カテゴリー: バイオテック

バイオテック(BioTech)、アグリテック(AgriTech)、遺伝子工学などに関する最新ニュース

  • スイスの3D画像暗号化システムは指を使うバイオメトリックスのセキュリティを大幅に向上

    スイスの3D画像暗号化システムは指を使うバイオメトリックスのセキュリティを大幅に向上

    バイオメトリックスはセキュリティの完全解ではないかもしれないが、堅牢で周到に考えぬかれたものなら、使用に耐える場合もある。AppleのTouchIDも悪くはないが、でもそれで核基地の安全は確保できない。しかし映画の世界を別にすれば、それでもなお、核基地を指紋認証で守らざるを得ないだろう。でもスイスの研究者たちが考えたこの新しいシステムは、正しい方向への一歩だ。 Lambert Sonna Momoが率いる、彼の会社Global IDとスイス連邦工科大学ローザンヌ校(École polytechnique fédérale de Lau…続きを読む

  • 自宅でできる精子チェックが流行中?!

    自宅でできる精子チェックが流行中?!

    精子の状態を自宅でテストするツールがはやっているようだ。先週にはハーバード大学の開発した、安価かつ手軽に精子の運動能力チェックを行うアプリケーションが話題になった。そして今回紹介するYOも出荷を開始した。FDA認可のデバイスと、簡単に使えるアプリケーションをセットにして、精子の状態をチェックするものだ。 不妊の原因の40%ほどは、精子の運動不全によるものだとのこと。誰もが気になることではあるが、これまでは医院で精子を放出してチェックする必要があった。手間もかかり費用も高額なこともあり、検査に二の足を踏む人も多かった。 もちろん、これま…続きを読む

  • ロボットの皮膚の3Dプリントを研究しているMITのチームが自己防衛のために色を変える甲虫から重要なヒントを得た

    ロボットの皮膚の3Dプリントを研究しているMITのチームが自己防衛のために色を変える甲虫から重要なヒントを得た

    Subramanian Sundaramのチームは、3Dプリントによるロボットの制作で行き詰まったとき、ロボット屋さんがよくやることだが、自然へと目を向けた。そしてこのMITの研究者たちのチームはごく最近、golden tortoise beetle(ゴールデンカメノコハムシ)から、ヒントをいただいた。それは、ユニークなカモフラージュを習性とする、北米原産の甲虫類だ。 脅威に直面すると、この甲虫の甲の金色が消えて、半透明の赤茶色になる。MITの科学者たちは、未来のロボットの皮膚…本体表面のセンサーなどを保護する…になることを目指して、…続きを読む

  • リキッドバイオプシーのFreenome、アンドリーセン・ホロウィッツから6500万ドル調達

    リキッドバイオプシーのFreenome、アンドリーセン・ホロウィッツから6500万ドル調達

    Freenomeは創業以來2年のスタートアップで、バイオプシーという血液サンプルのDNA解析によるガンの早期発見を目指している。このほど同社は巨額のシリーズAラウンドを成功させた。Andreessen Horowitzをリーダーとするベンチャー・キャピタルのグループが6500万ドルを投資した。このグループは昨年6月に550万ドルの シード資金を投じている。 Andreessen Horowitz以外の投資家はGV、Polaris Partners、Innovation Endeavors、Spectrum 28、Asset Manag…続きを読む

  • ニューヨークで野菜を地産地消―、ハイテク農業のBoweryが750万ドルを調達

    ニューヨークで野菜を地産地消―、ハイテク農業のBoweryが750万ドルを調達

    環境汚染や異常気象、人口過密によって、大規模な屋外農場の存続が危ぶまれている。Bowery Farming Inc.と呼ばれるスタートアップは、この度のラウンドで750万ドルを調達し、都市部でも屋内で食物を栽培できるよう努力を重ねている。同社は、ロボット工学やLED照明、コンピュータビジョンやセンサー、データ解析といったハイテク技術を駆使し、農薬ゼロかつ少量の水を使って葉物野菜を栽培している。 Boweryは、自社で栽培したレタスやケール、ほうれん草、バジルなどの野菜を、業務用スーパーやレストラン、食料品店などに販売して収益を挙げてい…続きを読む

