
デジタルIDへ独自の道を歩む欧州、危ぶまれる実現性
欧州連合は、デジタル政策に関する最新の意欲的な取り組みの1つとして「信頼できる安全な欧州のe-ID(デジタルID)」のフレームワークの構築を提案した。これは、すべての市民、居住者、企業が公共サービスや商業サービスを利用する際に、EU内のどこからでも自分の身分を証明するために、公的なデジタルIDをより簡単に使用できるようにしたいとして、現地時間6月3日に発表された。 EUには、すでに電子認証システムに関する規則(eIDAS)があり、2014年に発効している。しかし、今回のe-IDに関する欧州委員会の提案の意図は、e-IDを展開することで…続きを読む

宇宙版スカイリム、ベセスダ新作RPG「Starfield」がXbox / PC独占で2022年11月発売
Bethesda マイクロソフトの E3 2021 Xbox & Bethesda 発表会で開幕を飾ったのは、ベセスダが開発中のSF RPG『Starfield』でした。 Starfield は2022年11月11日(現地時間)、Xbox Series X|S および PC のみで発売します。ベセスダがマイクロソフト傘下のファーストパーティスタジオになったため、発売初日から定額サービスの Xbox Game Pass で遊べます。 Bethesda 『Starfield』は、『Fallout』や『The Elder Scrolls』等…続きを読む

秘密計算エンジン「QuickMPC」を手がける名大・名工大発スタートアップAcompanyが2億円調達
秘密計算エンジン「QuickMPC」を開発するAcompany(アカンパニー)は5月14日、プレシリーズAラウンドにおいて、総額2億円の資金調達を実施したと発表した。引受先は、リードインベスターのANRIとBeyond Next Venturesの2社、またDG Daiwa Ventures、epiST Ventures。調達した資金は、プロダクト開発、秘密計算アルゴリズムの研究開発および採用・組織体制の強化への投資を予定している。 秘密計算とは、従来の暗号手法が抱えていた欠点を克服した次世代の暗号(秘匿)技術だ。従来の暗号化手法はデ…続きを読む

ジョブズ追放後のアップルが1990年にスピンオフした伝説のベンチャー「General Magic」とは?
スマートフォン誕生の知られざるドラマを描く米国ドキュメンタリー映画『General Magic』日本語字幕版の配信が、11日から各動画配信サービスにて開始されました。7つの米国映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞を受賞し、シリコンバレーで「最も重要な失敗企業」と呼ばれた伝説的ベンチャーの物語が家にいながらにして観賞できるようになりました。 タイトルのGeneral Magicとは、アップルから1990年にスピンアウトしたベンチャー企業のこと。現代のスマートフォンの原型ともいえるPIC(Personal Intelligent Comm…続きを読む

データ活用で映画の多様性を促進するJumpcutがAtomicから資金調達
Jumpcut(ジャンプカット)の創業者であるKartik Hosanagar(カーティク・ホザナガー)氏は、ウォートンスクールの教授だが、10年ほど前、変わった方法で夏休みを過ごした。脚本を書いたのだ。インドを舞台にした同氏の脚本は、プロデューサーの関心を集めたが、初めて監督を務めるインド人の映画へ資金を提供しようとする人はいなかった。 今では、多様なキャストを起用した映画が注目を集めている。2021年、Chloé Zhao(クロエ・ジャオ)氏が有色人種女性として初めて、また女性としては史上2人目にアカデミー賞監督賞を受賞した。また…続きを読む

自動運転技術開発のニーズに応えるためScale AIがマッピング分野に進出
自動運転にともなうさまざまな課題を解決することは非常に複雑な作業だが、それでも実現に向かうためには、まず何よりも、正確で十分にアノテーションされた質の高いデータを確保する必要がある。そこで登場したのがScale AI(スケール)という企業だ。AV業界では、特殊なLiDAR画像を含む膨大なデータのアノテーションが必要になると早くから考えていた。同社の共同創業者でCEOのAlex Wang(アレックス・ワン)氏は、2021年6月末にリリースされる新製品でマッピングの分野に進出すると「TC Sessions:Mobility 2021(TC…続きを読む

【コラム】ハードテックの急速な台頭
【編集部注】:本稿の著者Garrett Winther(ギャレット・ウィンザー)氏は、SOSVのハードテック分野のベンチャープログラムであるHAXの、パートナーでプログラムディレクター。エンジニアとしての教育を受けたベンチャービルダーの彼は、SOSV、IDEO、MITでハードテック分野のベンチャー企業を世に送り出してきた。 ーーー 私が、SOSVのHAXという、アーリーステージのハードウェア創業者たちを支援するためのベンチャープログラムチームに参加したとき、テック系の友人たちは首をかしげた。ハードウェアが極めて難しいということを、まだ…続きを読む

