに有罪判決―「電子書籍価格操作の共謀と実行で中心的役割」

    Appleとアメリカの有力出版社による電子書籍の価格操作の共謀容疑に関して すべての出版社はすでに司法省と和解し、Appleだけが法廷闘争の道を選んでいた。Reutersによれば、今日(米国時間7/10)、 ニューヨークのマンハッタン連邦地裁はiBookstoreの価格操作に関する反トラスト法違反の容疑に関して有罪の判決を下した。また判決で検察側は消費者に代わって損害額を査定し、Appleに賠償を求める裁判を起こすべきだと命じられた。 アップデート: われわれはAppleの広報担当者から以下の声明を受け取った。 Appleはeブックの…続きを読む

  • Amazonが中古eブックのマーケットプレースを開業へ

    Amazonが中古eブックのマーケットプレースを開業へ

    [筆者: Victoria Ho] Amazonは、中古のeブックを売ろうとしている。 同社は最近、読者が自分の読んだeブックの所有権を無効にし、Amazonのマーケットプレースに出す方法を発明して、特許を取った。 もちろんeブックは傷んだりしないが、その再販とは、そのライセンス(自分だけが読めるという権利)を移転することだ。今でもKindleの本を“貸す”ことはできるから、ライセンスの移転はすでに行われている。貸した本が友だちのデジタルライブラリにある間は、その本はオーナーのデバイス上から消えている。 約1年半前にローンチしたReD…続きを読む

  • 2013年の出版はこうなる―7つの予測(当たって欲しくないものもある)

    2013年の出版はこうなる―7つの予測(当たって欲しくないものもある)

    Newsweekの印刷版の廃刊に続いてSpin Magazine’sの印刷版も発行を停止した。世界中で無数の新聞や雑誌が発行を停止している。出版、とくにニュース部門の状況はバラ色とはとうてい言えない状況だ。 何世紀も続いてきたこの情報伝達手法、つまり出版社がコンテンツを絶対的に管理し、印刷されたページで流通させるというビジネスモデルは崩壊しつつある。その代わりに現れてきたのは、編集者、出版社、印刷会社などの制約を受けにくく、より分散的な、いわば群集による出版だ。 それは必ずしも悪いことではない。これまでならまず出版される可能性がなかっ…続きを読む

  • 個人経営の書店やレコード店の“味”と楽しさ–その復活を目指す新タイプeコマースreKiosk

    個人経営の書店やレコード店の“味”と楽しさ–その復活を目指す新タイプeコマースreKiosk

    eブックとデジタル音楽は本や曲を消費する主な手段になりつつあるが、デジタルの場で成功している小売企業の数はまだとても少ないし、いずれも大きな企業的サイトだ。reKioskは、デジタル化の過程で失われてしまった“そこらの小さなお店で買い物をする”楽しい経験を、Web上に取り戻そうとする。つまりreKioskは、個人書店や個人経営のレコード店が、インディーのアーチストをお客に薦めたり、いろんな買い物のアドバイスをするというスタイルを、インターネット上に再現したいのだ。 reKioskのCEO Aziz Ishamには、デジタル出版の世界で…続きを読む

  • アメリカでついにeブックの売上がハードカバー書籍を抜く

    アメリカでついにeブックの売上がハードカバー書籍を抜く

    Association of American Publishers(アメリカ出版社協会)が今日(米国時間6/15)発表した数字によると、ついにeブックの売上がハードカバーの書籍を上回った。1〜5月で、2012年はeブックの売上が2億8230万ドルに対し、ハードカバーは2億2960万ドルだった。前年同期ではeブックが2億2040万ドル、ハードカバーが2億2350万ドルだった。 ハードカバーの唯一の成長部門は青少年児童で、売上は1億8770万ドルに上昇、児童のeブックは2011年の390万ドルから6430万ドルへと急増した。 eブックの…続きを読む