  • Otherlabのボール紙製ドローンは2ポンドの荷重を運んで消滅する

    Otherlabのボール紙製ドローンは2ポンドの荷重を運んで消滅する

    ドローンは、人間が入り込めないようなところでも仕事ができる便利な道具だが、その高価な金属製の装置を人間が容易に回収できないケースもある。そこでサンフランシスコのOtherlabが考えたのは、Wired誌によると: 一回かぎりの軽い仕事を終えたら使い捨てとなるドローンだ。 そのアイデアは、突然誰かの頭にひらめいた妄想ではない。OtherlabのこのApsaraと呼ばれるプロジェクト(Aerial Platform Supporting Autonomous Resupply Actions, APSARA, 自律的再補給アクションをサポ…続きを読む

  • 遺伝子編集でマンモスを再生する研究にハーバード大学が取り組んでいる、それらしき胚ができるのも近い

    遺伝子編集でマンモスを再生する研究にハーバード大学が取り組んでいる、それらしき胚ができるのも近い

    マンモスはとっくに絶滅したけど、でも、もしかしたら戻ってくるかもしれない。ただしそれは、象の遺伝子を編集してマンモスの形質を持たせる、というお話なのだ。今週行われたAmerican Association for the Advancement of Scienceの今年の年次大会で、ハーバード大学の研究者たちが、その研究の進捗状況を発表した。チームリーダーのGeorge Church教授によると、その進捗は意外と早かったそうだ。 4000年前に絶滅したとされるマンモスを再生する話は、これまでもあった。とくに、遺伝子編集技術の進歩を語…続きを読む

  • この遺伝子操作を受けたサイボーグトンボは「誘導受粉」に使うこともできるだろう

    この遺伝子操作を受けたサイボーグトンボは「誘導受粉」に使うこともできるだろう

    今や私たちは、サイボーグ昆虫の話を聴いた位では驚くことはなくなってしまった。なにしろキットを注文することだってできるのだ!しかし、そうした中でもこのサイボーグ昆虫はとりわけ興味深い。このトンボは遺伝的な改造を受けた上に、爪の大きさほどの太陽電池付きバックパックを装着され、プログラムされたコースに従って飛行する。 この分野でこれまで行われていた実験は、一般的に次に示す2つのうちのいずれかの方法をとっていた。1つは、動く方向だけを指示し、それ以外は自由に動くような、高いレベルの駆動刺激を生体に与えるやりかた。もう1つは脚自身の筋肉または神…続きを読む

  • オーストラリアはバイオメトリクスのスキャンで空港におけるパスポートチェックを廃止へ

    オーストラリアはバイオメトリクスのスキャンで空港におけるパスポートチェックを廃止へ

    旅が多い人の誇りの勲章、よれよれのパスポートも、過去の遺物になるかもしれない。高度なテクノロジーが、旅行者を同定する新しい方法になりそうだからだ。 オーストラリアは今、顔や虹彩、指紋などを旅客各人がセルフサービスでスキャンする方法により、空港などにおける入出国管理を簡素化しようとしている。しかしそれは、人間の介入を減らせるけど、新しいタイプのプライバシーの問題もありそうだ。 この国は、全国の空港にそれらのステーションを配備する工事を今年から開始した。2020年には旅客の90%をテクノロジーが処理し、人間を不要にすることが目標だ。その新…続きを読む

  • ゲノム学がもたらす遺伝子情報革命

    ゲノム学がもたらす遺伝子情報革命

    【編集部注】著者のMahni GhorashiはClear Labsの共同創業者である。彼はそこで戦略、マーケティングおよび事業開発を含む商業活動を統括している。共著者のGaurav GargはWing Venture Capitalの創業パートナーである。 私たちは、全ゲノムシーケンシング(WGS)の歴史の、新たな段階に入った。トロント大学の研究者たちが、年に1万人分の全ゲノム配列を決定する大規模なプロジェクトを立ち上げたことを考えて欲しい。最初の1人分のゲノムの配列を解析するのに13年の年月と30億ドルのコストがかかったことを考え…続きを読む

