• NASA、InSight探査機の地震計から火星の「環境音」データを生成し地下構造を分析

    NASA、InSight探査機の地震計から火星の「環境音」データを生成し地下構造を分析

    ETH Zurich 今から3年前の11月16日に火星のエリシウム平原に降り立ったNASAの探査機InSightが送ってきた火星の環境騒音データから、科学者らは地殻からマントル、核に至るまでの最初の数十mの状態を分析し、画像化しました。 我々の住む地球では、環境騒音といえば海、人間などの活動、風、そして大地そのものなど、多様な音源からのごちゃ混ぜの音になっています。しかし、大気がほとんどなく水の海もない火星では、上に挙げたなかの”大地そのもの”からの音が環境騒音の大部分を占めます。 InSightは搭載する地震計のデータから火星の環境…続きを読む

  • 【コラム】量子コンピューター、その量子優位性を量子「有用性」に置き換えるべき理由

    【コラム】量子コンピューター、その量子優位性を量子「有用性」に置き換えるべき理由

    量子コンピューティング業界の進化が続く中、ゴール設定もやはり進化している。 長い間追求されてきたのは、量子「超越性」を達成することだった。量子超越性とは、地球に存在する従来のコンピューターではなし得ない計算を、実際的な利益があるかどうかに関わらず、量子コンピューターが解くことができる、という意味である。 Googleは2019年、その画期的な学術論文で量子超越性を実証したと発表したが、IBMはこれに正面きって異議を唱えた。いずれにせよ、それは現実世界にはなんら実質的な関連性のないコンピューターサイエンス界での出来事だった。 Googl…続きを読む

  • マイアミ市が電動キックボードのパイロットプログラム中止をすぐに撤回

    マイアミ市が電動キックボードのパイロットプログラム中止をすぐに撤回

    米国時間11月29日、フロリダ州マイアミ市委員会は、安全の懸念から一時的に禁止していた電動キックボードのパイロットプログラムを再開させることを決定した。Lime(ライム)、Bird(バード)、Hlebiz(ヘルビズ)、Spin(スピン)などの会社が提供するシェア電動キックボードは、1月15日から新しい厳格な安全基準に沿ってマイアミの路上に帰ってくる。 新プログラムは、運営者および利用者にいくつかのルールを課すことをCBS Miamiが伝えている。利用者はヘルメットを着用し、歩道で時速10マイル(16km)の速度制限を守らなくてはならな…続きを読む

  • 気候変動に配慮する企業の水に関するリスクと持続可能なソリューションを追跡するWaterplan

    気候変動に配慮する企業の水に関するリスクと持続可能なソリューションを追跡するWaterplan

    新鮮な水は、気候変動の影響をますます受けている多くの資源の1つである。そしてその影響は、この豊富だが限りある天然資源に依存している企業にも及んでいる。シードラウンドで260万ドル(約2億9000万円)を調達したWaterplan(ウォータープラン)は、企業の水使用が地域の環境にどのような影響を与えるかということだけではなく、避けられないと思われる危機が到来したときに事態を沈ませておくのに役立つ緩和策を分析し、追跡することを目指している。 Jose Galindo(ホセ・ガリンド)氏とNicolas Wertheimer(ニコラス・ヴェ…続きを読む

  • オンライン学習最大手「Chegg」が語学学習スタートアップ「Busuu」を約496億円で買収

    オンライン学習最大手「Chegg」が語学学習スタートアップ「Busuu」を約496億円で買収

    NYSE(ニューヨーク証券取引所)に上場されている教育メディアラーニングプラットフォームのChegg(チェグ)は、2008年にヨーロッパで設立されたオンライン学習のスタートアップBusuu(ブスー)を約4億3600万ドル(約495億9000万円)の現金取引で買収した。 Busuuのイグジットまでの調達総額はわずか1610万ドル(約18億3000万円)で、これはヨーロッパの基準でも少額であり、これまでに160か国以上で1億2000万人以上の生徒に届けたビジネスを構築したファウンダーらの強い気概を表している。Busuuは、50万人の有償サ…続きを読む

