
【コラム】クルマの「機能過多」が半導体不足を助長している
自動車業界における半導体不足への最善の対策は、もっとチップを作ることではないとしたらどうだろう?代わりに「機能過多(feature bloat)」と呼ばれる現象を、何とかすることを考えてはどうだろうか。激化する販売競争に押されて、新車にできる限り多くのテクノロジーを詰め込む傾向のことだ。 調査によると、消費者が欲している(そして期待している)のは、次の新車が眼を見張るような機能で埋め尽くされていることのようで、それが機能膨張の要因だ。先週終わったCES 2022では、これからのクルマがどうなっていくかを垣間見ることができた。Bosch…続きを読む

【コラム】CES 2022で、メタバースはメタバースをメタバースした
CESを前にして、CES 2012のトップテックを振り返る記事を書いた。10年前のバズワードを思い出すなど、その執筆はさまざまな理由から興味深いものとなった。 その年は、LTEとUltrabookが上位だった。一方は広く長く普及しているが、もう一方はそれほどでもなかった。つまり、その年のCESでの話題の大きさは、その寿命を表すものではない。2012年半ばには、Ultrabookの死が本格的に語られ始めていた。 2022年のCESでは、会場に人の気配はなかったが、見たところ数メートルも歩けばメタバースに行き当たりそうな雰囲気だった。Fa…続きを読む

アボットが、一般向けバイオウェアラブルの開発をCESで発表
米国の医療機器メーカーであるAbbott(アボット)は、一般消費者向けの多用途バイオセンシングウェアラブルの製造に乗り出そうとしている。 同社は、2014年から糖尿病管理用の持続血糖測定器(CGM)を製造しているが、米国時間1月6日にCESの会場で行われたヘルステックの基調講演で、アボットの会長兼CEOであるRobert B. Ford(ロバート・B・フォード)氏は、より一般的なフィットネスやウェルネスを目的としたコンシューマー向けバイオウェアラブルの新製品ライン「Lingo(リンゴ)」を開発していると発表した。 フォード会長は基調講…続きを読む

企業や政府機関による有害な「話」の追跡を支援するPendulumが6.8億円を調達
Pendulumは、企業や政府、その他の組織が、ソーシャルメディアプラットフォームやウェブ上の他の場所で有害なナラティブ(話)を追跡するのをサポートしている。同社は米国時間1月7日、シードラウンドで590万ドル(約6億8000万円)を調達したと発表した。同ラウンドはMadrona Venture Groupがリードし、Cercano Managementなどが参加した。PendulumはMadrona Venture Labsでインキュベートされた。 「Pendulumのプラットフォームは、AIとNLP(神経言語プログラミング)の技術…続きを読む

米議事堂襲撃事件から1年、右派系ソーシャルアプリParlerが約23億円を調達
2021年に起こった米国会議事堂襲撃事件の記念日である米国時間1月6日に署名・提出されたSEC報告書によると、保守系ソーシャルメディアプラットフォームのParler(パーラー)が2000万ドル(約23億円)を調達した。登録ユーザー1600万人超とうたうこのアプリは、そのミッションを「ビッグテック、ビッグ政府、そしてキャンセル・カルチャーの権威主義の力」に抵抗することに焦点を当てたものだと説明している。このアプリはまた、超党派だと主張しているが、名誉毀損防止同盟や南部貧困法律センターを含む反ヘイト組織や研究者は、議事堂での暴動における役…続きを読む

CES 2022に出展された電動自転車や電動スクーターは、よりパワフルに、よりスマートに
ラスベガスで開催されたCES 2022の会場には「eMobility Experience(eモビリティ体験)」というテストコースが設置され、電動スクーターや電動自転車など、マイクロモビリティの試乗が行われた。 たくさんの製品が出展されたものの、その多くは実際にはまったく新しいものというわけではなかった。例えば、Bird(バード)社の「Bird Bike(バード・バイク)」「Bird Flex(バード・フレックス)」「Birdie(バーディ)」といった一般消費者向け新製品や、Zoomo(ズーモ)社のユーティリティー電動アシスト自転車、…続きを読む

ベンチャーウォーター、フィンテック、バイオテックへの投資
スタートアップとマーケットの週刊ニュースレター、The TechCrunch Exchangeへようこそ。 みなさん、再び仕事の世界へようこそ。デスクへと無事にたどり着き、暖かく健康であることをお祈りしている。現時点の新型コロナウイルス感染症の隆盛は非常に困った事態だが、ロックダウン、大量死、抱擁の欠如という不安の中で、生産性を取り戻すために苦労するのはおそらく2022年が最後だろう。そう願っている。 ともあれ、今日は世界情勢をつかの間でも気にせずに済むような楽しいネタをたくさん用意した。 今日はまず、Liquid Death(リキッ…続きを読む