  • つねに一歩先を見ながらやっていける農業経営をデータ分析で支えるFarmLogsが早くもシリーズCで$22Mを調達

    つねに一歩先を見ながらやっていける農業経営をデータ分析で支えるFarmLogsが早くもシリーズCで$22Mを調達

    収穫量の計算、利益予測、天候被害や害虫/疫病対策など、農家の経営のさまざまな側面を支えるミシガン州アンアーバーのFarmLogsが、立ち上げから4年で早くもシリーズCの資金調達ラウンドを迎え、2200万ドルを獲得した。ラウンドをリードしたのはNaspers Venturesで、同社の初期の投資家Drive Capital, Huron River Ventures, Hyde Park Venture Partners, SV Angel, それにY Combinatorの社長Sam Altmanのような個人も参加した。 FarmLo…続きを読む

  • かつては27億ドルだった費用が今や100ドル ― ゲノム解析のIlluminaが新製品を発表

    かつては27億ドルだった費用が今や100ドル ― ゲノム解析のIlluminaが新製品を発表

    2003年に初めてヒトゲノムのDNAシークエンシングが行なわれたとき、その費用は27億ドルだった。しかし、DNAシークエンシングの巨大企業Illuminaは現地時間10日、1回につき100ドルの費用でゲノム解析ができ、「1日程度あれば」自分のゲノム解析結果を知ることができる新製品を発表した。 今日、Illumina CEOのFrank deSouzaはサンフランシスコで開催中のJP Morgan Healthcare Conferenceで新製品の遺伝子解析機械「NovaSeq」をお披露目した。彼によれば、NovaSeqは1時間もかか…続きを読む

  • 自宅でできる腸内フローラ検査サービスのサイキンソー、総額2.7億円を調達

    自宅でできる腸内フローラ検査サービスのサイキンソー、総額2.7億円を調達

    人間の腸内に住み着くさまざまな細菌の集合体「腸内細菌叢(そう)」、別名・腸内フローラ。健康な人も含め、あらゆる人の体に存在する腸内フローラについての研究は、ここ5年ほどで大きく進み、腸内フローラを構成する細菌のパターンを分析することによって、体質や生活習慣、特定の病気になりやすい/なりにくいといったことが分かるようになってきた。 この腸内フローラを自宅で、郵送で検査できる個人向けサービス「Mykinso(マイキンソー)」を提供するスタートアップ、サイキンソーは12月28日、総額2.7億円の第三者割当増資を発表した。引受先はREVICキ…続きを読む

  • バクテリアで発電する紙状の電池、使い捨て電子製品に好適

    バクテリアで発電する紙状の電池、使い捨て電子製品に好適

    ニューヨークのビンガムトン大学の研究者たちが、“1枚の紙の上のバクテリア電池”というものを作った。このプロジェクトの目的は、使い捨てのマイクロエレクトロニクス製品のための、数週間程度使える電池を作ることで、そのためにバクテリア密度の濃い液体を使った。 “この方法は低コスト短時間の生産が可能で、しかもバイオ電池を、遠隔地や危険な場所、リソースの乏しい地域などで利用できる”、と研究者たちは書いている。 研究者たちが使ったのは、一片のクロマトグラフィー用ペーパーと、ワックスで覆った硝酸銀のリボンだ。電池の陽極は、ペーパーの残り半分の上の伝導…続きを読む

  • BenevolentBioの人工知能はALSのもっと良い治療法を見つけるかもしれない、新薬開発よりもデータの発掘で

    BenevolentBioの人工知能はALSのもっと良い治療法を見つけるかもしれない、新薬開発よりもデータの発掘で

    あの、バケツ一杯の氷水を頭から浴びるキャンペーンで大きく知名度を上げた麻痺性の神経症状、 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis, ALS)の治療に有効な薬が、すでに存在しているとしたら、どうだろう? それが、BenevolentBioのCEO Jackie Hunterが直面している疑問だ。Hunterは人工知能企業BenevolentAIの生物医学部門を任され、医学研究の膨大なデータベースに機械学習を適用して、データを高速にスキャンし組織化しようとしている。過去の科学研究を掘り返して新たな発…続きを読む