  • 【コラム】強力な商業プラットフォームに対する欧州のデジタル規制は、ウィキペディアのような非営利協働型サイトも縛る

    【コラム】強力な商業プラットフォームに対する欧州のデジタル規制は、ウィキペディアのような非営利協働型サイトも縛る

    2020年に新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中に急速に広まる中で、世界中のみんなが信頼できる情報を渇望した。科学者、ジャーナリスト、医療関係者からの情報を集約して、一般の人々がアクセスできるようにするために、ボランティアのグローバルネットワークがこの課題に取り組んだ。 そのうちの2人は、お互いから3200km近く離れた場所に住んでいる。その1人Alaa Najjar(アラア・ナジャー)博士は、ウィキペディアのボランティアであり、医師でもある人物だ。彼は救急病院での勤務の合間を縫って、アラビア語版のサイトにおける新型コロナの…続きを読む

  • 決済テックBoltが同業Tipserを買収、「リモートチェックアウト」を開始

    決済テックBoltが同業Tipserを買収、「リモートチェックアウト」を開始

    デジタルコンテンツを発見した時点で何かを購入するという機能は存在するが、決済テクノロジー企業のBolt(ボルト)は、それを「ワンクリック」で処理する機会を得た。同社は米国時間11月29日、初となる買収でスウェーデン拠点のTipser(ティスパー)を買収したことを発表した。Tipserはあらゆるデジタル端末でのダイレクト決済を可能にするテクノロジー企業だ。 サンフランシスコを拠点とするBoltは、10月に3億300万ドル(約345億円)のシリーズD資金を調達したばかりで、これまでの累計調達額は6億ドル(約682億円)に達している。Bol…続きを読む

  • 全米労働関係委員会がアマゾン労働者による新しい組合投票を認可

    全米労働関係委員会がアマゾン労働者による新しい組合投票を認可

    全米労働関係委員会(NLRB)の第10地域のディレクターが、アラバマ州ベッセマーのアマゾンフルフィルメントセンターで働く労働者の新たな組合選挙を許可した。NLRBの代表者がTechCrunchにこの決定を確認したところによると、小売・卸売・百貨店労働組合(RWDSU)は2021年4月に敗北した後、同センターで働く労働者を組合に加入させる2度目のチャンスを得ることになる。 関連記事:アマゾンが労働組合結成をめぐる投票で勝利確定、RWDSUは結果に異議 その勝利はAmazon(アマゾン)の一方的なものだったが、RWDSUは、技術系ブルーカ…続きを読む

  • プジョーやフィアットを傘下に持つStellantisがEV電池材料確保のためリチウム供給契約を締結

    プジョーやフィアットを傘下に持つStellantisがEV電池材料確保のためリチウム供給契約を締結

    Fiat Chrysler Automobiles(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)とフランスの自動車メーカーGroupe PSA(グループPSA)が折半出資で合併して誕生したグローバル企業Stellantis(ステランティス)は、リチウム生産者と拘束力のある契約を締結した。今回の合意は、EVの需要が高まる中、自動車メーカーとサプライヤーの間で相次ぎ行われている取引の1つだ。 Vulcan Energy Resourcesは、ドイツのアッパーラインヴァレー(上部ライン渓谷)にあるブラインプロジェクトからバッテリーグレードの…続きを読む

  • AWSが新しいロボットフリート管理支援プログラム、ロボティクスアクセラレーターを開始

    AWSが新しいロボットフリート管理支援プログラム、ロボティクスアクセラレーターを開始

    AWSのフラッグシップカンファレンス「re:Invent」の開幕にあたり、クラウドコンピューティングの巨人である同社は米国時間11月29日、大規模なロボットフリートの共同作業を支援するアプリケーションを構築するための新サービス「AWS IoT RoboRunner(IoTロボランナー)」を発表した。この新サービスは、Amazon(アマゾン)が自社の倉庫で利用しているようなロボットフリートを運用するために必要な、作業およびフリート管理アプリケーションを構築するためのインフラを提供することを目指している。 また、同社は新しいロボティクスア…続きを読む