ニュースアグリゲーションにおける立場乱用疑いでインドがグーグルを調査へ
インドの独占禁止監視当局は、検索大手Google(グーグル)がニュースアグリゲーションにおける支配的な立場を「乱用」して、メディアに不当な条件を課していると主張する報道機関からの苦情を受け、Googleに対する調査を命じた。 インド競争委員会は現地時間1月7日、Googleが特定のオンラインサービスを支配している、と述べた。最初の見解は、Googleが現地の独占禁止法に違反しているというもので、フランスとオーストラリアの新しい規則を指摘した。同社は両国で「両者間の交渉力の不均衡とその結果としてのGoogleによる不当な条件の押しつけ」…続きを読む

ランサムウェア攻撃で米国5000校のウェブサイトがオフラインに、コロナ集団感染の通知に障害も
米国各地の学校区にウェブサイトのデザイン、ホスティング、コンテンツ管理のソリューションを提供しているソフトウェアハウスのFinalsiteが、ランサムウェア攻撃を受けた。 先週初め、Finalsiteがホストしているウェブサイトを利用している学区は、サイトにアクセスできなくなったり、エラーが表示されることに気づいた。当初、Finalsiteはこの問題を複数のサービスにおける「パフォーマンス上の問題」としていたが、コネチカット州グラストンベリーを拠点とする同社は、今回の障害がランサムウェアによるものであることを認めた。 「1月4日(火)…続きを読む

Twitterスペース、ポッドキャストのようなオーディオ録音シェア機能のテストを継続
Twitter(ツイッター)は、ホストが過去に録音したスペースの音声をツイートで共有できる機能「Spaces Recordings」に取り組んでいる。これにより、ホストがオーディオ録音を共有すると、何人のリスナーがライブで参加したか、また何人が後から録音を再生したかを確認することができるようになった。 we’ve been working on Spaces Recordings and if you’re a Host with access, you’ll now see how many listeners joined liv…続きを読む

ダブルユニコーンとなったFormlabs、新型3Dプリンターで最大40%のスピードアップを約束
FormlabsがKickstarterに登場したのは約10年前のこと。当時、混雑していた3Dプリンティング分野のスタートアップの中で、高解像度の光造形を身近に楽しめるアプローチを提供したことで注目を集めた。 それまで高価な工業用機械にしか使われていなかった技術をより手軽に導入できるようにしたことは、大きな話題となった。これが功を奏し、競合他社の多くが撤退していく中、同社は2022年初めにダブルユニコーンの地位を獲得した。同社によると、これまでに9万台以上のプリンターを販売しているという。 米国時間1月4日のCESで、MITからスピン…続きを読む

VRとARはCES 2022でも「ブレイクの寸前」
最初のOculus RiftがKickstarterで登場してから、信じ難いことにほぼ10年が経った。 10年間の進歩を経て、VRヘッドセットはずいぶん改善された。しかし現時点では、VRの普及は段階的と言っていい。誰もがヘッドセット(VRかAR、あるいはその2つを組み合わせたもの)を顔に装着するようになるとしたら、それは1つの大きな出来事(※)というよりはたくさんの小さなステップの結果だろう。OculusのVRリズムゲーム「Beat Saber」もあれば、Oculus Questで使えるVRフィットネスの「Supernatural」も…続きを読む

実物大の3D製品イメージで消費者のショッピング体験を向上させるAvataarが52億円調達
eコマースの顧客の大多数は、購入前に商品を見ておきたいと思っている。かつてAmazon(アマゾン)のような企業が、ファッションや家庭用品のオンライン化に苦労してきたのはそのためだ。サンフランシスコとベンガルールを拠点とするスタートアップがこの問題を解決しようとしており、事業規模拡大のため、このほど新たに資金を調達した。 AIとコンピュータービジョンのスタートアップであるAvataar(アバター)は、現地時間1月7日にシリーズBで4500万ドル(約52億円)を調達したと発表した。このラウンドはTiger Globalがリードし、既存の投…続きを読む