  • 人工肉スタートアップのMemphis Meatsは感謝祭のターキーも人工肉にしたいと願う

    人工肉スタートアップのMemphis Meatsは感謝祭のターキーも人工肉にしたいと願う

    Memphis Meatsは、今年の初めに人工肉のミートボールでスタートアップ世界の話題になった。今度同社は、ほかの肉にも挑戦しようとしている—たとえばターキー(turkey, 七面鳥)だ。 同社はこのほどIndiegogoのクラウドファンディングキャンペーンを立ち上げ、未来の肉の姿とその味を一般大衆に教育することによって、毎年の感謝祭に屠殺される5000万羽近くの鳥たちの一部を救おうとしている。 私はIndiegogoのキャンペーンを記事にすることに、それほど熱心な方ではないが、同社の場合は、目的はターキーなどの肉を作るための資金を…続きを読む

  • 世界を養うテクノロジー

    世界を養うテクノロジー

    【編集部注】著者のJoseph Byrum氏はSyngenta社のライフサイエンス – グローバルプロダクト開発・イノベーション・デリバリー部門のシニアR&Dエグゼクティブである。 今から20年後、あなたのテーブルの上に食べ物を載せるための最も重要なツールは、収穫機でも、コンバインでも、そしてトラクターでもない。それはソフトウェアたちだ。 現在農業は、完全にハイテク企業へ移行する過程にある。これは何世紀にも渡ってものごとが行われてきた方法に対する、遅れてきた革命なのだ。事実を見つめるならば、もし私たちが昔ながらの方法で農業やり続けるな…続きを読む

  • 拡張現実と機械学習による農業革命

    拡張現実と機械学習による農業革命

    【編集部注】著者のJeff Kavanaugh氏は、Infosys Consultingの、High-Tech & Manufacturingにおける、VP兼マネージングパートナーである 農業は、これまで人類が生み出したもっとも成熟した産業だ。文明の黎明期から、農業は洗練され、調整され、適応されてきた — しかし完成したことはなかった。私たちは社会として、常に農業の未来を心配している。今日では、私たちはハイテクセクターが提供する概念も適用している — デジタル、IoT、AIなどなど。では、なぜ私たちは心配しているのだろうか? エコノミ…続きを読む

  • CRISPR-Cas9の特許権を巡る口頭弁論、いよいよ来月開始

    CRISPR-Cas9の特許権を巡る口頭弁論、いよいよ来月開始

    驚異の遺伝子編集技術であるCRISPR-Cas9の特許権の所在を巡る、口頭弁論の始まる日程が決定した。 バークレーのJennifer Doudnaと彼女の同僚でマックス・プランク研究所のEmmanuelle Charpentierは12月6日に裁判所へ出廷、MITのFeng Zhangと対峙する。彼女たちは米国特許商標庁の3人の審査員の前で、なぜZhangではなく自分たちが特許権を持つにふさわしいか、その論拠を提示する予定だ。その特許は、すべての遺伝性疾患を根こそぎ根絶できる可能性を秘めている。 CRISPRに関しては幾つかの特許が存…続きを読む

  • ゲノム配列を読んで、しかも謝礼が貰える遺伝解析スタートアップGenos

    ゲノム配列を読んで、しかも謝礼が貰える遺伝解析スタートアップGenos

    最初のヒトゲノム配列の決定には、驚異の27億ドルがかかった。しかも、遺伝子疾患に関してそれが飛躍的な進展につながる兆しもなかった。幸いに、それ以来ゲノム配列決定のコストは劇的に低下し、新しいタイプの消費者向けの遺伝子解析スタートアップが登場し、個人のDNA二重鎖配列を詳細に決定する業務を請け負うようになる。 Genosはそのようなスタートアップの一つで、次世代シークエンシング技術を使い、個人の遺伝情報の詳細を明らかにし、クラウドソーシングによって集めた遺伝マップを研究者に提供することにより遺伝子疾患の原因解明に寄与することを目的とする…続きを読む