  • 日産が今後5年間でEV開発に2兆円を投資へ、2030年度までに23車種の新型電動車投入

    日産が今後5年間でEV開発に2兆円を投資へ、2030年度までに23車種の新型電動車投入

    日産自動車は「Nissan Ambition 2030(日産アンビション2030)」と名づけた長期ビジョンの一環として、今後5年間で2兆円を投資し、新型電動車やバッテリー技術を開発することを発表した。同社は2030年度までに合計15車種の新型BEVを発売し、その時点で電動車が車両ラインナップの半分を占めることを目指す。 同社は、今後8年間で合計23車種の電動車を開発し、そのうち20台は今後5年間で開発すると発表した。2030年には、欧州で75%、日本で55%、米国と中国で40%の電動車販売比率(EVとe-Power PHEV / ハイ…続きを読む

  • パナソニックがハッカーによる社内ネットワークへのアクセスでデータ流出を確認

    パナソニックがハッカーによる社内ネットワークへのアクセスでデータ流出を確認

    日本のテック大手Panasonic(パナソニック)は、社内ネットワークへのハッカーのアクセスによるデータ流出を確認した。 パナソニックは11月26日付のプレスリリースで、11月11日に同社のネットワークが「第三者によって不正にアクセス」され「侵入時にファイルサーバー上の一部のデータにアクセスされた」と発表した。しかし、パナソニックの広報担当者Dannea DeLisser(ダンネア・デリサー)氏は、この侵入が6月22日に始まり、11月3日に終了したこと、そして不正アクセスが最初に検出されたのは11月11日であったことを認めた。 大阪に…続きを読む

  • ツイッターのジャック・ドーシーCEOが退任

    ツイッターのジャック・ドーシーCEOが退任

    CNBCは米国時間11月29日朝、Twitter(ツイッター)のCEO、Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏が、Twitterでの職務から退く見込みだと報じた。その直後、ドーシー氏自身はこの噂を認め、Twitterは詳細を記したプレスリリースを発表した。ドーシー氏の後任には、2011年にエンジニアとしてTwitterに入社し、2017年からCTOを務めてきたParag Agrawal(パラグ・アグラワル)氏が就任する。 「会社が『創業者主導』であることの重要性についてよく耳にします」とドーシー氏はTwitterのスタッフに宛…続きを読む

  • 北陸先端科学技術大学院大学が最先端ナノ素材を用いた電界センサー素子で雷雲の電界検出に成功、落雷予測の実現に期待

    北陸先端科学技術大学院大学が最先端ナノ素材を用いた電界センサー素子で雷雲の電界検出に成功、落雷予測の実現に期待

    北陸先端科学技術大学院大学は11月26日、最先端のナノ素材グラフェンを用いた超小型電界センサー素子を開発し、雷雲が生み出す大気電界の検出に世界で初めて成功したことを発表した。襲雷予測のための広域雷雲監視ネットワークや落雷検出ネットワークの実現に期待が寄せられる。 グラフェンとは、炭素原子が蜂の巣状の六角形結晶格子構造で配列された単原子シートのこと。北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科のアフサル・カリクンナン研究員、マノハラン・ムルガナタン講師、水田博教授らによる研究グループは、音羽電機、東京工業大学地球インクルーシブセンシング…続きを読む

  • レブコムの音声解析AI電話MiiTel、東京都の保健所が行うコロナ陽性患者への積極的疫学調査や健康観察などの電話業務に採用

    レブコムの音声解析AI電話MiiTel、東京都の保健所が行うコロナ陽性患者への積極的疫学調査や健康観察などの電話業務に採用

    RevComm(レブコム)は11月24日、音声解析AI電話「MiiTel」(ミーテル)が東京都福祉保健局に採用され、新型コロナウイルス感染症の陽性患者に対して行う積極的疫学調査や健康観察などの電話業務の効率化に向け活用されると発表した。MiiTel採用は公的機関において初という。 MiiTelは、電話業務における会話の内容を自動録音・文字起こしにより可視化、AIにより解析し、高精度のフィードバックを行うことで業務の効率化を実現するサービス。IP電話のため、固定電話は不要、工事・メンテナンスも不要で、即時導入できる。 RevCommは、…続きを読む

