タグ: DARPA / 米国防高等研究計画局(組織)
Defense Advanced Research Projects Agency。軍隊使用のための新技術開発、研究を行う国防総省の機関。

GEのミミズ型ロボット、下水管に付着した固形廃棄物を除去するためにゴキブリ型ヒゲを採用
Dull(退屈)、Dirty(汚い)、Dangerous(危険)と言われる「3D」の仕事で、自動化について語る時に一般的に取り上げられるのは「退屈」と「危険」という分野だ。ロボットは人間を危険から遠ざけ、極めて退屈な反復作業を代替する上で重要な役割を果たす。しかし「汚い」という部分についてはどうだろうか?今回ご紹介するロボットほど、真ん中のDに適したものを、筆者は今まで記事にした覚えがない。 もちろん、ヘビ型ロボットは特に新しいものではない。従来のシステムでは不可能だった狭い場所での作業を可能にする賢いフォームファクターだ。カーネギー…続きを読む

魚やフジツボにも負けず海に浮かんでデータ収集する自律制御式センサーの増加をSofar Oceanが計画
海は広大で謎めいている……が、数千個もの小さな自律制御式のブイが毎日興味深い情報を報告してくれたら、そんな謎はかなり減るだろう。それこそがSofar Ocean(ソーファー・オーシャン)という企業の目的であり、同社は7つの海をリアルタイムで理解するというビジョンを実現するために、3900万ドル(約44億円)を調達した。 関連記事 海賊、麻薬、汚染、違法漁業など海上監視に最適化された産業ドローン用AI特化のTekeverが約26億円調達 サムスン、廃棄漁網由来のスマホで持続可能性への取り組みを強化 海洋研究開発機構とトリマティス、海中の…続きを読む

ロボットにスナイパーライフルを装着させるという一連の問題
ロボットに銃を装備させるというのは、実用的な四足歩行ロボットが登場して以来、我々が追い続けてきたトピックだ。先の展示会で、SWORD(スワード)と呼ばれる企業が設計した遠隔操作可能な狙撃銃がGhost Robotics(ゴースト・ロボティクス)のシステムに装着されているものがお披露目されたため、この問題がさらに重要性を増してしまった。 関連記事 米国土安全保障省、四足方向のロボット犬が南部国境をパトロール チューリッヒ工科大学の四足歩行ロボットANYmalがハイキングに挑戦 ロボットにスナイパーライフルを装着させるという一連の問題 こ…続きを読む

DARPAがより軽く快適な生物・化学向け防護服の開発プログラム開始、感染症予防や治療提供など公衆衛生領域でも期待
DARPA 米国防高等研究計画局(DARPA)は、FLIR Systems、Leidos、Charles River Analyticsとの契約で化学・生物系の脅威から兵士やその状況に対応する人々を守るための、新しい個人用防護服の開発プログラムを立ち上げました。 パーソナライズド・プロテクティブ・バイオシステム(PPB)と称する個人用防護服は、既存の核・生物・化学物質向け防護服に比べより軽く快適で多様な危険に対応できることを目指しています。通常、このような防護服は結露防止用の通気孔を備えた不浸透性のゴムのような素材か、活性炭を含んだ通…続きを読む

Duality Labsはハードウェアアクセラレーション利用の準同型暗号テクノロジーで15.3億円のDARPA契約を獲得
現在、AIに適切な学習をさせることはテクノロジービジネスにとって不可欠の要素だが、そのために個人情報等を含む大量データを処理することには本質的に危険がつきまとう。米国防省のDARPA(国防高等研究計画局)がDuality Labsと1450万ドル(約15億3000万円)の調達契約を結んだのはデータを復号化せず、暗号化されたまま大量のデータを処理する新しいハードウェアアクセラレーションを開発しようと考えているためだ。 Dualityは完全準同型暗号化を採用したシステムを提供している。技術的な詳細に踏み込むことは避けるが、現在の暗号化手法…続きを読む

巨大ミミズのように穴を掘るGEのソフトロボ、米国防高等研究計画局の約2.7億円の賞金を獲得
今朝ログインしたときには、巨大なミミズロボットを取材する予定は入っていなかった。しかし、それはいま目の前にあり、私はそれのためにここにいる。問題のロボットはGE(ゼネラルエレクトリック)の研究開発部門であるGE Researchチームによって設計され、DARPA(米国防高等研究計画局)のUnderminer(掘削者)プログラムの一部として、250万ドル(約2億7000万円)の賞金を獲得した。このプログラムは、軍事環境での迅速なトンネル掘削を促進するために創設された。 ロボット工学における近年の流行にならって、GE Researchチー…続きを読む