IBM、過熱するヘルスケアビジネスの「Watson Health」を手放すとの報道
Axiosの記事によると、IBMはそのWatson Health事業部をわずか10億ドル(約1156億円)で売却するすることを検討している可能性があるという。このところますますホットなヘルスケアの分野からIBMはなぜ逃げていくのか、しかもそんなに安い金額で。 2021年12月は、Oracleが280億ドル(約3兆2365億円)を投じて、デジタルの健康記録企業であるCernerを買収した。またMicrosoftはこの春、200億ドル(約2兆3118億円)近くを費やしてNuanceを買収した。ここは医療分野で広く利用され、ヘルスケア関連の…続きを読む

トラッカー、プロジェクター、ロボット、可動するルーター、CESのガジェットについて語ろう
CESが真の意味で「Consumer Electronics Show」(消費者向け電気機器展示会)の略だった時代はとうに過ぎ去った。主催のCTA(全米民生技術協会)は、そのことを小さく表記することであれこれ配慮している。スマートフォンなどが主役だった時代を振り返るには、先日の「10年前のCESベスト」記事がおすすめだ。各社が自社イベントでフラッグシップモデルを発表する傾向が強まり、Mobile World Congress(モバイルワールドコングレス)がCESの勢いを削いできた。 2022年は並行して開催されたイベントで、Samsu…続きを読む

シボレー・シルバラードがついにEV化、2023年に生産開始
General Motors(ゼネラルモーターズ)は、Chevrolet Silverado(シボレー・シルバラード)のEVを発表した。航続距離は400マイル(約644キロメートル)、最高出力は664HP(馬力)、ベーシックなワークトラック版の価格は3万9900ドル(約462万円)からだ。フル装備で4輪駆動のRSTファーストエディションは10万5000ドル(約1218万円)となっている。どちらも2023年に生産ラインに載る予定だ。待てない方は、少し高価なGMC Hummer EV(GMCハマーEV)の列に並ぼう。ほぼ同じクルマだ。 関…続きを読む

ゲーミングノートPCに-15°Cの冷気を送り込むクールなデバイス「Line Frzr」
LinedockはCESの常連で、アルミ削り出しのハイエンドなドッキングステーションを出展している。2022年は、明確にゲーマーに狙いを合わせたアクセサリーを携えてラスベガスに戻ってきた。この「Line Frzr(ライン・フリーザー)」は、ゲーミングノートPCに流入する空気を事前に冷却するサーモエレクトリックアクティブクーリングデバイスだ。 従来のノートPC冷却ソリューションは、PC内部を通り抜ける空気の流れを増加させるものだったが、Linedockのソリューションは、その戦略をさらに2、3歩進めたものだ。Line Frzrはその空気…続きを読む

Apple Fitness+、新機能「Collections」と「Time to Run」シリーズを導入
Apple Fitness+は、米国時間1月10日から新シリーズ「Time to Run(タイム・トゥ・ラン)」とともに、新機能「Collections(コレクション)」を導入する。Collectionsは、ユーザーが目標に到達できるように整理したFitness+ライブラリのワークアウトや瞑想のシリーズだ。この機能は、約2000のワークアウトを利用し、ユーザーが次のワークアウトを始める際に、モチベーションを高める新しい方法を提供する。Apple(アップル)によると、Collectionsは、ユーザーが具体的なトレーニングを選択するのに…続きを読む

米規制当局、グーグルがSonosのスピーカー特許を侵害と判決
米国際貿易委員会(US International Trade Commission、ITC)は、Googleがスピーカーと製造法に関する特許を侵害したとするSonosの訴えに同意した。最初の決定は8月に出されていたが、今回判決が終結し、Googleは、Sonosの知的財産を侵害していると認められる製品を輸入できなくなる。Googleはその製品を中国で製造しているため、60日後に輸入禁止が適用されると、それらを米国へ送ることができなくなる。 Sonosは2020年に5つの特許に関してGoogleを訴え、その中にはワイヤレススピーカーを…続きを読む

【コラム】パンデミックで再び変化したCESを振り返る、テックの進化に合わせて家電ショーの進化も必要だ
CES開催までの数週間、私たちは難しい決断を迫られた。年末年始の旅行シーズンに向けて、オミクロンの感染者が全米で急増したため、飛行機をキャンセルして戦略を練り直したのだ。そのため、年末の数週間は混乱した。しかし、CESが毎年第1週に開催され続ける限り、ハードウェアに関する記事を生業とする私たちは、今後どちらにしても年末年始にあまり休みを取ることはできないだろう。 確かに、数字を見てこの決断に至ったのは我々だけではない。Engadget、The Verge、PCMag、CNETなど、2022年はリスクに見合うリターンが得られないと判断し…続きを読む