フィンテック企業Marqetaの巨額IPOの内実
スタートアップとマーケットの週刊ニュースレター「The TechCrunch Exchange」へようこそ。 準備OK?ここではお金の話、スタートアップの話、IPOの噂話などをお伝えする。 (ささやかなお知らせ:来週、6月14日-6月19日は、Exchangeコラムとニュースレターはお休みとなる。ちょっとした休暇をとって新しいアイデアとともに米国時間6月21日から通常サイクルに戻る予定だ) The Exchangeは、先週初めに、ほぼ強気のIPO市場を調査し、Monday.com(マンデー・ドットコム)とMarqeta(マルケタ)がこ…続きを読む

北米フォルクスワーゲンの販売業者から330万人分の個人データ流出
Volkswagen(フォルクスワーゲン)によると、北米のある販売業者が顧客データのキャッシュをインターネット上に保護されていない状態のまま放置していたことで、330万人以上の顧客の情報が流出したという。 同社の北米事業本部であるVolkswagen Group of America(フォルクスワーゲン・グループ・オブ・アメリカ)は書簡の中で、フォルクスワーゲンおよびその傘下のAudi(アウディ)の米国とカナダの正規ディーラーが提携している販売業者が、2014年から2019年の間に収集された顧客データを、2019年8月から2021年5…続きを読む

CEOの「企業文化メモ」公開後、Mediumの従業員が大量退職
MediumのCEOEv Williams(エヴァン・ウィリアムズ)氏は2021年4月、厳しい1年を経て同社の企業文化が変化していることを従業員に伝えるメモを記した。 「健康的な文化は、人の最高の部分を引き出します」と同氏は書いている。「そうした環境にある人々は、自分の考えを述べたり、どんな質問にも最適な答えを見つけ出そうと議論したりすることは、心理的に安全であると感じます。同僚が善意を前提に、そして同じ反応が得られることを意識して、疑わしいことを好意的に解釈してくれると認識しているのです」。 その数段落後にウィリアムズ氏は、反対意見…続きを読む

EUが大手テック企業の「新型コロナ偽情報対応は不十分」と指摘
欧州連合(EU)は、大手テック企業に対し、各社のプラットフォームにおける偽ワクチン情報の拡散に対する監視の取り組みについて、さらに6カ月間報告するよう要求した。 現地時間6月3日、欧州委員会は「EU全域でのワクチン接種キャンペーンが着実かつペースを上げながら進展する現在、できるだけ多くのワクチン接種を完了するためには今後数カ月が決定的な意味を持つ。この重要な時期に、有害な偽情報によってワクチン接種を忌避する気持ちが助長されないようにするために、監視プログラムの継続が必要である」とするレポートを公表した。 Facebook(フェイスブッ…続きを読む

Lucid Motorsがオール電化セダン「Air」の全テクノロジーを披露、主要音声アシスタントはAmazon Alexa
Lucid Motors(ルシード・モータース)がオール電化セダンAirの最終バージョンを発表してから8カ月、同社はついにその車載テクノロジーの詳細を明らかにした。曲線を描く34インチディスプレイ、セカンドタッチスクリーンから、基盤となるソフトウェア、統合アプリ、そしてAmazon Alexa音声アシスタントに至るまで、同社が2021年後半に納車を開始すれば、ドライバーや同乗者はそれらを利用できるようになる。 同社のブランド名を冠したLucid User Experience(Lucid UX)が目指すところは、顧客が求めるテクノロジ…続きを読む

ジェフ・ベゾス氏も同乗するBlue Origin初の有人宇宙飛行チケットは30億円、ライブオークションで落札者決定
オークションにかけられていたBlue Origin(ブルーオリジン)の初の有人宇宙飛行の1座席の落札者が決まった。民間人を乗せて飛ぶBlue Originの初のミッションに落札者は2800万ドル(約30億円)を払う。6月12日に行われたライブオークションで決定し、全オークション過程には159カ国から計7600人が参加した。 今回のオークション結果はBlue Originの3パートに分けて進められてきた宇宙飛行チケット入札の最終結論だ。まず非公開オークションがあり、次に最高の入札額が同社のウェブサイトに表示される公開かつ非同期のオークシ…続きを読む