騙されない機械学習を米軍とインテルが共同開発へ
機械学習のモデルに対する騙し攻撃を防ぐ、サイバー防衛技術の改良を目指している米軍の研究開発機関DARPAは、チップメーカーのIntel(インテル)をその研究のリーダーとして選んだ。 人工知能技術の一種である機械学習(Machine Learning)は、新しいデータや経験を「学習」するたびに賢くなっていく。現在のところ最も一般的な用途は物の認識で、写真を見てそれが何か、誰かなどを当てる。目の不自由な人の視覚能力を助けたり、あるいは自動運転車が路上の物や状態を識別するのに利用している。 しかし、まれにある騙し攻撃は、機械学習のアルゴリズ…続きを読む

DARPAがFastNICでネットワークの100倍高速化を狙う
接続速度が遅いことは常に欲求不満の源だが、ここでスーパーコンピューターの立場からはどのように感じるかを想像してみてほしい。これらの実行コアはすべてあらゆる種類の処理を超高速で実行するが、最終的には同期を保つために古いネットワークインターフェイスの応答を待っている。DARPA(米国防高等研究計画局)はそれを好ましいと思っていない。そこでDARPAは、特に新しいネットワークインターフェイスを100倍高速化することによって、その状況を変えようとしている。 問題はこのようなものだ。DARPAが概算しているように、コンピューターまたはサーバー上…続きを読む

DARPAの37.7億円の打ち上げチャレンジにVectorとVirgin、そして謎の1社が参加
DARPA(国防高等研究計画局)は、どこでも、いつでも、何回も続けてロケットを発射したがっている。無理な注文だろうか? 同局の打上げチャレンジで資格を得たばかりのVector SpaceとVirgin Orbitと匿名のスタートアップの3社にとってはそうではない。彼らは敏捷性と機動性の高いロケット発射能力を極限まで追究する。 このチャレンジで各チームは、わずか数日前に通知された場所から積荷を軌道に打ち上げなくてはならない。打ち上げが終わると、第二の発射場所からまた数日後に発射するように言われる。成績に応じて優勝チームには最大1200万…続きを読む

ロボットとドローンを組み合わせて鉱山救助に挑むCMUチーム
ピッツバーグを訪れた最後の日に、今では廃坑となった炭鉱に行く機会を得た。市街地の北東側にあるTour-Ed鉱山では、気候の穏やかな期間だけ見学ツアーを開催しているのだ。とはいえ、坑道の中は1年を通して華氏50度(摂氏10度)に保たれている。 入り口の上の方にはまだ雪が残っている中、カーネギーメロン大学とオレゴン州立大学の学生チームは、次の競技に向けて、1組のロボットの準備を整えていた。この少人数のチームは、DARPAが主催するSubterranean Challenge(地下への挑戦)に参加している十数チームの内の1つだ。 数年におよ…続きを読む

インターネットの50年、われわれは何を学んだのか、そしてこれからどこへ向かうのか?
私と、私の大学の院生のチームが、最初のメッセージをインターネットで送信したのは、1969年10月のロサンゼルスの暖かな夕方のことだった。それが、世界的規模の革命の始まりだったとは、だれ一人考えてもみなかった。最初の2文字、具体的には「Login」の「Lo」を、UCLAのコンピュータ室でタイプ入力すると、ネットワークはクラッシュしてしまった。 それゆえ、最初のインターネットメッセージは、期せずして「Lo and behold(驚いたことに)」の最初の2文字と同じ「Lo」だったことになる。私たちは簡潔で強力、かつ予言的なメッセージを送信し…続きを読む

米DARPA、負傷戦士のためにスマート包帯を研究中
戦場ほど迅速で効果的な医療が重要な現場はない。DARPA(米国国防高等研究事業局)は、インテリジェント包帯を始めとする患者の要求を予測して自動的に処置するシステムを使って状況を改善しようと考えている。 通常の切り傷や擦り傷は、ちょっと保護してやるだけで、あとは人間の驚異的な免疫システムが引き受けてくれる。しかし兵士ははるかに深い傷を負うだけでなくその複雑な環境は治癒の妨げになるだけでなく予期せぬ結果を呼ぶ。 DARPAの組織再生のための生体電子工学プログラム(BETR)は、新たな治療方法と装置を開発し、「創傷の状況を細かくに追跡し、治…続きを読む

地球規模のカオスに隠されたパターンを抽出するAIを創るDARPA
複雑系の因果関係に関するもっとも有名な説明として、一匹の蝶が羽ばたくと、地球の裏側で台風が発生する、というものがある。その説明は思考を刺激してくれるかもしれないが、結局のところ役に立つことはない。われわれが本当に必要としているのは、1つの台風に注目したとき、それを引き起こした蝶がどれなのかを突き止めること。そして、できればその前に、その蝶が飛び立とうとするのを防ぐことだ。DARPA(米国防総省国防高等研究事業局)は、AIによってまさにそれが可能になるはずだと考えている。 この研究機関の新しいプログラムは、毎日のように発生する無数のでき…続きを読む
![[ビデオ]ふつうの円形の車輪が地形や地質に応じて三角形になる未来の軍用車両](/wp-content/uploads/2018/06/screen-shot-2018-06-25-at-6-29-08-pm-e1529979177329.png?w=210&h=158&crop=1)
[ビデオ]ふつうの円形の車輪が地形や地質に応じて三角形になる未来の軍用車両
DARPAは、そのGround X-Vehicle Technologies計画の一環として、未来的でしかも実用的な新しい軍用車両を披露した。イノベーションのひとつである構成を変えられるホイール・トラックは、カーネギーメロン大学のNational Robotics Engineering CenterとDARPAの共同開発だ。しかもそのホイール・トラックは、戦闘用車両を単なる武装を超えて生存性を強化するための設計要素の、ひとつだ。 ビデオでお分かりのように、構成を変えられる(reconfigurable, リコンフィギュラブル)ホイー…続きを読む