  • 東大発のソナスとJR東日本が鉄道架線の張り替え工事の信頼性確保に向け電化柱傾斜監視システムの本格運用開始

    東大発のソナスとJR東日本が鉄道架線の張り替え工事の信頼性確保に向け電化柱傾斜監視システムの本格運用開始

    JR東日本スタートアップは11月26日、東日本旅客鉄道(JR東日本)と東京大学発IoTスタートアップ「ソナス」が鉄道インフラ向け電化柱傾斜監視システムの本格運用を11月1日より開始したと発表した。同システムは、JR東日本スタートアップによるアクセラレータープログラム「JR東日本スタートアッププログラム2020」において協業を行ったもの。 同システムは、JR東日本の鉄道工事におけるニーズとソナスが持つ省電力無線技術によるシーズが合致し、JR東日本スタートアッププログラム2020で選定された。協業開始後は実際の鉄道電力設備を用いて、約3カ…続きを読む

  • FASER国際共同実験グループ、CERNの衝突型加速器LHCにてニュートリノ反応候補を初めて観測

    FASER国際共同実験グループ、CERNの衝突型加速器LHCにてニュートリノ反応候補を初めて観測

    LHCにて初観測したニュートリノ反応候補のうちの2例。左側の図は左から、右側の図は画面に垂直な方向からビームが来ている。各線分は反応で生じた粒子の飛跡を表す 九州大学基幹教育院の有賀智子助教らによるFASER(フェイザー)国際共同実験グループは、11月26日、スイスのCERN(セルン。欧州原子核研究機構)において、世界最大、最高エネルギーの大型ハドロン衝突型加速器LHC(Large Hadron Collider)を使用した研究で、ニュートリノ反応候補の観測に成功したことを発表した。 このグループは、2018年、LHCのビーム軸上に小…続きを読む

  • IoT在庫・発注管理を提供するスマートショッピングが資金調達、累計調達額16億円に

    IoT在庫・発注管理を提供するスマートショッピングが資金調達、累計調達額16億円に

    IoTを使った在庫・発注管理のためのDXソリューション「スマートマットクラウド」および「スマートマットライト」を展開するスマートショッピングは11月26日、第三者割当増資による資金調達を行い累計調達額が16億円に到達したと発表した。引受先はエムスリー、スズケン。今回調達した資金は両サービスの利用者拡大に向けた施策にあてる。 スマートマットクラウドは、製造業や医療機関などのB2B向けに展開している、あらゆる在庫の管理・棚卸しや発注を自動化するSaaS。今回の資金調達により、サービス・製造業はもとより、医療機関など現場の在庫・発注管理ニー…続きを読む

  • 産総研がミリ波電波を特定方向に反射する140GHz帯メタサーフェス反射板開発、基地局増設せずポスト5G・6Gエリア拡大

    産総研がミリ波電波を特定方向に反射する140GHz帯メタサーフェス反射板開発、基地局増設せずポスト5G・6Gエリア拡大

    産総研は11月26日、大阪大学大学院基礎工学研究科と共同で、次世代通信規格となるいわゆる「ポスト5G/6G」時代に利用が予定されている140GHzというミリ波帯の電波を特定方向に高効率で反射させる「メタサーフェス」反射板を世界で初めて開発したと発表した。これを利用すれば、基地局を増設しなくとも反射板を設置するだけで通信エリアの拡大が期待される。 メタサーフェスとは、波長よりも小さな構造体を周期的に並べて、電磁波を任意の方向に反射させることができるメタマテリアル(人工媒質)のこと。不要な反射をなくし、特定の方向だけに反射させる(異常反射…続きを読む

  • デジタルヒューマンやAIトレーニングデータなど合成データを生み出すシンセティックAIのデータグリッドが3億円調達

    デジタルヒューマンやAIトレーニングデータなど合成データを生み出すシンセティックAIのデータグリッドが3億円調達

    デジタルヒューマンやAIトレーニングデータなどの合成データを生み出すシンセティックAIの社会実装に取り組むデータグリッドは11月29日、第三者割当増資および融資による3億円の資金調達を実施したことを発表。引受先は、先端技術共創機構、アエリア、Deep30、京信ソーシャルキャピタル、フューチャーベンチャーキャピタル、池田泉州キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、三菱UFJキャピタル、京銀リース・キャピタル、中信ベンチャーキャピタル、京都エンジェルファンド。累計資金調達額は約6億円となった。 データグリッドは「すべてのデータに、命を与…続きを読む