大手テック企業に対する反トラスト調査の手を強めるドイツ競争規制当局がGoogle News Showcaseの徹底調査開始
ドイツ連邦カルテル庁(ドイツ語表記は「Bundeskartellamt」、英語表記は「Federal Cartel Office」、以下「FCO」)は非常に活発な競争規制当局だ。2021年に入って大手テック企業を規制する新たな力を得たFCOは、時を逸することなく行動しており、最近も3件目となるGoogle(グーグル)の調査を発表したばかりだ。 FCOが競争規制禁止に関して行っている最新の調査は非常に興味深い。なぜなら、調査対象となっているのがGoogle News Showcase(グーグル・ニュース・ショーケース、以下「News S…続きを読む

オンライン学習大手Byju’sがインドで最高評価額のスタートアップに、UBSなどから資金調達
EdTechの巨人Byju’s(バイジュース)がUBS Group、Zoom創業者のEric Yuan(エリック・ユアン)氏、Blackstoneなどから新たに3億5000万ドル(約383億円)を調達し、ポストマネーで評価額が165億ドル(約1兆8094億円)とインドで最も価値の大きなスタートアップになった。 書類の中で、Byju’sはアブダビの政府系ファンドADQやPhoenix Risingを含む多くの投資家から約3億5000万ドルの投資を受けたことを明らかにした。新たな企業価値はPaytmのものを上回った。Paytmの直近の企業…続きを読む

ロボタクシーでモビリティの革命を目指すクロアチアのRimac Automobili
クロアチアで電動ハイパーカーとその構成部位を開発しているRimac Automobiliの創業者でCEOのMate Rimac(メイト・リマック)氏が、3年ほど前に電動ロボタクシーの企業を立ち上げた。 現在、ステルスで操業している同社に関する情報は乏しい。今週はリマック氏はTechCrunchのTC Sessions:Mobility 2021で、見せられるものが揃うまではその別企業を隠しておきたい、と述べた。 リマック氏は、その電動ロボタクシー企業について、やや詳細を語った。それによると、会社のオフィスはクロアチアと英国にあり、それ…続きを読む

オフィス再開に向けて大手テック企業はそれぞれ柔軟なワークモデルを検討中
先週、Apple(アップル)は、2021年9月以降社員を週3日のペースでクパチーノのキャンパスに出勤させる予定だと発表した。自宅で仕事をするという柔軟性に慣れてしまった社員の中には、それに反対する者もいた。 パンデミック以前には、一部の例外を除き、ほとんどの社員が毎日オフィスに出勤していた。しかし、2020年3月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発生し、従業員が在宅勤務を余儀なくされると、企業はすぐに同じ建物の中に座っていなくても、スタッフの高生産性は維持できることに気がついた。今やこの流れを押し戻すことは難しいように思…続きを読む

NASAが新たに2つの民間宇宙飛行士によるISS滞在ミッションの提案を募集
NASAは米国時間6月11日、民間宇宙飛行士を国際宇宙ステーション(ISS)に滞在させる新たな2件のミッションについて、民間企業から提案を求めていることを発表した。最初のミッションは2022年秋から2023年半ばの間に、2回目のミッションは2023年半ばから2023年末までの間に行われる可能性が高い。 民間宇宙飛行士によるミッションは、NASAの地球低軌道商業開発プログラムの一環として、比較的最近開始されたものだ。人類による宇宙開発の歴史のほとんどにおいて、ISSに滞在できるのは各国の宇宙機関に所属する宇宙飛行士に限られていた。 ヒュ…続きを読む

フェイスブックが「Population: One」のゲームスタジオ「BigBox VR」を買収
近年、仮想現実のゲームスタジを数社買収してきたFacebook(フェイスブック)が、米国時間6月11日、シアトルのBigBox VRを買収、そのポートフォリオにまた1社を加えた。 このスタジオの主力タイトル「Population:One(ポピュレーション:ワン)」は、FacebookのOculus Quest 2ヘッドセットのローンチ後のビッグタイトルの1つで、かなりの「Fortnite」クローンだ。ゲームプレイの重要なテクニックの多くをコピーしているが、仮想現実向けに調整されており、裏技やアートは独自化している。 これまでもそうだが…続きを読む

不正取引が「これまでになく」増加する中、Outseerは決済セキュリティツールに注力
RSA Security(RSAセキュリティ)は詐欺とリスクインテリジェンスの事業をOutseer(アウトシア)という独立会社としてスピンアウトした。Outseerは不正取引が「これまでになく」増加する中で決済セキュリティツールに注力する。 以前ThreatMetrixのCEOを務め、そして2020年RSAの不正防止事業部門のトップに任命されたReed Taussig(リード・タウシッグ)氏がCEOとして新会社Outseerを率いる。同社は不正検知と管理、決済認証サービスを専門とする。 Outseerは引き続きRSA傘下で運営され、3…続きを読む