国防総省のDARPA研究所が改悪改竄ビデオを検出する技術で研究助成事業を展開
メンローパークの非営利研究団体SRI Internationalが、国防総省の研究機関DARPA(Defense Advanced Research Projects Agency)から、フェイクニュースと戦うための三つのプロジェクトを受託した。すなわちDARPAのMedia Forensics(メディア犯罪捜査)事業は、ビデオや写真がそのコンテンツを意図的に変えられていることを判定するツールを開発している。 そのようなコンテンツでもっとも悪名高いのが、“ディープフェイク(deepfakes)”と呼ばれているやつだ。通常それは、わいせ…続きを読む

DARPAは自律型ドローン群のための新しいアイデアを募集中
米国防総省の研究部門は、ドローン(無人機。必ずしも飛行するものだけとは限らない)の投入を真剣に検討している。しかも1機ずつではなく、連携した一群としての投入である。The Offensive Swarm-Enabled Tactics(OFFSET)プログラムは第2の「スプリント」(アイデア募集短期プロジェクト:OFFSETプログラムには全部で5回のスプリントが予定されている)を開始しようとするところだ。この期間に、その回のスプリントの中心テーマに基いたシステムの、ラピッドプロトタイプを募集する。この春のスプリントのテーマは「自律性」…続きを読む

電力をまったく消費せずに何年も眠り続けるセンサーが、事象が起きたときだけ目覚めて信号を送る
通常の電力や太陽光発電などが使えるところで、常時電源onのカメラを設置することは容易だが、自然の奥地とか地下などの特殊な環境では、電力を一滴も無駄にしたくない。そこでこのほどDARPAで開発された新しいタイプのセンサーは、検知すべき事象が実際に起きるまでは、電力をまったく消費しない。だから、電池を充電しなくても、何年でも現場に放置できる。 このようなセンサーは、廃炉になった原発の深くて長いトンネルの中とか、山奥の廃鉱などに設置すると、電源供給の苦労が要らない。そしてそこに何かが起きたら、直ちにそれを表すデータが送信される。それまでの電…続きを読む

DARPAが「チップレット(チップ構成部品)」を組み合わせてコンピューターを作るモジュール化を推進する
国防総省の研究計画部門(DARPA)は、モジュラーコンピューティングフレームワークの作成に向けた努力を公式に開始した。小さな「チップレット(chiplet:チップを構成する部品)」を組み合わせることによってチップを組み上げることを狙っている。このように奇妙なものを作り上げるには、皆の力を結集することが必要だとDARPAは考えている。実際「イノベーターたちに溢れた大きな集団が必要」なのだ。DARPAはいつも言葉で道を切り拓いて来た。 このプログラムは、昨年発表されたもので、正式名称はCommon Heterogeneous Integr…続きを読む

DARPAのXS-1宇宙往還機、ボーイングがプロトタイプの開発を受注
シアトルのボーイング本社ではシャンペンを抜いてお祝いしているに違いない。DARPA〔国防高等研究計画局〕のクールな宇宙往還機のプロトタイプの開発をボーイングが受注することに成功した。このプロジェクトを巡ってボーイング、ノースロップ・グラマン、Masten Space Systemsの3社が競争していた。 XS-1宇宙往還機は研究衛星、偵察衛星などを安価に低軌道に送り込めるようにするのが目的だ。最終的には一回の飛行コストを500万ドルに押さえ、年間最低10回飛行できるようにしたいという。 このプロジェクトはNASA,、空軍、民間企業のハ…続きを読む

飛行中のドローンを空中で捕まえるポータブルな離着陸装置DARPAのSideArm
軍用機のような形の固定翼ドローンは、離陸は容易だが着陸が難しい。そこでDARPAは、高速で飛行しているドローンを空中で捕まえるポータブルなドローン捕捉システムSideArmを開発した。 SideArmの基本的なアイデアは、航空母艦の甲板にあるフックシステムと似ている。あれを、上下逆さにしたような装置だ。 SideArmは輸送用コンテナに収まり、2人〜4人で組み立てられる。ドローンは同システムの水平状のレール・カタパルトを使って飛び立ち、着陸するときはレール下部にある捕捉機が、その真下を飛ぶドローンを捕まえる(下図)。 ドローンの背中に…続きを読む


